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2026年5月17日日曜日

グロズヌィ駅がハラール基準ゲット

 チェチェンのグロズヌィ駅が、ロシア・ムフティー協会から「ハラール」の基準を得たとのこと。ロシア鉄道の駅としては初めてらしい。

https://vz.ru/news/2026/5/15/1419337.html (労働新聞より)

 しかし、話はズレますが、ムスリムの人って、「アレ」を総じてどう考えているのだろう。スラブ人の一体性を論じられても、ピンとこないし、他人事(北コーカサスは別として)かも。ただ、ヴォルガ流域のムスリム地域にもウクライナから長距離ドローンなどが襲来しているから、そうでもないのだろうか。

写真も「労働新聞」から。


2026年3月8日日曜日

ベトナム・ハノイ出張三日目

 モスクワで生じているゴタゴタに時折メールで対応しながら、こちらの仕事もこなしております。モスクワでは、ある部署が負担が大きすぎると言って仕事を放棄しているとのことで、ちょっと大変なことになっております。

 それはさておき、南国のハノイでの仕事はすこぶる順調で、今日も午前中に仕事にけりを付け、A子の計画に基づき、安いGrabタクシーを使いながら観光地めぐり。

 

ホアロー収容所。清仏戦争の10年後くらいにフランスが建てた収容所で、そのままベトナム戦争後に博物館に。なかにはギロチンの現物や、ちょっとエグくて公開できないさらし首の写真、他にも死刑囚が入った個室(ベッドに足かせで固定されたまま過ごす)といった残虐極まりない施設で、仮に日本が開国せずに戦争で負けていたら、こんなことになっていたのかもと思いをはせてしまいました。その意味では和親条約を結んだ井伊直弼は偉大だった。

ギロチン現物。首が切れると前の金属のカゴに首が落ちるようです。

A子が疲れたというので途中で立ち寄った喫茶店のコーヒー。下の方が練乳か何かで甘くなっているベトナム式でした。完全に主導権を握られているのですが、普段の仕事ではそうでもないのですよ。

これもA子主導で、レイル・ストリートという一日4本程度だけが通過する商店街がありますがそこで列車に鉢合わせ。まあ、感覚的には町中を走る江ノ電に近いですが、道が狭いので、皆さんはホントにギリギリでよけているのです。

西湖の「砂州」にあるチャンコックグー(鎮国)寺の仏塔。五重塔の原型なんですかねえ。

ロシアでもあまり見かけなくなったレーニンさん。公園にて。ちなみに公園ではチェスではなく、中国式(?)の将棋や謎のカードゲームをたしなむオジさんたちがたむろ。

帰国が迫りハノイ駅へ。ここから空港へのバスがでます。バス停は写真の奥の方です。

ハノイからサイゴン行きの鉄道時刻表。二泊かかるのですねえ。

逆方向も。


86番バスの時刻表と停車場案内。しかし、実際に乗ると、最後は国内線ターミナル(T1)が先、国際線ターミナル(T2)があとでした。気をつけましょう。

あまり金で最後の食事。ああ、モスクワは寒いのだろうなあ、帰りたくなくなってきました。ゴタゴタもあるし。A子の積極性と、相変わらずの小僧の頼りなさを再発見できた出張でした。
しかし、読み返してみると、ただの観光案内ですな。

2026年2月4日水曜日

再開:キシナウ・オデサ線

 小ネタですが、2022年の軍事作戦以来運行休止状態だったオデサ・キシナウ線が復活するとのこと。(https://visitukraine.today/blog/7512/international-train-odessa-chisinau-resumed-for-the-first-time-since-2022-details?


  ロシア軍は少しずつ西に迫っているけれど、大丈夫なのかしらん。

2026年1月24日土曜日

キシナウ・ヤシ線の続報他

 以前お伝えしたニュースの続報ともう一つニュース。20日にモルドヴァとルーマニアでインフラ整備の合意がなされたとのこと。ルーマニアのガラツとモルドヴァのカーフルの連絡路(赤色)の新設、カンテミルからルーマニアへの線路(緑)の再開通、ヤシ・ウンゲニ(青の国境付近)の欧州軌間での電化開通をめざすとのこと。モルドヴァがEU加盟に向けて進んでいることが背景にあるとのこと。

 しかし、また親露派が選挙で勝ったらどうなるのだろう。取りやめか。



 

2026年1月8日木曜日

事故から復旧(速報)

 二日前にシベリア(ゴンジャ・グダチ間)で起こった貨物列車の大脱線事故。ようやく復旧したとのニュースあり。35両が脱線というので、なかなかの大事故。石炭輸送の貨車が多かった模様。(写真はヤンデクスから)。



 

2025年12月28日日曜日

2026年のモスクワ公共交通機関の運賃改定

 毎年値上がりする公共交通機関の運賃ですが、しばらく前に来年の料金が公表されました。

https://www.rbc.ru/rbcfreenews/692751379a7947c716bbf323?ysclid=mja4a7tk2s360027209

 

 公式情報は以下(ロシア国外からは要VPN

https://mosmetro.ru/news/details/8371?ysclid=mja406g65r545708066

ご参考までに、202561日以降の運賃一覧はこちら。

https://www.mosmetro.ru/payment/tickets/troyka

 

 簡単に整理すると、モスクワ中心部(МЦД(モスクワ中央経線)郊外エリアを除く)の主な料金はこうなるとのこと。

ICカード「トロイカ」で1回乗車(地上の交通機関/МЦД+地下鉄) 67R75R 

90分有効(地上の交通機関とМЦД+地下鉄で乗り継ぐ場合)  100R112R

フェイスペイ(МЦД+地下鉄) 63R71R

共通1回券  80R90R 

共通2回券  160R180R

1日券 375R415R

3日券 720R800R

30日券 3160R3460R

90日券 7650R8450R

 

 円安のため1R2円近くになっているので、1回乗車が約150円というのは、昔と比較するとずいぶん高くなりました。

 

 2026年は付加価値税が20%から22%に引き上げられますし、通常年に1度の光熱費の値上がりが2度予定されています。物価はそれ以上に値上がりしていますし、一般のロシア人は皆どうやってしのいでいるんだろう。

 

2025年12月22日月曜日

新型クラスナヤ・ストレーラ(赤い矢)号、発進!

僕はまだ現物を見ていないのですが、ニュースで記事になっていました。 https://news.rambler.ru/moscow_city/55787892-obnovlennaya-krasnaya-strela-nachinaet-kursirovat-mezhdu-peterburgom-i-moskvoy/


モスクワ23時55分発で8時間でピーテルに到着。ベッド幅が大きくなり、各車両のベッド数も四つ(クペ一つ分?)増えたとのこと。一度は乗ってみたい。しかしサプサンを選んだ方が早く着くのですよね。寝台列車で感じることの出来る郷愁もいいのですが。

2025年12月10日水曜日

オムスク・アスタナ間運行列車新設

 https://www.trend.az/casia/kazakhstan/4125207.html によると12月14日からロシアのオムスクとカザフスタンのアスタナ間で列車が新設されるとのこと。週三便(火金日)だそうです。10月からはモスクワ・アルマティも復活したとのことで、今回の便は補充便の役割を果たすのだそうです。やはり中央アジアとの絆は強いなあ。

写真は上記ウェブ頁から。

2025年11月28日金曜日

標準軌のウシホロド延伸、ヤシでの台車交換設備の設置(恐らく)

フォローできていなかったのですが、チョプ・ウシホロド間に標準軌の線路が引かれ、10月から運用が開始されているとのこと(https://www.jetro.go.jp/biznews/2025/10/b4f87aae145f8ac9.html?utm_source=chatgpt.com)。これでウシホロドまで行けば、ウィーンやブラチスラヴァまでの直通列車に乗れるとのこと。いやあ、自然な成り行きですが、一抹の寂しさを感じるなあ。

加えて、ヤシ経由(つまりモルドヴァ経由)で、24時間かけてキーウ(キエフ)・ブカレストを結ぶ列車が新規運行を開始したとのこと。かつてのチェルニウツィ経由のルートがどうなったのかはよくわからないのですが、ヤシで台車を標準軌に代えるのでしょうか。詳細を知りたいけど・・・よくわからないのですよ。

2025年11月20日木曜日

ロシア鉄道アプリでカスペルスキーへの特定データ提供が事実上義務化

先日ロシア鉄道のアプリでチケットを予約しようとしたところ、「予約手続きを完了できません。セキュリティサービスへのデータ送信がオフになっていないか確認してください」というメッセージが出てきました。

 

 

数日前までこんな表示はなかったと思い、指示通り確認してみました。

オフになっているので、とりあえずタップしてみます。

次に出てきた画面が以下です。

 


 一部抄訳すると、「オペレーションの安全確保及び詐欺行為防止のため、ロシア鉄道はカスペルスキーに携帯電話の型番、OSのバージョン、端末識別番号、ネットワーク接続に関するデータを送信する権利を有する。

 送信されるのは上述の端末及びネットワーク接続に関するシステムデータのみである。一切の移動に関するデータ、アカウント所有者又は乗客の個人データはカスペルスキーに送信されない。」(とのこと)

 

その下に、「いつでもオフにできる」 とありますが、オンにしなければ購入できないので、これは選択ではなく強制ではないですかね。機種変更する機会は少ないので、一度送信したら本人を特定するのは簡単だろうなあ。外国人の場合、この春SIMカードをゴスウスルーギに登録することが義務付けられた中で端末識別番号もSIMカードと連携して登録されているので、上記データの少なくとも一部はすでに国に把握されていますが、上記はその対象外のロシア人まで網羅するための措置なのでしょう。ITのプロが見たらもっと多くのことが分かりそうですが、うーん。

 

もしかしたら、しばらくしたら再度の仕様変更で解消されるかもしれませんし、あくまで現時点での状態ということで。ちなみに有人の券売所やロシア鉄道ウェブサイトで購入する場合は、上記は関係ありません。 

 

2025年11月13日木曜日

ロシア鉄道、トイレットペーパー使用量は1人当たり5cmを基準に

先日、某所で長距離列車に乗ったときのこと。

車掌が乗客のところを回って来ました。曰く「トイレをもっと丁寧に使ってください。すでに3度も清掃しているんです。それからトイレットペーパーがなくなりました。終点に着くまで補充はありません。途中の駅で店に行って買ってくることもできません」と説明。終点に着くのは翌朝で、まだまだ時間がかかるのですが。

 

しかし、数時間後には、一応どこかからトイレットペーパーは補充されており、最悪の事態は免れていました。

 

この列車、ほかにも様々なトラブルが発生し、車掌の堪忍袋の緒の強靭度をテストしているのか、下車後に辞めてしまわないかと、やや心配になるほどでした。これまで何度もロシア鉄道に乗ってきたこうやくんから見ても、特別きついのに当たってしまった気がします。しかし、トイレットペーパーは長距離列車にないわけにいきませんし、ましてや全行程の半分も行っていないのに切れるなんて、ストックが少なすぎるのではと、奇妙に思っていました。

 

そんな矢先、実際に関係があるかどうか不明ですが、こんなニュースを見かけました。https://x.com/SA61W/status/1985287833297223691

ロシア鉄道の車掌が動画で語っているのですが、ロシア鉄道は衛生用品の基準を削減したとのこと。これまでトイレットペーパーの数量を乗客1人当たり20cm、便座シート120人当たり50枚で計算していたところ、「最適化」によりトイレットペーパー使用量が1人当たり5cmになったといいます。あるとき、とある車両でトイレットペーパーがなくなったので、(動画の人物とは別の)車掌がどこかの駅で補充するため申請を上司に出したところ、上司はそれを拒否し、補充してもらえなかったそうです。到着すると、上司と車掌は事情聴取のため呼びだされ、最終的にトイレットペーパー不足は車掌に非があるということにされたとのこと。この事件がその後どう終結したのか、動画の車掌はまだ知らないのでこれから確認すると言っています。

 

僕が遭遇した件が上記事情と関係しているかは不明です。しかし、もしこの車掌が言うようなことが起きているのだとしたら、心ある車掌たちがつぶれてしまうのではないでしょうか。昔のように客対応のひどい車掌はさすがにもう長いこと見かけませんし、どんなに難しい乗客でも、どんなに古い車両でも、可能な限り対処してくれる、頼りになる存在です。かと言って上司の言うとおりにすれば、乗客がロシア鉄道はサービスが低下したと苦情を訴えるでしょうし、それも車掌が悪いことにされそう。サービスの悪さまで、昔に逆行してほしくないなあ。

 

僕の利用した列車の車掌氏のプロフェッショナリズムに感謝しつつ、いい人たちが働き続けられることを願います。

2025年11月8日土曜日

ドネツクとロストフ・ナ・ドヌーとを直接結ぶ列車の設定

 Don24.ruによると、これまで直行がなく、乗換(ウスペンスカヤ経由)で連絡していたロシア・旧ドネツク人民共和国間にとうとう直行の列車が設定されるとのこと。正確には「ロシア側」はロストフかタガンローグ行きになる模様。バス以外にも直行便が出来ると、そのうち、モスクワ発の列車も設定されそうですね。ポクロウシク辺りがロシアの占領下に置かれると、ドネツクはもう安全圏と判断されたのかも知れませんね。(写真は Don24.ruから)


2025年11月6日木曜日

ペルミ鉄道駅の乗り場に気をつけろ!

先日の出張時の時のこと。


 ペルミからモスクワ行きの列車に乗車したときのこと。ペルミ-2鉄道駅でいつものようにプラットフォームの番号を確認し、そこに向かいました。


 駅舎内には「ゴルノザヴォツク方面」と「主要方面」の二つの表示があります。「ゴルノザヴォツク方面1番プラットフォームへ」という看板と、「主要方面へ」という看板を見た僕は、2番プラットフォームを目指して「主要方面」乗り場に向かいました。しかし、すでに停車しているはずの時間になっても、2番プラットフォームには列車が見当たりません。周囲の人々に尋ねたところ、どの方面かと聞かれました。どうやらゴルノザヴォツク方面にも2番ホームがあるらしい。そして彼らは「モスクワ行き」がどちらの方面かはよく知らないようです。

 

 ペルミ-2鉄道駅は駅舎を挟んで左右に線路が敷設されていて、それぞれに1から番号が振られているのです。駅舎に戻り鉄道職員に確認したところ、モスクワ行きはゴルノザヴォツク方面のプラットフォームに停車しているとのこと。向かってみると、こういう時に限って列車の車両数が多く、しかも自分の車両の停車位置が遠いのはお約束。加えて今回の列車は長すぎて、プラットフォームからはみ出していました。出発時刻が迫っていたこともあってか、一つ手前の車両の車掌が、「あちらはもうプラットフォームがないので、ここから乗ってください」と案内してくれました。

 

トヴェリ以来の、乗り遅れそうになる危機でした。これでもう失敗しないぜ!

 

最後に、ペルミ-2鉄道駅の時刻表。

2025年10月27日月曜日

バルト三国の鉄道改軌計画

鉄道ニュース(https://www.globalrailwayreview.com/news/232258/e295-5-million-eu-grant-boosts-rail-baltica-construction-progress-across-estonia-latvia-and-lithuania/?utm_source) によると、バルト三国を縦断し欧州鉄道網と接続を図る大型プロジェクト「Rail Baltica」が、約 €2.955億(29.55億ユーロ) のEU助成金(European Commission 等を通じて)を確保したとのこと。従来ロシア軌間(旧ソ連軌間)を主に使用してきた地域において、欧州規格軌(標準軌)‐高速鉄道網への統合を図るという戦略的インフラ整備らしいです。

まあこんな時代だから仕方がないのですが、旧ソ連地域にモスクワから列車一本で簡単に行けなくなる(台車交換が必要)のは残念。



2025年10月11日土曜日

インド洋からテルメズまで(鉄道建設協定の話)

 ジェトロ(https://www.jetro.go.jp/biznews/2025/07/c93ccc3e3fc193d7.html?utm_source=chatgpt.com)にも出ていますが、7月にウズベキスタン・アフガニスタン・パキスタンをむすぶ鉄道建設について外相会談で協定に署名が行われました。ルートはテルメズからアムダリヤを説かしてアフガニスタンにはいり、ナイババド、マイダンシャフル、ロガル、そしてハルラチからパキスタンに入るとのこと。

 軌間が異なっているので、スムーズな運輸が可能になるのかはわかりませんが、インド洋方面からウズベキスタンまで鉄道で行けるなんてことになるといいですね。

2025年10月4日土曜日

タシケント・サマルカンド間鉄道の高速化

 Railway supplyの記事から。首都タシケントとサマルカンド間の鉄道は今でも早いですが、政府は更に高速化をめざしているとのこと。韓国の輸出入銀行が資金を提供し、300キロでの運転をめざすとのこと。韓国はうまくやってますねえ。先を越されました。


2025年9月28日日曜日

ロシアからモンゴルへバスで移動(ウラン・ウデからウランバートルへ)

 ロシアの地方都市から出入国をすると、別室に呼ばれるなど怖い思いをする確率が高いと言われていますが、在留邦人の間でウラン・ウデからモンゴルへ抜ける国境は比較的マシだとの話を聞きました。一度試してみたかったのですが、事情があってそのチャンスが巡ってきました。


位置関係はこうなっています。


 移動手段は鉄道またはバスです。

 2025年現在、鉄道の場合、イルクーツク発ウランバートル行は週2便あり、ロシア発モンゴル行きは火金、モンゴル発ロシア行きは土日に出発します。途中停車駅は、ロシア側だとスリュジャンカ-1Слюдянка-1/Slyudyanka-1)、ウラン・ウデ旅客駅(Улан-Удэ Пасс./Ulan-Ude Pass.)、ジダ(Джида/Ddzhida)、ナウシキ(Наушки/Naushki)、モンゴル側はスフバートル(Сухэ-Батор/Sükhbaatar)、ダルハン(Дархан/Darkhan)、ズーンハラ(Зуунэхараа/ Züünkharaa)です。

 ロシア鉄道によると、イルクーツク発ウランバートル行の発着時刻と料金は以下の通り。一等寝台と二等寝台があります。



 ウランバートル発イルクーツク着は以下。こちらはなぜか二等寝台しか設定がなく、購入できる車両も1両しかないので、ロシア鉄道に割り当てられている座席が1車両分ということか。そして日曜日の便はアプリで購入できず、「端末機を利用してください」と表示されます。通常この表示は近郊列車のように席予約不要、事前予約不可の場合に出るのですが、つまりモンゴルにて現地購入するようにということなのでしょう。




 バスは1日1便あり、朝7:30にウラン・ウデ及びウランバートルのバスターミナルを出発します。所要時間は約12時間。ほか、金・日は19:00発の夜行便もあります。またウラン・ウデからスフバートル行きも1日1便、13:00発で運行されています。逆方向だと5:00スフバートル発です。

 このチケットはバスターミナルで紙に手書きで発行されるので、最も簡単な入手方法は現地での直接購入です。事前に確保したい場合は旅行会社経由で可能ですが、即時発行はできないため時間に余裕をもって注文しなければなりません。そして乗車時にもチケット原本が必要なので、旅行会社からピックアップする手間がかかります。

例えば以下の旅行会社で可能です。

https://welovebaikal.com/tickets_mongolia

 実際にやってみました。ウラン・ウデのバスターミナルに赴き、翌日朝の便を予約しました。バスターミナルは撮影禁止のため、あまり写真を撮れず、あしからず。

奥のベージュと茶色の建物がターミナルです。この中にチケット売り場や待合室があります。


 入ると2部屋あり、どちらにも売り場窓口があります。ちょうど客足が途絶えたので、ここに並びます。

翌日朝のウランバートル行きを買います。パスポートを出すと、中の係員がボールペンで必要情報を書き込んでいきます。料金は3000Rです。


すると、こんなチケットを渡されました。



今やなかなかお目にかかれない紙のチケット。昔の鉄道を思い出します。


バス時刻表一覧。



ここにも募兵ポスターが。



翌朝。7:00には来るようにとのことだったので、それより少し早く到着。定刻にバスもやってきました。

この日、座席は7割方埋まっていました。


 バスはロシア側で一度休憩を取ります。トイレは有料で30R。この日のドライバー氏は全員戻ってくる前に走り出し、乗客に止められていたので、時間厳守で戻らないと危険でした。

 次の停車場所は国境前です。本物の国境の手前に小さな建物があり、制服の治安機関職員がバスに入ってきて全員のパスポートを確認します。ロシア人とモンゴル人は目視のみですが、それ以外の外国人はパスポートを回収され、一緒に下車するように指示されます。下車すると、「登録するので待つように」と言われ、彼が戻ってくるまで路上で待機します。15分ほどで戻ってくると、パスポートを返却され、再びバスに乗ります。

 バスはさらに先に進み、ほどなく見えてきたもっと大きな建物前で停車しました。ここが国境で、全員すべての荷物を持って中に入ります。パスポートコントロールと税関を全員一緒に通過するのですが、ドライバー氏が「外国人は時間がかかるから、最初に通してください」とほかの乗客に伝え、先頭に回してもらいました。ありがたいのですが、逆に不安。一体どれだけかかるのか。

 国境管理官から声がかかり、パスポートコントロールのブースに向かいます。窓口は2つ。モンゴルへの渡航目的、行先、宿泊場所、その後の行先を聞かれましたが、口頭で簡潔に答えたのみで、それ以上の追及はなく終了。ちなみにロシア人やモンゴル人だと通過するのが本当に早く、質問もほとんどないようでした。

 続いてその奥にある税関へ。X線の検査機があるのですが、僕は鞄を開けるように言われただけで、係官が上からのぞき込んで終了。大荷物を抱えたほかの人々も、特に引っかかっている様子もなく、続々と手続きを終えて出てきました。ちなみにここにもトイレがあり、清潔で、無料で使えます。

 全員が手続きを終えると、バスに再び乗車し、今度はモンゴル側の国境へ向かいます。モンゴル側の国境管理施設はロシア側より大きく広々としていて、中が真っ白で新しいようでした。モンゴル側でも全員すべての荷物を持って下車し、同様にパスポートコントロールを通過します。ここでは指紋採取と顔写真の撮影の指示くらいしか国境管理官からの発言はなく、こちらの方が早く通過できました。

 再びバスに乗って出発すると、ちょっとしか進んでいないのに再び停車しました。何事かと思っていると、どやどやと何人かが乗り込んできます。手には分厚い札束が。おお!両替商の集団です。

 レートはどの両替商も全員同一で、この日は1R=42MNT(トゥグルグ)。闇カルテルや。気になるのが、こういうときいくら両替するか問題。隣のロシア人3人組は、明日朝に市内の銀行・両替所が開くまでしのぐ分として、3人で5000R両替するとのこと。僕も少額を確保しました。

 すでに正午をとうに回っていました。この次の休憩所はランチを兼ねています。

 さっそく両替したトゥグルグを使って食事します。前に並んでいた、同乗者のおっちゃんにお勧めを尋ねると、麺とペリメニ入りのスープにするとのこと。それはうまそうです。




丼いっぱいで、13500MNT(約591円)也。


ペリメニのほか、細かな肉片も入っています。味からして、間違いなく羊肉。薄味で肉の風味がしっかり分かります。胃袋に沁みました。

 この食事処の隣には小さな商店があります。酒コーナーにて、あの国民的ビールを発見。思わず手が伸びそうになりました。


 ここから先が長かった。スフバートル、ダルハンを通り、もう一度休憩を挟んで、暗くなってからもまだまだ進みます。

 終点の新ドラゴン・バスターミナルに到着したのは20:30過ぎでした。予定では19:00到着でしたが、運転手曰く、国境通過と渋滞でこれくらい遅くなったとの弁。いったんターミナルに入り、フリーWifiを拝借しました。

 元々あったドラゴン・バスターミナルから最近ここに移転したということで、明るく広々としています。ATMはありましたが、両替所はありませんでした。


 同乗していたロシア人はアサヒ・スーパードライを早速飲んでいました。「長距離移動のあとは、なぜかいつもビールが飲みたくなるんだ。昔はアサヒビールはどこでも売っていたんだよ。うまいね」と言いながら(ロシアでは、以前は大型スーパーであればどこでも買えましたが、今では第三国からの輸入品がたまにある程度)。

 このバスターミナルは中心部からかなり離れていますし、付近に宿がないので、タクシーやバスに乗り換えてさらに移動します。ターミナル入口でタクシーの運転手が客引きしていますが、交渉も面倒ですし、市内バスが何本も目の前から出ているので、これに乗車しました。ウランバートルは1乗り1000MNT(約42円)。前方の入口から乗車し、運賃箱にお金を投入して座席へと進みます。現地の人々は「Umoney(ユーマネー)」というICカードを使用していますが、売り場も限られていますし、なくても乗れるので、数日程度の滞在であれば1000MNT札を数枚手元にキープしておくのが良しです。


宿に着いたのは22:00頃。長い一日でした。仕事仕事。

2025年9月23日火曜日

ナゴルノ・カラバフへの鉄路

第一次ナゴルノ・カラバフ戦争の1993年以来停止していたバクーからアグダム行き列車が復活とのこと。(https://www.railwaygazette.com/passenger/azerbaijan-relaunches-passenger-trains-to-adam/69510.article?utm_source=chatgpt.com)より。写真も同頁から。


371キロの行程を、かつては寝台で8時間半だったのが、ディーゼル列車で今回4時間40分で着くとのこと。これが30年の進化。土曜日に運行とのこと。


アルメニアとは一応休戦・停戦協定がむすばれたとかで、もう、ナゴルノ・カラバフはアゼルバイジャンのものとなったらしい。今度行くことになりそうなので勉強しておかないと。

2025年8月25日月曜日

レフ・トルストイ最期の地への旅(リペツク州)その2

レフ・トルストイ駅行きは7番プラットフォームから出発します。チケットは券売所で購入し、要パスポート。292Rで、座席指定制でした。

乗客はかなり多く、ほぼ満席でした。ここから1時間40分。

レフ・トルストイ駅前のバスターミナルに到着。


この駅発着のバスの時刻表。



先に文化教育センターКультурно-образовательный центрというところでチケットを購入します。このセンター内にも展示室があり、レプリカが多いものの、トルストイが作った学校やそこで学んだ人々のエピソードが紹介されています。


それから、線路に向かって進んでいくと、赤い小屋が左手に見えてきます。





ここが、体調を崩したトルストイ翁の面倒を見たオゾーリン駅長の家です。今ではメモリアルミュージアムになっています。

トルストイの服。

そして最後。駅舎は職員がいるときなら入れるとのこと。



恐る恐る扉を押すと、開いていました。職員らしきおっちゃんが出てきて、中のホールのカギを開けて、明かりをつけてくれました。ありがたや。


昔の駅で使われていた電話や照明などが展示されていました。


駅舎の裏には、トルストイの死亡時刻を示した時計があります。



おっちゃんが、「機関車を見て行きなさい」と声をかけてくれました。

病気になったトルストイが乗ったのと同じシリーズの機関車だとのこと。


さて、帰りのバスの時刻が迫ってきました。バスターミナルに戻ると、路上にバスがスタンバイしていました。ここでは運転手に直接支払います。帰りは乗客が少なく、自由席です。

 

バスターミナルから鉄道駅に移動して、モスクワへ戻ります。


リペツク鉄道駅構内。土産のキオスクは閉まっていましたが、軽食は購入可能でした。

 

列車はモスクワ・パヴェレツキー駅に到着しました。明日からまた仕事。

8月のガソリンスタンド

  製油所攻撃によりモスクワでもガソリン不足が報じられています。今のところ、入荷し営業しているガソリンスタンドの数を絞って対応しているようです。今回ご紹介するのは 8 月にモスクワ郊外に出かけたときの様子。このガスプロムネフチは比較的列が短いと思いきや、油種が 2 つしか残ってい...