2019年8月15日木曜日

ジロカストラからティラナへバスで移動(アルバニア編)

 ジロカストラからベラト経由で首都ティラナへ移動しました!

 月曜日。今日はジロカストラGjirokastërを離れ、首都ティラナTiranëまで行き、代理店を訪問せねばならないのですが、(余裕をこいて)ベラトBeratを経由して向かおうと考えました。


 というわけで、前日にバスターミナルでベラト行きのバスを予約しておきました。


 事務所にはこんなふうに時刻表が出ています。


 これによると10:30発(一番端のガラスに表示)となっていますが、チケット購入時にスタッフから10:00に来るようにと言われました。

 時間厳守という意味なのかと思い、余裕をもってホテルからバスターミナルへ。この日も朝から暑かったので、途中のベーカリー兼お菓子屋さんに寄りました。出勤前の人たちが立ち寄って、コーヒーをテイクアウトしているので、それに倣います。

 アルバニアのお菓子屋さんはどこもかなりおしゃれです。


 アイスカプチーノを購入。150レクなり。ミルクの泡が生クリームに近いほど濃厚で、コーヒーはしっかりめ。苦みと甘さのバランスも良くて、このコーヒーはまた飲みたい!


 ベラト行きのミニバスが来たので乗り込んだものの、ここからだんだんスケジュールが狂い始めます。ブルーアイBlue eyeに行ったときは乗客が集まるまでだいぶ待ちましたが、時刻表で運行するバスものんびり。10:00集合、10:30出発の予定でしたが、実際にバスが出発したのは10:50でした。そして、乗車してから分かったのですが、ジロカストラからベラトまではフィエルFierを経由して向かうので、まっすぐ行くよりも1時間は余計に時間がかかることに。地図を見るとわかるのですが、青ルートは悪路かつ峠越えなんですよね。そんなわけで、フィエル経由でベラトに到着したのは14:00前でした。ティラナへも思った以上に移動時間がかかるかもしれません。まずいなあ。


 ベラト→ティラナはGoogleマップによると自動車で2時間半ほどかかるのですが、バスならドゥラスDurrësを経由するルートをとります(ここも山越えを避け、平野ルートが主要ルートのようです。アルバニアは全土が山がちなのを忘れていました)。さらに、ティラナでは会社訪問に加えて、翌日マケドニアへ行くチケットを購入するという重大な用事が。そしてこれが曲者で、ティラナ国際バスターミナルでは一括でチケットを買える売り場はなく、バスを運行する旅行会社に直接あたってみないといけないようなのです。営業時間が何時までかもよく分からないですが、早めに解決しておかねばなりません。


 ベラトのバスターミナルで尋ねたところ、ベラト→ティラナは30分に1本あるそうです。大事を取って、14:30のティラナ行きに乗車しました。400レクを車掌さんに支払います。座席は3分の2ほど埋まっていました。ここから2時間半の道程です。

 この大型バス、空調が一応あるものの、微弱な風しか来ません。ときどき乗降者がいるときドアが開いて風が吹き抜けるだけで、あとはサウナのようでした。今回の出張ではいろんなバスに乗りましたが、これが最も暑かった。

 南方面からの国内バスはティラナ中心部から離れたターミナルに着きます。歩くにはかなり長距離なので、ここから路線バスで中心部のスカンデルベグ広場へ行きます。


 ローカルバスの乗り場は、国内バスターミナルにはありません。地図の黄色い星印のあたりです。


 国内ターミナルを出て、さっき乗ってきたバスの進行方向へ歩きます。大きな十字路を直進して、ガソリンスタンドの少し先にバス停がありました。街路樹で見えにくいですが、こんなふうに表示があります。


 路線バスは頻繁に通ります。さっそくやってきたバスに乗車。番号は見えませんでしたが、車掌さんに「スカンデルベグ?」と聞くと、乗るようにとジェスチャーが。40レクを払うと乗車券をくれます。


 この道の突き当りがスカンデルベグ広場です。バスは青丸のあたり、突き当たって右折し少し進んだ位置で停車します。



 英雄スカンデルベグSkënderbeu。オスマン帝国支配に抵抗した15世紀の「英雄」です。ティラナに着いた実感が湧いてきました。(とはいえ、とっとと代理店に向かわねば…)

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