昨日のダルヴァザまでと違い、アシガバード間の道路はきれいだったなので、快適なドライブとなりました。途中で「泥のクレーター」と「水のクレーター」に立ち寄りましたが、絵的に地獄の門に見劣りするため、ここではカットします。火が消える可能性があるからといって、同じような観光名所を作り出すのは至難の業だろうなあ。
ところで、トルクメニスタンへの持ち込み規制で自動車に関するものが数多くありました。ドライバーの兄ちゃんに聞くと、実際その通りで、例えば現在輸入できるのは2019年以降に製造されたものとのこと。どこから輸入しているかというと、ドバイだそうです。しかしトルクメニスタンとドバイは国境を接していません。そこからのルートはというと、イランを陸路で経由するのだそうです。コンテナに積んで長距離を運んでくるのでしょうか。
それから、アシガバードでは白かシルバーの自動車でなければ登録できないとのこと。ほかの地域で登録した車であれば、ほかのカラーもありうるそうです。確かに地方だと青色やオレンジ色の古いヴォルガやジグリを見かけました。
僕たちの白いランドクルーザーは緑ナンバーなのですが、これは社用車で、個人所有の自動車は白ナンバーです。また黄ナンバーも存在し、これは一時的にトルクメニスタンに滞在している人の自動車に付けられるものだとのこと。
自動車関係で言うと、ドライバーの兄ちゃんは自前の自動車も白のランドクルーザーだとのことでしたが、半年から1年で買い替えているそうです。自分の車を仕事に使うこともあるため、地獄の門へ行くと傷むのが早いからだとか。「ドイツ車も中国車も日本車ほどタフじゃないよ。次もまたランドクルーザーを買うんだ」とのこと。
途中でガソリンスタンドに寄りましたが、ガソリン価格は1リットル1.5マナト。公定レートで計算して約0.4ドル(約60円)。闇レートなら0.07ドル(約10円)。計算ミスではと思うほどの驚異的な安さです。産油国であるロシアですら、レギュラーで60R前後(約94円)なので足元にも及びません。
ついでに光熱費について尋ねると、「電気代やガス代、水代を全部合わせても1年間で100ドル程度」だそうです(十中八九、闇レート換算かと思われます。彼らは普段利用する機会のある闇レート換算で価格を認識しているように見受けられます)。首都アシガバードは2021年に海外駐在員にとって最も物価の高い都市にランクインしているのですが(https://www.afpbb.com/articles/-/3353096)、もしかするとこれは、駐在員の場合何かをドル建てで支払っていたり、また統計を取る際に現地通貨での物価を公定レートで計算しているなど、現地の人々の生活とはまた別の指標が含まれているのかもしれません。
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