2017年8月31日木曜日

ウクライナの長距離列車3:キエフ発ドニプロ左岸行き(非インターシティ系)(2017年版)

 ウクライナの鉄道でインターシティ系統と国際列車を除くと、古くからある長距離列車(主に夜行)が残ります。今回はそのうち、終着点がドニプロ左岸に当たるものをリストアップしてみます(2017年夏バージョン)。尚、ここにはドニプロ右岸経由で、しかし終点は左岸である列車も含みます。またリストアップの順番はおよそ、北の路線から南の路線の順になっています。
*このほか臨時便がでたりします。また値段や時刻は出発日、上り下り等で変わりますのであくまで目安にしてください。

〇キエフКиїв-ネダンチチНеданчичі線

キエフ発 846Л: 1742-2210(0428)

三等座席約76G



〇キエフКиїв-スラヴティチСлавутич線

キエフ発 880К: 1220-1638(0418)*日曜のみ?
三等座席約70G



〇キエフКиїв-ショストカШостка線

キエフ発 778Л: 1339-1751(0412)
     784Л: 2058-0109(0411)
一等座席約140G、二等座席約80G、三等座席はない模様
「地域急行」と呼ばれています。



〇キエフКиїв-ハルキウХарків線(「北回り」)

キエフ発 776П: 0022-0827(0805)*日曜のみ?
三等座席約110G



〇キエフКиїв-ハルキウХарків線(「直行便」)

キエフ発 064K: 2222-0627(0845)
一等寝台約560-790G、二等寝台約280-380G、三等寝台約160-180G



〇キエフКиїв-ポルタヴァПолтава線(廃止)

〇キエフКиїв-クレメンチュクКременчук線

キエフ発 792Д: 1751-2220(0459)
三等座席100G
*ルートが変更になりました。


*昨年のルート



〇キエフКиїв-ルィスィチャンシクЛисичанськ線

キエフ発 134K: 2320-1520(1600)
一等寝台約800G、二等寝台約330G、三等寝台約140G



〇キエフКиїв-コスチャンティニウカКостянтинівка線(「ポルタヴァ経由直行便」)

キエフ発 126K: 2016-0812(1146)
一等寝台約620G、二等寝台約260G、三等寝台約120G




〇キエフКиїв-コスチャンティニウカКостянтинівка線(「スムィ、ハルキウ経由北回り」)

キエフ発 124K: 2118-1150(1432)
一等寝台約480G、二等寝台約210G、三等寝台約130G



〇キエフКиїв-ザポリッジャЗапоріжжя線

キエフ発 K072: 1917-0750
一等寝台約450-710G、二等寝台約200-330G、三等寝台約120-160G

*マリウポリ行き、ノヴォアレクシーウカ行きもザポリッジャを通ります。
*去年とルートが変更されています。


(2016年のルート)



〇キエフКиїв-マリウポリМаріуполь線(日によってЗапоріжжя線を延長)(アゾフ号)

キエフ発 084K: 1637-1115(1838)
一等寝台約560G、二等寝台約240G、三等寝台約150G





〇キエフКиїв-ベルジャンシクБердянськ線

キエフ発 228K: 1907-1010(1503)
一等寝台約670G、二等寝台約310G、三等寝台約170G




〇キエフКиїв-ノヴォオレクシーウカНовоолексіївка線

キエフ発 012К: 1945-0808(1223)
     080О; 2300-1330(1430)
一等寝台約670-750G、二等寝台約280-410G、三等寝台約170-180G





〇キエフКиїв-ヘニチェシクГенічеськ線

キエフ発 072О: 1917-1221(1704)*土曜のみ?
一等寝台約670G、二等寝台約280G、三等寝台約170G
*ルート変更になりました。







昨年のルート。


*恐らく、このヘニチェシク行き、ノヴォオレクシーフカ行きは、クリミアがウクライナに戻ることがあれば、シンフェローポリまで通じることになるのでしょう。

(2017.8.30)

(Запорожье, Киев, Мариуполь, Неданчичи, Полтава, скорый поезд, Сумы, Харьков, Чернигов, )

2017年8月19日土曜日

キシナウ・オデッサ線の増便

 キシナウChișinau・オデッサОдеса線が、これまでの週末2往復ダイヤ(土日)から週4往復ダイヤ(木〜日)に変わるそうです。最近、ウクライナとモルドヴァは物流の流れを良くしようとしているので、その一環でしょうか。
 


 停車駅はベンデリ2Бендери-2、ティラスピリТираспіль, クチュルハンКучурган、ロズジリナ1Роздільна-1、料金は 280Gとのこと。
 この時期だけでなく、冬まで週4本だといいのですが・・・。
 尚、時刻はキシナウ0811→オデッサ1225、オデッサ1600→キシナウ2020ですね。


 ウクライナ鉄道、モルドヴァ鉄道の両頁で確認できます!

2017年8月17日木曜日

ズドルブニウから(コーヴェリ経由)ヘウム行きの新列車の設定

 今年6月からウクライナ人はビザなしでEUに渡航できるようになりました。その関連でしょうか、同月からコーヴェリКовельとポーランドのヘウムChełm/Холмとの間で国際列車が設定されていました。それが今度は、この路線がさらに延びてズドルブニウЗдолбунівからヘウム行きの新列車が設定(8月24日開通)されました(ウクライナ国鉄頁より)。


 ズドルブニウからリウネРівне、キヴェルツィКіверці、コーヴェリ、そして国境を越えてヘウムまで結ぶとのこと。
 


・ズドルブニウ(0900)-リウネ(0913/0919)-キヴェルツィ(1013/1020)-コーヴェリ(1140/1153)-ヘウム(1341)
・ヘウム(1451)-コーヴェリ(1840/1857)--キヴェルツィ(2003/2009)-リウネ(2101/2107)-ズドルブニウ(2205)

 しかしこの区間、軌道はどうなっているのでしょうかね。
 コーヴェリからヘウムまではポーランドの標準軌を使えるのでいいのですが、さらにウクライナ側に列車の行き先を伸ばした場合の運用は謎。ウクライナの広軌は確か、ポーランド国境のヤホディンЯгодинまでで終わっていたはずなので、今回、もしかすると、ウクライナの広軌をさらにヘウムまで伸ばしたのかもしれませんね。はたまた軌間変更可能な車両SUW2000の登場か。

2017年8月14日月曜日

キエフ・プシェムィシル線(南回り)増便

 旅行に行けない不満を解消シリーズです。
 来週から、以前に紹介しましたキエフКиївとプシェムィシルPrzemyśl(ポーランド)を結ぶインターシティが1往復増えるそうです。


 ただ経由地はこれまでのルートと異なって南回り。所要時間は北回りが7時間37分(0600-1237)なのに対し、新設の南回り線は9時間13分(0652-1505)。新設線はヴィンヌィツャなどの大都市を経由するとは言え、通しで終着まで行くのなら、やっぱり北回りだよねえ。
 時刻表は「ウクライナ国鉄」のページから引用です。
 新設の南回り線。
 

 こちらは既存の北回り。


 まあ、座席数が増えるという意味ではいいことなのですが、主要都市に行く人は、既存の列車で十分なようにも思えますねえ。素人考えですが。
 

2017年8月12日土曜日

ロシア連邦保安庁へのSNS利用者情報の提供

 まあこのご時世だからでしょうか。通信省Минкомсвязиが保有しているヤンデクスやアドノクラスニキ、フ・コンタクチェなどの利用者情報が、ロシア連邦保安局ФСБの捜査に伴って情報提供の要請があった場合にこれに応じなければならなくなるということ。名前や居住地、パスポート番号、電話番号、IPアドレス、ログイン情報などが対象とのこと。リア・ノヴォスチ辺りの情報だと、ユーザーとの間で受け渡しされたファイルも対象とのこと。いやだなあ。
 まあどこもうるさく(そしてきな臭く)なってきましたねえ。



 そういや、携帯番号取得時、いい加減に住所を登録したけれど、そっちは大丈夫だったのだろうか。

アルメニア編その2 エレバン探訪(part2)

漬物屋。キャベツ丸ごとがでかい。 スパイス各種。 野菜コーナーにて突然のしめじ。   ・鉄道駅横の市場(営業時間6:00~9:00) 地元の人々が通う生鮮市場を見たいならここもありです。駅舎に向かって右側にある体育館のような巨大な建物とその周辺で青果や魚、チーズ、スパイスなどを売...