2023年11月29日水曜日

フィンランド・ロシア国境閉鎖追加分の連絡

 ●11月24日午前0時(23日深夜)から、フィンランド東部にある3カ所の国境検問所が追加で閉鎖されます

●新たに閉鎖される検問所は「ヴァルティウス」、「クーサモ」、「サッラ」にある国境検問所です。
●閉鎖される期間は「2023年11月24日から2023年12月23日まで」となります。
●ロシアとフィンランドの間の陸路での出入国は「ラヤ・ヨーセッピ」にある国境検問所のみが利用可能な状況となります。

 11月22日、フィンランド政府は、今月18日に閉鎖した同国南東部にある4カ所の検問所に加え、更に東部にある3カ所の検問所を閉鎖することを発表しました。
 新たに閉鎖されるのは「ヴァルティウス」(ロシア側「リュッティヤ」)と「クーサモ」(ロシア側「スオペリャ」)、「サッラ」(ロシア側「サッラ」)の検問所であり、閉鎖される期間は「2023年11月24日から2023年12月23日まで」となります。
 閉鎖されるフィンランド国境検問所は、以下の7カ所となります。

・閉鎖期間(3ヶ月):2023年11月18日~2024年2月18日
 「ヴァーリマー(Vaalimaa)」、「ヌイヤマー(Nuijamaa)」、「イマトラ(Imatra)」、「ニイララ(Niirala)」の4カ所。

・閉鎖期間(1ヶ月):2023年11月24日~2023年12月23日
「ヴァルティウス(Vartius)」、「クーサモ(Kuusamo)」、「サッラ(Salla)」の3カ所。

 ロシアから陸路でフィンランドへの出入国を検討する場合、本年12月23日までは「ラヤ・ヨーセッピ(Raja-Jooseppi)」(ロシア側「ロッタ」:モスクワからの距離約1,950km))にある国境検問所のみが利用可能であるところ、ご注意願います。

(参考情報)
https://valtioneuvosto.fi/-/1410869/suomi-sulkee-lisaa-rajanylityspaikkoja?languageId=en_US

2023年11月17日金曜日

フィンランド・ロシア国境一部閉鎖

 大使館より連絡がありました。一部ですが、ロシア・フィンランド国境を閉鎖するそうです。ペテルブルク・ヘルシンキを結ぶバスも影響を一部受けるとのこと(https://www.starway-sw.ru/)。恐らく全てのバスが運行停止というわけではないですが、利用する方はご自身でご確認ください。


●11月18日午前0時(17日の深夜)から、フィンランド南東部にある4カ所の国境検問所が閉鎖されます。
●閉鎖されるのは、ヴァーリマー、ヌイヤンマー、イマトラ、ニーララの国境検問所となります(フィンランドとロシアの陸路国境での国際保護の申請は、北方のヴァルティウスとサッラにある国境検問所に集中することになる、としています)。
●本決定は来年(2024年)2月18日まで有効とされています。
●国際バス等を利用してフィンランドへの出入国を検討・計画していた方については、ご予約のバス会社等に対して運行状況等のご確認をお願いします。

 11月16日、フィンランド政府は、フィンランド東部国境の一部を閉鎖することを決定しました。閉鎖されるのは南東部のヴァーリマー(ロシア側・トルフャノフスカ)、ヌイヤンマー(ロシア側・ブルスニチノエ)、イマトラ(ロシア側・スヴェトゴルスク)、ニーララ(ロシア側・ヴァルトシリャ)の国境検問所であり、2023年11月18日から2024年2月18日まで閉鎖となります。
 フィンランドとロシアの陸路国境での国際保護の申請については、北方のヴァルティウスとサッラにある国境検問所に集中することになる、としています。
 国際バス等を利用してフィンランドへの出入国を検討・計画していた方については、ご予約のバス会社等に対して運行状況等のご確認をお願いします。

2023年10月26日木曜日

宇宙食を食べてみる

出張のあと仕事が立て込んでおり、ブログの更新がなかなかできていませんが、小ネタを。

以前、某所でこのような宇宙食を購入しました。
https://shop.cosmopit.ru/


ある日の昼ご飯に、ついに食すことにしました。



パッケージを開封すると、チューブのほかにこんな袋が。



この袋には2つポケットがあり、片方にチューブを、もう片方に添付の水を入れます。すると水とビニール袋内の薬剤が化学反応を起こして加熱される仕組みです。水が漏れないように口を上に向けて折り曲げ、しばし待ちます。
 
温まったところで、チューブを取り出します。僕が食べたのは豆スープですが、ペースト状の中身は温まると液体になり、店で食べるのと同じようなスープになります。なかなかこってり。これ1本で腹いっぱいになります。次はボルシチも食べてみよう。

ときどき売っているのを見かけますが、モスクワ中心部、地下鉄バリカードナヤ駅にあるプラネタリウムの自販機が購入しやすいでしょうか。ネットショップでも購入可能です。

2023年10月11日水曜日

銃弾より花

たまたま某地下鉄駅でプラットフォームを乗り換えるときに、エスカレーターの前にいた人のGジャンの背面に「花の方が銃弾よりいい」と大きく書かれていたのでした。勇気のある人だ。


 

2023年9月26日火曜日

モスクワ川の水上バス(その2)

モスクワシティを川から。

ロシア政府(ホワイトハウス)。
 
反対側にウクライナ・ホテル。河岸には遊覧船が停泊しています。

橋をくぐり、終点が近づいてきました。

キエフ駅船着場。乗車時間は1時間弱でした。

最後に船着場を一周。このカウンターでコーヒーなどを注文できます。少し時間がかかるので、いい席を取りたい人は要注意です。このカウンターの真裏にトイレあり。

このような感じ。

その対面に、船着場の野外スペースに出られるドアがあります。両サイドには水上バスが接続しますが、その間は自由に歩いて風景を楽しんだり写真を撮ったりすることができます。

桟橋を通過して地上へ。右側の柵のあるところから階段で上に抜けます。左側に人がたくさん並んでいますが、これは次の水上バスに乗る順番待ちの列です。これは立乗りになりそうだ…

川のためか、船酔いすることもありませんでした。暴風雨など悪天候でなく、乗客の少ない時間帯に、ゆっくり乗るにはいいですね。一方、通勤にも使えるとの触れ込みですが、地下鉄で乗り継ぎありで2駅分の距離に1時間かけるのもなんだかなあ。ということで、今のところ安い遊覧船として利用されているように思います。

そういえば、ヤンデックス・マップにはバスの現在地を表示する機能がありますが、この水上バスも表示されます。ここで時刻表を確認することもできます。


 

9月16日(土)にはモスクワ南部のペチャトニキПечатники/Pechatnikiーユジヌィ・レチノイ・ヴォクザール(南の河川港)Южный речной вокзал/ South River Terminalを往復するルートも始まったとのこと。https://t.me/DtRoad/29448

これから黄金の秋を迎えるので、川沿いの風景はきっと風情があることでしょう。時間のある方は一度乗ってみては。

2023年9月22日金曜日

モスクワ川の水上バス(その1)

モスクワ川は夏になると遊覧船が航行していますが、この夏からは公共交通機関としての船が営業を開始しました。

複数のルートを開通させる予定のようですが、今のところキエフ駅からモスクワ・シティの向こうまでのコースが日々運行しています。2023年9月現在、「セルツェ・ストリッツィ Сердце Столицы/Serdtse Stolitsy」まで行けます。終点「フィリ Фили/Fili」まで開通するのは秋の予定とのこと。料金は150Rで、ICカード「トロイカ」で支払いできます。また共通券 Билет «Единый» の90日または365日有効券を持っていれば追加料金なしで乗船できます。
公式ウェブサイト https://transport.mos.ru/reka/regular_river_routes

時刻表もここで確認できます。が、実際にはここに書かれているよりもっと便数があるような。正確な時刻表は各船着場の掲示板で確認するのがいいかもしれません。

さて、ある日、実際に乗船してみました。
せっかく乗るなら、船上からモスクワ・シティを見たいので、そちら側の窓側の座席を確保したいところです。混み具合によっては座ることすら厳しいかもしれません。ということで、始点から乗ることにしました。セルツェ・ストリッツィ発キエフ駅行です。

セルツェ・ストリッツィは地下鉄シェレピハ駅Шелепиха/Shelepihaから徒歩15分のところにあります。この地区は建築工事中の建物が多く、本当にこの先に船着場があるのだろうかと思うような道を進みます。
最後にこのような場所にたどり着きました。

 
幕を張っている歩道を入っていきます。ちと不安。


やっと川沿いに出ました。


船着場はここ。すでに水上バスが入っています。


どうやら、乗車時間まで時間があるときは、桟橋に下りる前のところで列を作って待つことになるようです。桟橋への降り口には時刻表あり。


僕が到着したときはすでに船が係留していました。桟橋を降りて、船着場に向かいます。このようなターミナルに入ると、突き当りにカウンターがあります。


乗り場の列に並びます。乗船口のすぐ前に改札があり、ここでチケット代を支払います。トロイカの「お財布 Кошелёк」またはロシアのクレジットカードで支払いができるということでしたが、よく見ていると時々エラーが発生している模様。僕が昔作ったロシアのVISAカードはなぜか弾かれてしまいました。仕方がないので、トロイカにて入場。


船内はこうなっています。


外観はこちら。


ガラス張りなので、太陽が出ているとかなり暑さを感じます。
船内にはトイレもあります。写真中央の白い壁に取っ手のある位置です。


ご覧のように、席数は限られていますねえ。進行方向を示す矢印は座席の横に表示されているのですが、進行方向を向いて座る窓際の席は真っ先に埋まります。
 
モスクワ・シティが見えてきました。
(次回に続く)

2023年9月18日月曜日

静かな創都記念日2023

先日はモスクワの創都記念日も祝われていたのですが、某終点の地下鉄駅に行ったところ、カフェの前で、「モスクワ、お誕生日おめでとう!」というスピーカーからの声と、その傍らにアメリカを代表するディズニーが誇る、ミニーマウスが立って客引きしているという、だいぶシュールなものを見かけてました。

それはそれとしまして、いつもでしたら赤の広場で「スパスカヤ・バーシニャ」と題した軍事・音楽コンサートが数日にわたって行われていますが、今年は来年に延期されたということで、静かです。出し物が出せないのかもしれませんし、統一地方選挙と重なったこともあるのですかね。警備のこともありますし。

また、相変わらずですが、街中には警察車両が停まり、治安維持機関の職員もけっこう見かけます。恒例になりすぎてまたかという感じもしますが、トヴェルスカヤ通り、駅を出てすぐのプーシキン広場前で見かけたものだけ。

2023年9月10日日曜日

МЦД-3、4の開通と地下鉄ヴヌコヴォ空港駅など新駅オープンラッシュ

 モスクワでは最近、新駅や新路線のオープンが相次ぎました。

 まずは8月17日にモスクワ中央径線の3本目、МЦД-3(D-3)。これはゼレノグラードЗеленоград/ ZelenogradとラーメンスコエРаменское/Ramenskoeを結ぶ路線です。地下鉄の黄緑、紫、オレンジの路線に接続しています。
https://www.rbc.ru/society/17/08/2023/64ddda609a794727450e9226

 そして9月9日、МЦД-4(D-4)が開通しました。モスクワ郊外のバラシハ小地区ジェレズノドロジヌイЖелезнодорожный/Zheleznodorozhnyi駅からナロ-フォミンスクのアプレレフカАпрелевка/Aprelevkaをつなぐ路線です。5本予定されているМЦДの中では最長の86キロだそうです。モスクワの7つの鉄道駅(ベラルーシ駅、サヴョーロフスキー駅、リガ駅、レニングラード駅、カザン駅、ヤロスラヴリ駅、クルスク駅)に乗り継げます。
https://www.rbc.ru/politics/09/09/2023/64fc49889a794786d03ed963

 地下鉄の駅内にはこんな広告が。


 時系列では前後しますが、続いて地下鉄駅をご紹介。
 9月6日には地下鉄のヴヌコヴォ空港駅Аэропорт Внуково/ Aeroport Vnukovoがオープンしました。これで中心部のДеловой центр/Delovoy tsentrからヴヌコヴォ空港までを40分で移動できるようになったとのこと。
 https://www.rbc.ru/photoreport/06/09/2023/64f846f59a794769ce0db90a

 その翌日、9月7日にはリュブリンスコ・ドミトロフスヤカ線Люблинско-Дмитровская линия/Lyublinsko-Dmitrovskaya lineに3つ、新しい駅ができ、運行開始しています。
https://www.rbc.ru/photoreport/07/09/2023/64f9e4bc9a7947e4cc4a5cce

 個人的には、ヴヌコヴォ空港まで地下鉄で行けるようになったのはポイント高し。しかし、最近は無人機攻撃のために深夜~早朝に空港が発着停止することがよくあります。出張にも使いにくくなりました。

2023年9月8日金曜日

統一地方選挙2023

 秋も深まってきた今週末、ロシアでは統一地方選挙が行われます。モスクワ市内にも各所にポスターが貼られています。
 これは某地下鉄駅。オンライン投票を呼び掛けるポスターと、その下には、オンライン投票をした人を対象にした懸賞の宣伝が貼ってあります。


 オンライン投票した人のうち230万人に1000、3000、5000ポイントをプレゼントするとのこと。1ポイント=1ルーブル。いいのか、こんなことして!とはいえ、かつてはマンションや車など高額商品が当たるという年もありました。


 しかし、なぜそこまでしてオンライン投票する人を増やしたいのかと考えると、裏の闇が深いです。投票率は高くする。そのとき、オンラインでチェックされた投票者は誰に入れるのだろうか。

2023年8月25日金曜日

セルチュクからバスでイスタンブールへ移動(トルコ出張)

セルチュクの代理店はいい人揃いでした。が、マフィア(は大げさか)のような人間関係が要所要所に見えて、それが代理店ばかりか、町全体にも散見され、ここはそういう町なのかと思うことが多々ありました(写真は近くにあるギリシア・ローマ時代の遺跡)。

それはさておき、最後のミッションはイスタンブールの支店でのお仕事。数日かかりそうなので、時間節約のために夜行バスで帝都に戻ることにしました。小僧君は文句をたれていました。


セルチュクのバスターミナル(オトガル)。隅の方に今回利用したカリス・コーチ社のミニオフィスとプラットホームがありました。バスが定刻通りに来ず、我々以外のお客も戸惑っていました。他社のバスは来るのにカリス社のバスだけ来なかったのですよ。尚、チケットはwebで予約済み。
とはいえ、20分遅れくらいでイスタンブール行きのバスが到着。あとは寝るだけ!(のはず)


ところが、1時間弱走ってイズミルのオトガルに到着すると、お客がバラバラ降車し始めます。長い休憩かと思いきや、運転手から「このバスはここまで。隣のバスに乗り換えだ!」とのこと。急いでラゲージを下ろして隣のバスに乗り換えます。しかしまあ、多くの外国人客が混乱していました。


その後、かなりの場所に停車しながら、早朝にイスタンブールに到着。一番大きいオトガルではなく、アリベイキョイというオトガルに到着。ここからトラムがあるので、市内に行きやすいのですよ。但し、早朝だったので建物内のチケット小屋は閉まっており、食堂も一カ所だけ営業しているという状態でした。

外のプラットホームの様子。




向こう側には、オトガルの隅にある橋を渡っていくことが出来ます。


T6だったかな、トラムの起点駅があります。これで町中までスイスイ。イスタンブールカードで乗れました。今日からイスタンブールの支店でちょっと長い打合せあり。



2023年8月23日水曜日

イスタンブールから飛行機と電車でセルチュクへ

 今日は、買っておいてた航空券でイスタンブールの南にあるセルチュクの代理店に向かう手はずになっていました。しかしとうとうやらかしてしまいました。二時間前にイスタンブール空港に着く予定で宿を出たのですが、見習い小僧君はどうも眠そうで動きが鈍い。しかも、なぜか小僧君はオンラインでのチェックインが出来ず、結局人のたくさん並ぶ列で荷物を預けるしかなく、なんと、受付カウンターの順番が回ってきたのは出発15分前。カウンターのイケメンおっさんから「もう乗り遅れだよ。新しいチケットを買って次の便にご登場ください」と一言。小僧君は絶句。

世界が急にモノトーンに見え始めました。こういうミスは初めて。

 仕方なく、会社へは事後報告で良いと考えて次の便のチケットを取りに走る二人。しかしここでも悲劇。エコノミーは一席しかなく、残りはビジネスクラスとのこと。こうや君はここで決断をし、小僧君用にビジネスをとり、自分はエコノミーに乗ることにしました。なんだか、小僧君の顔が一瞬喜びをたたえた気がしました。

 前方ビジネス席に座る小僧君を尻目にエコノミー座席に向かうこうや君。


セルチュクに行くためにまず、イズミル空港に到着。

なんだか、イスタンブールとは雰囲気が異なりますね。常夏の世界。




荷物をゲット。


イズミルからは鉄路がセルチュクまで伸びているので電車乗り場を探します。

ありました、メトロ・イズバン。メトロは地下鉄でなく鉄道のこと。


矢印の方向へ歩いて行きます。


階段を上ると電車が見えました。




駅に降りるまでが長い。


 ここが一つの難関でした。セルチュクを含むイズミル地方では、イスタンブールカードとは異なるイズミルカードが交通機関の利用に必要なのですが、100や200TL(トルコ・リラ)はカード自販機で使えず。仕方なく長蛇の列が出来ていた窓口に並んでいると、セルチュク方面行きが来てしまいました。乗り遅れ。

 また、セルチュクへの直通はどうもないみたいで、テレキョイで乗換です。ここでの接続も悪く、炎天下で1時間半待つことになりました。小僧君はバテて小言ばかり。

待っているときに気づいたのですが、ここ、超距離列車も走っているのですね。ロシアと同じくホームが異なっています。


最終的に、日が落ちる前にセルチュクに到着できました。

しかしまあ、景色はギリシアですな。








アルメニア編その2 エレバン探訪(part2)

漬物屋。キャベツ丸ごとがでかい。 スパイス各種。 野菜コーナーにて突然のしめじ。   ・鉄道駅横の市場(営業時間6:00~9:00) 地元の人々が通う生鮮市場を見たいならここもありです。駅舎に向かって右側にある体育館のような巨大な建物とその周辺で青果や魚、チーズ、スパイスなどを売...