*幾人もの旅の先達がウェブ上で国境を越えた体験を書いていますが、ここでは2024年9月時点での状況を紹介します。バスの運行状況や発着場所、料金などは変動している可能性があるのでご注意ください。
まず、Asian Expressというバス会社がタシケントからフジャンドへ直行のバスを不定期で運行していると知りました。これは電話(ウズベク語かも)で問い合わせなければいつ何時に出発するか分からず。小心者のこうや君としては出来れば避けたいところ。
確実なのはタシケントからベカバード(Бекобод/ Bekobod)へ行くバスに乗車し、途中の国境前のオイベック(Ойбек/Oybek)という場所で下車して出国手続きがあり、続いてタジキスタン側に歩き、入国審査後にシェアタクシーでフジャンドまで移動するという方法のようです。タシケントから国境のオイベックまでは、バス或いはシェアタクシーでも行けるよう。
偉大なる先達の体験談だと、タシケントからオイベックまでのバスとシェアタクシーはクイリク・バザール(Куйлюк Базар/ Qo’ylik Market)から出るとのことだったので、こうや君はまずここに向かいます。しかしクイリク・バザールで居合わせた人に聞いたところ、ベカバード行きのバス乗り場はここではなく、フードシティ(Фуд Сити/ Food City)発だとのこと。どのバスでもいいからここから乗れば着くとのことで、再度バスで移動。
ちなみに、クイリク・バザールには「オイベック?」と声をかけてくるシェアタクシーの運転手がいました。料金は5万スム(約500円ちょい)とのこと。事前情報では3万程度だったような。吹っ掛けられているのか、それとも値上がりしたのか分かりませんが、いずれにしてもバスで行くつもりなので彼を振り切ってフードシティに向かいます。
写真のAVTOSHOHBEKATと書かれた建物の裏側にある広場(大きい道路に面している)が乗り場。
因みにこの建物の中にはベンチやトイレ(2000スム)があるので待機できます。しかし時刻表などの掲示物は見つからず、ここでも居合わせた人に聞いてみると、ベカバード行きのバスは8:15から8:30くらいに来る、その後もすぐに出発はせず、しばらくしてから出ると言われました。ずいぶん緩い。
8:15分ごろ、ベカバード行きのオレンジ色のバスが到来。
こうしてまずはウズベキスタン側の出国審査を通過します。だいぶ列ができていましたが、窓口は4つあり、順当にはけていきます。カメラでの顔写真撮影あり。
そこを通過すると、次はその少し先にある別の建物に移動し、そこでタジキスタン側の入国審査を受けます。ここも列ができていてひたすら待ちます。ここの窓口は2つなのでもう少し時間がかかりました。こちらもカメラでの顔写真撮影があり。
タジキスタン側には両替所がありましたが、このときは開いているのか判然とせず。ウズベキスタン側で用意しておいてよかった。
さらに歩いて敷地の外に出ます。ゴルフカートのような車でシェアタクシー乗り場まで行けますが、大した距離もないので特に必要なし。
シェアタクシー乗り場にはそんなに何台も停まっていなかったので、同じタイミングで入国した周囲の皆さんと一緒に車に乗りました。フジャンドまで50ソモニ(700円弱というところ)也。ほどなくして満席になりタクシーは出発。
田舎道を進むとフジャンドの町。タクシーは町の北部にあるアブレシム・バスターミナル(Автовокзал Рохи Абрешим/ Rah-i Ebrişem Otobüs Durağı)に停車。町の中心部はシルダリヤ川を越えた城塞のあるあたりで、最寄りのバス停は下の地図の赤い星の位置にあるマイドニ・カモリ・フジャンジ(カモリ・フジャンジ広場)(Майдони Камоли Хуҷандӣ)。または同じ道路の対岸のバス停はウニヴェルマグ(Универмаг/ Univermag)と異なる名称ですが、こちらを言ってもOK。
アブレシム・バスターミナルから中心部までは5~6キロの道のりなので、同ターミナルから多数出ているバスやマルシルートカを利用するのが吉。ここでも居合わせた人に尋ねると、「これに乗りなさい」と言われ、適当なマルシルートカに急いで駆け込みました。乗車料金は2.5ソモニ(30円位)。車掌がいるときは車掌に、いなければ運転手に渡するルールのよう。
中心部で下車。この時点で13:00くらいでした。
そこに貼ってあったバスの路線図(見づらいかもしれませんが、拡大版を貼っておきます)。
主だった停留所では車掌やドライバーが大声で行先を読み上げていますし、窓ガラスに主な行き先が表示してあります。アブレシムАбрешим、ウニヴェルマグУнивермаг、ヨヴァ・バスターミナルАвтовокзал Ёва(地元の人々はスタールィ・アフトヴォクザール(旧バスターミナル)Старый Автовокзалあるいは単にアフトヴォクザールと呼んでいます)といったあたりは表示がありました。それから空港Аэропорт/ Aeroportと書かれたマルシルートカも見かけました。
事前に調べた限りでは空港からの公共交通機関は見つからなかったので、タクシーでしか市内に出られないのかと思っていましたが、あったのか。
しかし、これほど現地の人に聞かないと分からないとは。バルカンの地方も事前に緻密な計画を立てられないと思いましたが、ここは手掛かりすら現地に行ってからでないとキャッチできず。セルビアではせめて出発時間は守られていましたが、ここではそれすら適当なようで、緩さはこちらが一枚上か。
ともかく、代理店に到着。上記交通事情についてはそこで仕入れた情報も入れてあります。
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