休暇をもらったこうや君はサマルカンドからウズベキスタン国内を移動し、同国西方にあるヒヴァにやってきました。ヒヴァのあるホラズム地方はウズベキスタンの中でもタシケントと異なる文化を有し、料理も異なるものを持っています。有名なのは、ディルを練り込んだ緑色の麺や、卵の入った黄色い餃子です。しかし、中にはウズベク人も気味悪いという生肉料理があるとのこと。
中央アジア出張の前、うちの会社でかつて同地に行ったことのある同僚からは、消化器系のトラブルに注意するようにとアドバイスを受けました。しかしこの生肉料理「イッジョン」は、食べてもお腹を壊さないという話もあるのですよ。そして扱う店が限られているらしい。というわけで、「地球の歩き方」ウズベキスタン特派員氏が紹介していたXiva Kafe Milliy taomlarへ向かいます。何事も挑戦。恐れだしたらそれは老化の始まり、と昔、誰かが言っていました。
Googleマップの写真にはメニュー表が掲載されていて、写真を見る限りイッジョンはちゃんと存在しているようです。これは期待が高まります。
どこからともなく猫。ご飯をくれそうな人のところにやってくるのはご愛敬。
早速、イッジョンはあるかと尋ねると、「ある」とのことだったので注文しました。親父さんのお勧めでプロフも。夜なので炊きたてではなかったかもしれませんが。飲み物は同じくお勧めされたレモンティー。しかし、腹を壊さないよう生野菜を避けるとひどく健康に悪そうな食事になりますね。
パンにイッジョンをつけて食べます。生肉のたたきで、肉以外にも何か入っているのでしょうが、ネギトロやタルタルステーキをイメージすると一番近いでしょうか。味変用に、写真右側の赤いソース、アジカАджика/Adzhikaもついてきました。ピリ辛でこれもまたうまし。イッジョン(パン付き)は2万スム、プロフは3万スム、レモンティーは失念しましたがサービス料込みでトータル7万スム(約814円)でした。
この国ではいろいろと食べましたが、このイッジョンとレモンティーはその中でも上位にランクインする味でした。しかも幸いにも腹の調子は悪くならず無事に翌日を迎えられました。ヒヴァを再訪する機会があればリピートしたい。というわけで、挑戦したい方はぜひ。
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