2023年4月30日日曜日

ロシアのコーラは男性名詞か女性名詞か

スーパーの陳列棚を見ていて考えたのですが、ロシアの「コーラ」という単語の性(ロシア語の名詞は、男性名詞、中性名詞、女性名詞に分かれます。それに対応して、形容詞も男性用(〜スキーとか)、中性用(〜スコエとか)、女性用(〜スカヤなど)に変化したものがくっつきます。

最初の写真は「クール・コーラ」。まあロシア語でなく英語表記なので、形容詞は「クール」のままですね。





問題はこちら。コーラ(「ア」で終わる名詞は一般的には女性名詞)には、形容詞として「〜スカヤ」が似つかわしいので、写真左の「リュビマヤ・コーラ」はすわりが良いのですが、中央にある「ドブルィー・コーラ」はちょっと気持ち悪い組み合わせです。ま〜コーラは外来語なので、性が決まっていないのですかねえ。

2023年4月22日土曜日

軍靴の音が迫る

 先日某所を歩いていたら、こんなものを発見してしまいました。




これは契約兵募集のポスターではないですか!

「我々の職業は祖国防衛
狙撃兵、地雷工兵、衛生兵、自動車運転手、戦車司令官になろう」

地方だと募兵ポスターが町中に掲示されているそうですし、モスクワでも道路の看板や公共交通機関の広告掲示板に軍人のポスターは以前から貼られているのですが、中心部のおしゃれなショップで募兵を謳ったものが堂々と掲げてあるのは、寡聞にして、初めて遭遇しました。

モスクワですら、きな臭さを隠さなくなりました!

しかしまあ考えさせられますね。防衛(защищать)って、今ロシアが行っていることがそうなんですかね(ロシアの法律的にはあの地域は国内なんですけど)。

2023年4月16日日曜日

トヴェルスカヤ通りのカフェ食堂「クレムリョフスキー」

 繁華街トヴェルスカヤ通り。もともと海外ブランドが立ち並んでいましたが、戦争が続く間にずいぶんと立ち退いた店が増えました。しかしその跡地には、全部とは言いませんが、相当の場所に新しい店舗が登場しています。例えば、こんな食堂です。
カフェ食堂「クレムリョフスキー」

 
Кафе-столовая «Кремлёвский»/ Kafe-Stolovaya "Kremlevskiy"
所在地:第1トヴェルスカヤ・ヤムスカヤ通り3с1
1-я Тверская-Ямская ул., 3, стр. 1/1-Ya Tverskaya-Yamskaya Ulitsa, 3с1
営業時間:8:00-23:00  休日なし
https://cafekremlevsky.ru/


場所はマヤコフスカヤ駅を出てすぐです。


入ってすぐはこんなシンプルな内装です。写真の枠外ですが、入って右手には小さなお土産の売店があります。食堂は左手へ。


奥に進むと、料理を選ぶスペースとイートインスペースに出ます。右手の、男性が立っているあたりから僕も並んでみました。
料理を選ぶレーンの上、2階にも席があります。






この日は前菜やサラダが置かれると思しき棚は空っぽ。かなり遅い時間だったからか。



メインディッシュの方はけっこうありますね。このほか、スープや副菜もありました。



 















 




その向かいにはテイクアウトできる食品が陳列されています。よく見ると全商品「クレムリョフスキー」というロゴ入りです。板チョコ、トリュフチョコ、お茶、インスタントコーヒー、蜂蜜などなど。

 またレジの奥にはバーカウンターもあり、スイーツや一部飲み物はそこで注文できます。
メニューは公式HPに掲載されています。スープ140R、メインはほとんどが200R以下。コーヒーは160R、お茶はティーポットで240R、ティーバッグをもらうタイプで60Rなどなど。レジのお姉さんに聞いてみたところ、7月にオープンしたとのこと。朝は朝食メニューもあるそうです。暇だったためか、意外に気さくに話してくれました。

しかし、名称といいブランディングといい、さらには目抜き通りにこれほど広く店を構えているのにこの低価格。気になるところです。公式HPでは、次のように紹介されています。

“連邦国家予算機関「クレムリョフスキー」はロシア連邦大統領問題庁「食品コンビナート クレムリョフスキー」を基に設立されました。コンビナートは、クレムリンに1918年からある政府職員へのビュッフェサービスを組織してきました。”

これって、空いた場所を埋めるために加えて、低価格で幅広い食事を提供することによって、戦争や制裁による物資不足を市民にあまり感じさせないようにする意図があるのでしょうかねえ。ここでの売り上げなんて、ロシア連邦の歳入としては微々たるものでしょうから、戦費に回せるほど収益があるとは考えにくいです。それよりも国民を安心させるための国内PRという要素が強いように思います。

2023年4月9日日曜日

安いラグマン屋(その2)

帰国前(昨年秋)に調査したものをアップします。いろいろと急がしくてアップし損ねていました。


1.ラグマン・ツェントル Лагман Центр/Lagman Center

ул. Фридриха Энгельса, 21/Ulitsa Fridrikha Engel'sa, 21, 

バウマンスカヤ駅から徒歩4分

営業時間 08:00-02:00     休日なし

駅を出て細長い建物沿いを直進します。

突き当りにこんな建物が見えてきます

さらに寄るとこうなっています。

このガラス張りで手前に張り出した部分の右側、人が並んでいるところはテイクアウトのパンを売っているキヨスクです。その左端に空いている扉を入るとチャイハナに入れます。この時は工事中で店の看板がなかったのですが、信じて入店。


チャイハナは地下にあります。このまま進みます。ドキドキします。


中はこのようになっています。水煙草の煙が香ります。

このときは来客数は少なく、ロシア人はほぼおらず、ほとんど中央アジア系の人でした。
メニューを一部ご紹介します。なかなか充実しています。






さっそくラグマンとお茶を注文しました。

具多めで食べ応えあり。この日は雨が降って寒かったので、体の芯から温まりました。

ラグマンは240R、お茶はティーポットで60R。これに10%のサービス料がかかりました。現金かズベルバンクのアプリで支払います。

 

この店の入り口に向かって右サイドには舗装道路が走っていて、そこにもチャイハナがあります。こちらは大きな看板がかかっています。

2.チャイハナ・ライハン Чайхана Райхан / Chaykhana Raykhan

Шарикоподшипниковская ул., 32/ Sharikopodshipnikovskaya Ulitsa, 32

ドゥブロフカ駅3番出口から徒歩3分

営業時間 09:30-23:00     休日なし


駅から非常に近くていいですね。場所はこちら。

写真左下の、「カフェКафеと書かれたドアから中に入ります


店内はこんな雰囲気。

席数はそこまで多くありませんが、この時は客は1組だけでゆっくり過ごせました。

メニューの写真がなくすみません。ラグマンは確か270R、コンポートの値段は失念しました…

出汁が効いていておいしかったです。コンポートはドライフルーツの方は品切れでしたが、ベリー味も安定のうまさでした。ラグマン万歳!チャイハナ万歳!

2023年4月4日火曜日

救世主キリスト聖堂の食堂

 

 











中心部に行く用事があり、その途中で昼食をと思ってカフェを物色していたところ、救世主キリスト聖堂に「食堂Трапезная」という表示が新たにできていることを発見しました。




せっかくなので、行ってみることに。

入口はこちら。地下鉄クロポトキンスカヤと反対側、モスクワ川の側にあります。
















こちらの門をくぐります。
















ドアを開けると、工事現場のバックヤードのような場所に出ました。どこに食堂があるのか見えず、不安になりますが、警備員に尋ねると、営業しているとのこと。金属探知機を通過して直進し、右手へ。
















食堂はこうなっています。入口に男女別のトイレがあり、手を洗うことができます。奥に進むと左側にお盆やカトラリー置き場、続いて料理を選ぶコーナー、レジへと続きます。






























入口にあったメニュー表。右側の数字は量(単位:グラム)と値段です。ここに掲載されている前菜、スープ、メイン、付け合わせ、飲み物のほか、ピロシキやチョコレートなどの菓子類もあります。
















麺入りのキノコスープ、ピロシキ(キャベツ、ポテト+キノコ)、モルスを注文。レジに並んでいる間に混雑し空きテーブルがなくなったので、相席させてもらいました。外は寒かったのでキノコスープの滋味が胃に沁みました。急ぎで温かい食事を摂りたいときは便利です。機会があれば立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

アルメニア編その2 エレバン探訪(part2)

漬物屋。キャベツ丸ごとがでかい。 スパイス各種。 野菜コーナーにて突然のしめじ。   ・鉄道駅横の市場(営業時間6:00~9:00) 地元の人々が通う生鮮市場を見たいならここもありです。駅舎に向かって右側にある体育館のような巨大な建物とその周辺で青果や魚、チーズ、スパイスなどを売...