2024年9月23日月曜日

遺跡・古代パンジャケント(タジキスタン)

 サマルカンドで体力を戻し、大分疲れが取れてきました。


パンジャケントからウズベキスタンのサマルカンドへ抜ける前に、パンジャケント市内にある遺跡に立ち寄ったので、これも記録に留めておきます。この遺跡となった古代都市はイラン系ソグド人の町で5世紀に成立した後、8世紀にアラブ人に占領され、その後放棄されたとのこと。そのため、8世紀の古代都市や美術品がそのまま残っているのだそうです。

 

まずは入口右手にある博物館へ。料金は30ソモニ。遺跡のみ見学する場合も博物館で見学料を支払います。


発掘で発見されたものの多くはサンクトペテルブルグのエルミタージュやタシケントの歴史博物館に収蔵されてしまったとのこと。ここで見られる展示はごくわずかなようです。

 

壁画の人の顔立ちはいくつかバリエーションあり。


これなど中国っぽい。絵によっては仏像や日本の古墳の壁画の顔立ちにそっくり。



次は遺跡へと向かいます。
登り口には料金表と、「古代パンジャケント建築保護区域と博物館は有料です」との表示。


その隣に「58世紀のパンジャケント」の遺跡の地図もあります。宮殿や城塞、寺院、商店など、どこに何があるかロシア語表示あり。一部ですが日本語訳も加えましたので、ご興味のある方は拡大すると閲覧できます。


いざ、古代都市に足を踏み入れます。この場所自体は一見するとほぼ荒野なのですが、ところどころ日干し煉瓦の建物跡が建っていて自由に歩き回れます。


この建物だけ異様にきれいなので、さすがに修復したのでしょう。

もっと接近したかったのですが、野犬が何匹も群れていてこうや君に向かって威嚇してきたので、これ以上近寄れず。残念無念。


この建造物は、壁のこちら側から見ると建物であることが分かりますが、反対側は土に埋まっていて、写真左側のように、高低差のある地面に一体化していました。


さすがに降りるのは遠慮しましたが、この先の発掘はしないのだろうか。


ここは迫力があって面白かったです。世界中から歴史好きが集まっていいところではないでしょうか。中央アジア諸国は短期滞在なら多くがビザ不要ですし、パッケージツアーなら交通手段の面でも安全です。もっとスポットが当たってもいいところかと。


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