2024年4月28日日曜日

アルメニア編その2 エレバン探訪(part2)

漬物屋。キャベツ丸ごとがでかい。




スパイス各種。




野菜コーナーにて突然のしめじ。



・鉄道駅横の市場(営業時間6:00~9:00)

地元の人々が通う生鮮市場を見たいならここもありです。駅舎に向かって右側にある体育館のような巨大な建物とその周辺で青果や魚、チーズ、スパイスなどを売っています。






 

ハーブ類も多く、見たことのない葉物野菜もあります。そして皆さん、購入する量が多い!



年齢上目の、普通のおじちゃんおばちゃんが主に買っているのですが、業務用なのかという量。

それからこんなものも。

乾燥スイバです。スープに入れるなどして使います。


・花がたくさん

季節的なものもあるかもしれませんが、桜のような街路樹が花をつけていたほか、町中いたるところで花がたくさん飾ってありました。


花屋も大小数多くあります。ロシアも日本より花屋の数が多いですが、ここはもっと多いような。


雪が解けたばかりのモスクワから来るとなおさら、春真っ盛りでいいですねえ。

2024年4月25日木曜日

アルメニア編その2 エレバン探訪(part1)

業務、長時間移動、予想外の暑さでヨレヨレになりつつも、合間に町中に出て見かけたり立ち寄ったりした場所をご紹介します。ツーリスティックな場所はないのでご容赦を。


・「ローズ・シティ」エレバン

ピンク色の凝灰岩でできた建物が多いので「ローズ・シティ」と呼ばれていますが、実際にこのような色合いの建物が立ち並んでいます。現地スタッフ曰く、郊外に近くなると違う建材で建てた集合住宅が増えてきますが、このようなピンク色の凝灰岩でできた建物の方が夏は涼しく冬は暖かいので良いのだとか。


・現地ツアー募集

共和国広場の付近を歩いていると、地方の名所行きツアーの募集ポスターがあちこちにあり、客引きが立っています。当日申し込みでも空きがあればいいようです。

インターネット経由での申し込みももちろん有りで、GetYourGuideなどのツアーサイトで各社プランを比較したり、そこで募集をかけているツアー会社が自社サイトを持っている場合はさらに多くのプランや異なる料金を掲示していることもあるため、チェックしてみてもいいかと思います。


・果物王国

通りすがりの果物屋の店頭です。桃、ビワ、アプリコット、青梅に似たベニバスモモなど、モスクワだと夏に出回る果物がすでにあります。ちなみに4月のこの日は26℃。直射日光が強く、もっと暑いような気がします。


・戦争を機に出国したロシアのアーティストのコンサート

町中にはソ連時代に結成された人気ロックバンド「DDT」のパンフレットがいたるところに貼ってありました。


・スーパーマーケット「エレバン・シティ」

現地スタッフお勧めのチェーンのスーパーマーケット。店舗によって規模が違うのですが、大型店だと品ぞろえがかなり豊富です。

量り売りのドライフルーツとナッツ類。


こちらはコーヒー豆各種。近くにミルも置いてあり、挽いて持ち帰るお客さんあり。

・市場「グム」(営業時間8:00~18:00)

会社に持ち帰るお土産は何がいいかと支店のスタッフにアドバイスを求めたところ、アルメニア土産ならドライフルーツがいいとのこと。そしてドライフルーツならグムだと勧められました。

ですが、真っ先に僕が目撃したのはこれ。


入口付近に肉屋が並んでいて、どこも牛の解体をしたばかりのようでした。


中に入るとこうなっています。

ドライフルーツや、果汁とナッツを固めた細長いカラフルなチュルチュヘラ。


量り売りもあります。頼むと試食させてくれるので、気に入ったものを見つけてみては。支店スタッフのお勧めは桃とドライトマトで、確かにどちらもおいしかった。エレバン・シティをはじめスーパーマーケットでも購入できますが、こちらの方が安いです。桃は1キロ6000AMD、トマトや干し柿は4000AMD。干し柿(中段右から3つ目の白いもの)は日本と同じような、粉の吹いたあの干し柿でした。(part2につづく)


2024年4月23日火曜日

コーカサス・アルメニア編 便利だったものなど

去年に引き続き出張ラッシュです。ウチの会社は人使いが荒い。

今回はコーカサスに行ってきました。ここもロシアからの直行便が残っている限られた国の一つです。現地での色々を備忘録としてまとめました。


今回はアルメニアの首都エレバンからの入国でした。


・エレバン、ズヴァルトノツ空港

https://www.zvartnots.aero/EN/Content/Transport

空港自体は小規模でターミナルは1つのみです。僕の到着したタイミングでは入国審査に長蛇の列ができていましたが、アルメニア国籍/外国籍の区別なくどのブースでも並べますし、係官が空いたブースにすぐに案内してくれます。周知のように、アゼルバイジャン入国のスタンプがあると、何の目的で訪問したか質問されますが、アルメニア入国そのものには問題ありません。

ターミナル内にはログイン不要のフリーWiFiがありますし、両替所、携帯電話会社などが入っています。両替所のレートは市内よりよくありませんが、市内へ向かうエクスプレスバスに乗車するには現金が必要です。ドル、ユーロなど主要通貨のほか、ロシア・ルーブルも両替できました。

現地SIMを入手したい場合は空港内で購入もできますが、短期間の滞在であれば市内店舗の方が容量の少ない安いプランを契約できます。僕は空港内のViva-MTSで購入できた最も安いプランを確保しましたが、これは20GBで、ネット調べでは5GBや10GBのもっと安いプランがありました。SIMカードは挿入しただけではインターネットにつながらないので、店員に接続設定までしてもらうと吉です。


・空港~市内のアクセス


7:00-22:00の間だけですが、Express201というマルシルートカが空港と市内を結んでいます。

上記空港の公式サイト内の、Elitebusという箇所をクリックすると以下のサイトが開き、バスの現在地が表示されます。地図がアルメニア語表記なので読み取りにくいですが、現在地が分かるのは心強いところ。

https://www.gpscontrol.ge/elitebus/


料金は300アルメニア・ドラム(AMD)で現金のみ可です。またウェブサイトには30分に1本と書かれていますが、僕が利用したときは1時間に一度、空港と市内中心部の地下鉄駅エリタサルダカンYeritasardakan横から出発でした。所要時間は約30分。1台のマイクロバスが始点を出発し、終点に到着すると30分停車し、再び出発するという流れでした。


空港前の停車位置にはこのような表示があります。


一方、市内から空港に向かう場合の停留所ですが、そこには標識が見当たらず。僕は始点の地下鉄エリタサルダカン駅横から乗車しましたが、停車したのは地上に出てすぐの路上で、さらに道の対岸にはSASというスーパーマーケットの看板があるのでこれが目印になります。Yandexマップだとこの位置に発着する表示が出ているので、こちらも参考になります。


(このYandexマップだとバス停マークがありますが、現地には標識はないのでご注意を!)


このバスは途中数か所で停車します。停車場は以下のとおりです。



・エレバンでお勧めの地図

支店のスタッフ曰く、一番精度の高い地図はYandexマップで、場所によってはMaps.meも詳細だとのこと。Yandexマップはとても便利で、ロシア国内と同様、ルートのみならず、時刻表付きの乗換案内と乗り物の現在地が表示されます。たまにGPSを搭載していないらしく、地図には表示がないのに目の前を走っているものもありますが。ただしYandexマップに表示される時刻表どおりに来ることは僕の体感ではほぼなく、所要時間は倍ほど見込んでおいたほうがいいです。その点、地下鉄が一番スピードが早く、時間通りに目的地にたどり着けます。


・公共交通機関

地下鉄、バス、マルシルートカ、トロリーバスがあり、前者3つは100AMD、トロリーバスのみ50AMDです。地下鉄のみジェトンを窓口で購入します。が、地下鉄の改札と、それ以外の乗り物の車内でクレジットカード読み取り機がある場合にはそれにタッチしてカード払いできるとのことです。僕は試していませんが、どなたか機会のある方はぜひ。

バスには運転手の横に古めかしい入金ボックスがあり、そこに100AMD硬貨を投入してから乗車します。100AMD硬貨の手持ちがない場合は運転手に直接支払えます。マルシュルートカとトロリーバスは運転手に直接支払います。マルシルートカのみ、支払いのタイミングが降車時でした。

タクシーはドライバーと直接交渉するか、Yandexタクシーが使用できます。ジョージアやアゼルバイジャンはタクシーアプリBoltが普及していますが、それは見当たらず。地図のことといい、ここまでYandexだらけだとちょっと驚き。


・鉄道駅、バスターミナル(一部のみ紹介)



・エレバン鉄道駅


https://www.railway.am/eng/forpassaj

中心部から少し南にあり、地下鉄駅サスンツィ・ダヴィドСасунци Давидと南バスターミナルに隣接しています。アルメニアの鉄道は路線が少なく、国際線だとエレバンートビリシが1日おきに1本走っています。時刻表と座席の種類、料金はアルメニア鉄道の公式サイトで確認できますが、残席数を調べることはできません。予約や支払いもできないので、駅の窓口で購入します。僕は2日後の切符を買いましたが、空席はそれなりにあるようです。現金だけでなく、日本のクレジットカードでも決済できました。パスポートを渡すと駅員がプリンタでチケットを印刷してくれます。駅舎の中は切符売り場と広い待合室、小さな売店くらいしかありませんが、一度外に出て地下鉄につながる通路に入ると、軽食などのキオスクや両替所が立ち並んでいます。


・中央バスターミナル



キリキア・バスターミナルとも呼ばれる、ジョージア行きやエチミアジン行きが発着する場所です。エレバン市内には複数のバスターミナルやハブとなる発着場所があり、行先によって異なるので要確認です。


ところで、町中を歩いているといたるところでロシア語が聞こえてきますし、辺りに居合わせた人たちに話しかけるとレベルの差こそあれロシア語で答えてくれます。親ロシアの国なので、ロシアからの移住者や観光客はいても、ウクライナからの避難者はこの国にはほとんど来ないとのこと。それから、若い世代だと英語も通じます。


しかし現地語が話せず、ロシア語しかできないとぼったくられるという話もあり、実際僕も、白タクで料金交渉の際にYandexタクシーの金額で乗車しようとしたところルーブル建てで請求されたり(AMDの3~4倍の価値)、とあるレストランでサービス料が10%上乗せされると記載があったところ、結果として25%とられたりしたので、足元を見られているのかも?一方、公共交通機関やスーパーマーケットで料金以上の請求をされたりお釣りが少なかったりしたケースはなかったので、一般市民と同じサービスを利用する分には問題ありませんでした。むしろおしゃべり好きで誰とでも会話できる人々という印象でした。


個人的な支出の面で痛かったのは円安です。特に日本円換算すると、事前に現地情報を調べるのに参照した先人たちの旅行ブログに書かれた物価の倍ほどします。例えば、2021年初頭のレートは1AMD=0.20円でしたが、2024年4月には1AMD=0.40円です。2024年4月現在、エレバンートビリシの三等寝台の下段は1万4545AMDしますが、これは現在のレートでは5818円です。2021年のレートでならその半分の3000円以下なので、お得感がありますねえ。しかもアルメニアでも徐々に物価上昇しているので、2021年当時は切符代自体がこれより安かったはず。円安はもう勘弁して!

2024年4月2日火曜日

モスクワ地下鉄の駅名変更

モスクワ地下鉄の駅名が一部、3月末でひっそりと変更されていました。

https://mosmetro.ru/news/details/4283?ysclid=lui4aagn6p623308517




https://mosmetro.ru/metro-mapより

今回変更となったのは2か所です。

1. (旧)МЦД/モスクワ中央径線/D-4の「テストフスカヤ Тестовская/Testovskaya」、МЦК/モスクワ中央環状線/MTsKの「ジェロヴォイ・ツェントルДеловой центр/Delovoy Tsentr」、地下鉄フィリ線の「メジドナロードナヤМеждународная/Mezhdunarodnaya

(新)「モスクワ・シティ Москва-Сити/Moskva-City

2. (旧)地下鉄フィリ線の「ヴィスタヴォチナヤ Выставочная/Vystavochnaya

)「ジェロヴォイ・ツェントル Деловой центр/Delovoy Tsentr

これで、この場所で乗換可能な大環状線、地下鉄ソンツェヴォ線と駅名が統一されました。

 

地下鉄の青と水色のアルバツカヤ Арбатская/Arbatskaya、それから今回2つのうち片方が名称変更となったテストフスカヤ駅のように、異なる所在地に同一の名称の駅があると、長年のロシア生活で慣れたとはいえ面倒ではありました。アルバツカヤのように中心部にある昔ながらの駅は定着しきっていますが、テストフスカヤのように新しい駅なら変えやすいのでしょう。ただでさえ新たな路線や駅が増えていて、「そんな駅あったかな?」というケースがぼちぼちあるこうやくんとしては、こういう効率化はありがたいです。

 

アルメニア編その2 エレバン探訪(part2)

漬物屋。キャベツ丸ごとがでかい。 スパイス各種。 野菜コーナーにて突然のしめじ。   ・鉄道駅横の市場(営業時間6:00~9:00) 地元の人々が通う生鮮市場を見たいならここもありです。駅舎に向かって右側にある体育館のような巨大な建物とその周辺で青果や魚、チーズ、スパイスなどを売...