2020年12月27日日曜日

МЦД-3はいつ開通?

 昨年秋にМЦД−1と2が開通しましたが、引き続いてのМЦД-3について、モスクワ州のヴォロヴィヨフ知事がメディアに開通の見通しを話したとのこと。しかし、どうも新聞社により違う日時が挙げられていて、どちらかが間違えているのでしょう。2021年とする発言があったとするものと2023年とする発言があったとするものと、両方があり結局よく分かりません。

 なお、МЦД-3はクリュコヴォКрюковоとラメンスコエРаменскоеを結ぶ路線です。ちなみにこちらがWikiのページです。




2020年12月25日金曜日

断捨離の後でご利用ください。モスクワで不用品を寄付できる場所。



 コロナの新規感染者が増えてきて、外出しにくさを感じるようになりました。春の外出禁止の頃のような厳しさはありませんが、出かけにくい反動で、自宅の掃除や断捨離を半年ぶりに徹底的にやりました。すると最近出番が少なかった、まだ使えるので捨てるべきか迷う物がぼちぼち出てきました。普段、不用品はマンションのごみステーションに捨てるだけなのですが、本音を言えば、まだ使える物は、せっかくなら生ごみやなんかと一緒くたに袋に詰められ焼却されるよりは、必要としている人のところでセカンドライフを歩んでほしい。

 昔は集合住宅の玄関前に不用品や古本が置いてあり、欲しい人が持って行くというのがありましたが、さすがに今の住まいでは見たことがありません。どうしようかと考えあぐねていたところ、町中にチャリティー団体の運営する寄付ボックスがあるのを発見しました。

 1軒目は「フタロエ・ディハニエ(第二の息吹)Второе дыхание」。https://shop.vtoroe.ru/
回収ボックスは地図の青の丸の位置にあります。



 この団体では衣服、鞄、靴、マフラーや帽子、ネクタイなどを回収してもらえます。欠陥箇所があれば修理して、そのまま使える物と一緒に福祉施設に渡したり、モスクワ市内に4軒ある直営のチャリティーショップで販売したりされます。修理不可能なものは加工工場へ。そのためどんな状態の物でも回収できるそうですが、本当かなあ。



 このボックスに入れるだけ。僕が行った場所は「ラ・モーダLa moda」という通販会社の小包の発送・受取をするブース内だったので、居合わせた店員さんに渡して終了。こうや君は、使用感はあるもののどこも壊れていない不用品を出しました。

 2軒目は「ドーブルィエ・ヴェーシ(親切な物)Добрые вещи」。https://dobrove.ru/


 ここも回収ボックスはかなりたくさんあります。それからこの団体は依頼すると無料で自宅まで回収に来てくれるので、量が多い場合は便利です。

 実物を確認したかったのですが、行った先のボックスは敷居の高そうなセレクトショップの中にあって、オーラに負けて断念。写真はdaily.afisha.ruよりお借りしました。

 こちらはそのまま使える、コンディションのいい物のみの回収です。衣服や鞄のほか、シーツや毛布、クッション、子供用玩具も扱っています。ここで回収されたものは同団体のパートナー会社のセカンドハンドショップに卸され、子供の多い家庭や片親家庭など経済的に苦しい人々や障害を持つ人々などに低価格で提供されるそうです。また同団体は病気の子供たちへの支援プロジェクトもやっていて、売り上げは彼らへの援助にもなります。

 3軒目は「ラフカ・ラドスチェイ(喜びの店)Лавка радостей」https://radostey.lavkafond.ru/
ここは市内3か所の店舗で不用品を受け付けています。衣服のほか、使用可能な状態の家電製品や食器も回収してもらえます。



 所在地は地図の上から、
・地下鉄ツヴェトノイ・ブリヴァール駅
Малый Сухаревский пер., д. 7/ Maly Sukharevsky pereulok 7
・地下鉄クラスヌィエ・ヴォロータまたはクルスカヤ駅
ул. Покровка, д. 45 стр. 4/Pokrovskaya ulitsa 45 c4
・地下鉄パルク・クリトゥールィ駅
ул. Тимура Фрунзе д. 11 стр. 44/Ulitsa Timura Frunze 11 c44

ツヴェトノイ・ブリヴァールの店舗はこんな感じでした。


 一番奥にレジがあるので、そこの店員さんに渡すだけです。僕が行った時はプラスチック製の玩具を持ってきた人がいました。接客中だったためか、店員さんは特にその場で状態をチェックするわけでもなく、「置いていってください」という感じ。
 今回はアクセスしやすい場所にある3軒をご紹介しましたが、ほかにも例えばゴーリキー公園内にも回収コンテナがあるらしいです。SNSで募集している慈善団体もあります。機会があれば利用してみては。

2020年12月22日火曜日

年末が近づいて

 日ロ間のフライトが復活したのは大変ありがたいのですが、この感染者数なのに、その気になれば観光ビザだって取得できて渡航できるというのは恐ろしいことです・・・

 それはさておき、来年の7-9月に新しいサプサンの車両が入り、寝台に変形するクペ車両が入るとのこと。完全にグースカ眠ることが出来る模様です。

 最後は少し前のミャスニツカヤ通り。こちらのお店は、知っている人もいるのではないかと思います。



2020年12月15日火曜日

ペテルブルク・カリーニングラード線、時間短縮

 
 ニュースでやっていたのですが、ペテルブルクとカリーニングラードを結ぶ列車が1月14日からラトヴィア経由になり(現在はリトアニア及びベラルーシを経由)、その結果、カリーニングラード行きが二時間短縮で運行出来るようになるとのこと(ペテル10:13発-カリーニングラード13:13着)。

 詳しいルートが記されていませんが、これまでペテルから南下してヴィテプスク・ミンスク・リトアニア経由だったものが、ベラルーシを経由せずにラトヴィア・リトアニア経由で進むことになるようですね。


 尚、記事とは無関係ですが、綺麗に撮れたので、モスクワの某箇所の20日ほど前の写真をアップしておきます。分かる人はどこだか分かるでしょう。ただし、当てても賞品はありません。

2020年12月14日月曜日

ヴァルダイへの旅④ほぼモスクワへの帰路

  ヴァルダイの旅の最終回です。帰路の話ばかりになってしまいました。すみません。

 金色の丸屋根がイヴェルスキー大聖堂。このほかに修道院付属の博物館もあります。

 修道士の居住スペースや畑が続きます。中世なら荘園ですが、今は農奴なんかいません。



 さて、雪がちらつく寒さになり、早めにタクシーを呼ぶことにしました。

 帰りのタクシーは行きと同じ会社に電話して来てもらいました。

 連絡先はここです。«ドーブロエ・タクシー Доброе такси» +7 (8162) 60-40-80

 

 こちらも15分ほどで配車されて220R。鉄道駅で降ろしてもらいます。

 

 ヴァルダイ駅の中はこんな様子。



 ヴァルダイ発着の近郊列車の時刻表。少ない・・・



 ずっと停車していたラストチカさん。



 やっと乗車できました。黒いシート、初めて見ます。



 帰りのボロゴエБологое/Bologoe駅。



 今度こそ、駅舎の中へ。地下通路第3ホームの通路が駅舎につながっています。



 入って右手の部屋がチケット売り場。その隣に時刻表。こちらは近郊列車です。さすがは幹線の駅。



 続いて長距離列車。セヴァストポリ行きがあるぜ。 



 入り口から左手には待合室があります。コーヒーの自販機あり。



 これから出発する列車。



 サンクトペテルブルグ→モスクワのサプサン。19:10発。こちらも、直前のラストチカほどではありませんが、比較的乗客は少なめで僕の周囲にはいませんでした。



 21:03にモスクワ・レニングラード駅に到着しました。この時間にモスクワに到着すると自宅でゆっくり休めていいですね。早く熱い風呂に入りたい。

2020年12月9日水曜日

来年秋までヨーロッパには出られない?

  ロシア旅行会社同盟(とでも訳すのか?)のトップпрезидент Российского союза туриндустрии)のアンドレイ・イグナチェフ氏の見通しで、ロシア人のヨーロッパ行きは、早くても2021年9月まで無理だろうとのこと。この同盟にはロシアの3000社以上の旅行会社が加盟しているとのことですが、なかなか厳しい見通しです。仮に現在急ピッチで行われているワクチン接種が効果を上げても、だからといって国外にすぐ出られるというわけでもなさそうですね。

 本日はロシアで26000人が罹患。もう自宅で脳内旅行しかない・・・

2020年12月6日日曜日

ヴァルダイへの旅③イヴェルスキー修道院に(一歩)踏み込む

 ロシアで一般市民へのコロナワクチンの接種が始まりました。ニュースで見る限り、皆さんまあ普通に摂取しているようですが、本当の気持ちはどうなんですかねえ。また、本当に効くのですかねえ。効けばいいのですが。

 さて、ヴァルダイВалдай行きの続きです。

 初めて「ヴァルダイ」という名称が歴史に登場したのは1140~1151年で、ノヴゴロドの白樺文書に記録があるらしい。その後、宮殿付属の村になり、1770年に町として登記されたとのこと。この地で製造される鐘がロシア全国で知られています。詩人のプーシキンやロシア写実主義の画家セロフなどが滞在したのだとさ(とガイドブックの受け売り)。


 湖に近づきます。命を与える三位一体聖堂Собор Тройцы Живоначальной。
 

 ヴァルダイ湖。カモメの水兵さんとカモがたくさん。


対岸にイヴェルスキー修道院が見えます。次に目指すはあそこだ!

 その前に昼食を。腹が減っては戦は出来ぬ。
 ヴァルダイ湖前にある「メスト(場所)。ヴァルダイМесто. Валдай/Mesto Valday」でランチセットを取りました。サラダ、スープ、パン、メイン、コンポートがつきで250R。どの料理もなかなかのものでした。また、湖を一望しながらゆっくり過ごせます。しかもスペースがかなり広く、席の間隔も相当開いていて、清潔です。


 さて、イヴェルスキー修道院へはタクシー一択。カフェで聞いたところ、近くにタクシー会社があり、そこから乗れると教えてもらいました。ウラルトゥというカフェの向かいにあるというので、そこに行ってみます。


 元の地図上に表示がないので書きこめなかったのですが、実際の建物はこちら。三角屋根の小さな建物がタクシー会社です。

(ヤンデックス地図より)

 約10キロの道のりを15分ほどで到着。料金は220Rでした。修道院にはこの門から中に入ります。



 その向こうには別の門があります。こちらも直進。


 修道院内の地図。敷地はかなり広いのですが、このときは一番奥にあるイヴェルスキー大聖堂Иверский соборしか開いていませんでした(下図黄色の屋根のお堂)。


(続く)

2020年12月1日火曜日

ヴァルダイへの旅②(モスクワから鉄道とバスで)(実践編)

 某日。ついに決行しました。今回はサプサンСапсон/Sapsan。モスクワ・レニングラード駅を6:50に出て、ボロゴエБологое/Borogoeで乗り換えてヴァルダイВалдай/Valdaiへ向かいます。

 実は別の日にモスクワからトヴェリТверь/Tver'に出てバスでヴァルダイへ向かうルートに挑戦したのです。が、トヴェリまでは出られたものの、トヴェリ→ヴァルダイのバスはすでに全席完売で立ち往生。仕方なくこの日はモスクワにとんぼ返りする羽目になったのでした。

 しかも、モスクワ-トヴェリ間のラストチカは減便されていて、結果的に乗車率が高いような。そして料金の安い近郊列車はマスク着用率が低い!市内の地下鉄やバスと同じくらい、つまりどんなにサバを読んでも全体の半数(本当は3人に2人くらい)はマスクをしていません。

 それから、これは僕個人の感覚ですが、マスクをしない人ほど咳をしている気がするんですよねえ。できれば、あまり乗りたくありません。

 サプサンの方は、時間帯や曜日によって空席状況や運賃に大幅な差があるものの、比較的空いている日もあるようです。空いている日であっても、トヴェリからバスで行くより運賃は2倍近くかかるのですが、いま時代はルーブル安。ここは外貨パワーに頼ることに。

 こうして選んだサプサンですが、車内ではアルコール消毒のお手拭きとマスクが配られます。周囲を見ても、さすがに全員がマスクを着用していますね。

 ボロゴエで乗り換えます。




 ここで次の列車までの時間を潰すため町に出ました。ところで、駅舎に入りたかったのですが、表示にしたがって連絡通路を通ったら、駅舎に入ることなく路上に出てしまいました。なぜだ……帰りにもう一度トライしてみよう。

 出口はここ。


 実は、上の写真の通路のほかに、プラットフォームの反対側に地下通路があり、そこから駅舎やローカルバスの乗り場に出られます。
 乗り換え時間が2時間もあるので、街中を一通り歩いてみました。教会や古い建物もこの道沿い、特に駅を出てから吊り橋までの間に集中しています。



 つり橋はけっこう揺れます。このつり橋の向こうは、前半は道があったのですが、後半はこれから舗装する用意をしていたのか土壌が掘り起こされていて歩きにくく、思った以上に時間を食ってしまいました。

 途中から急ぎ足。鉄道駅はこの向こうです。今度はバスターミナル前広場を突っ切ります。
 

 右手にバス停がありました。ここから出発する近郊バスの時刻表です。


 プラットホームに急ぎます。地下道を進みます。


 プラットホーム、駅舎、町への出口とも、この地下道を通れば行けたのですね。とりあえず、プラットホームに急ぎます。構内放送がずっと流れていて、僕の列車は4番ホームから。

 11:05ボロゴエ発のヴァルダイ行きに乗車。ラストチカで、こちらも快適です。そして全然乗客がいません。1車両に2~5人くらいです。ラッキー!



 11:53ヴァルダイ着。


 駅前は道路と林。客引きのタクシーはいます。徒歩の場合、しばらく道路を直進すると町に出ます。墓地の横を通過するので、真夜中に到着する夜行列車でここに来たら超怖そう…。
(続きます)

アルメニア編その2 エレバン探訪(part2)

漬物屋。キャベツ丸ごとがでかい。 スパイス各種。 野菜コーナーにて突然のしめじ。   ・鉄道駅横の市場(営業時間6:00~9:00) 地元の人々が通う生鮮市場を見たいならここもありです。駅舎に向かって右側にある体育館のような巨大な建物とその周辺で青果や魚、チーズ、スパイスなどを売...