2016年12月31日土曜日

ハルキウ市内の公共交通機関

 ハルキウХарківには大まかにいって4つの公共交通機関が存在します。

 1)メトロМетро

 メトロは三本走っています。地図中の赤、青、緑です。その他は建設中。



 デポジット式のカードもありますが、僕のような旅人には一回券の購入が楽。3Gです。因みにこの券はゲートの差し込み口に入れるとそのまま吸い込まれます。そのまま通過して下さい。
 


 ちょっと面倒なのが、券売機が1G、2G、5G、50Kしか受け付けない点。せめて10Gは使えるようになって欲しい。



 他方でうれしいのは、地下鉄駅構内で無料Wifiが繋がること。モスクワだと車両内ですが、こちらは逆に駅の内部。*訂正:一部の駅のみのようです。



2)トロリーバスТролейбусと3)トランバーイТрамбай

 トロリーは軒並みオンボロです。チェルニヒウにそれに近いくらいです。綺麗なトロリーをみたことがありません。*後日新しいのも発見しました!レアですが。
 乗り方ですが、通常は運転手に直接払います。つまり前乗りです。運賃は2.5G。



 トランバーイもそれなりに走っています。車掌がいる場合といない場合があります(正面に書いてあります。「ワンマン運行」とか)。車掌がいれば車掌に、不在の場合には運転手に直接払います。トロリーと同じく2.5Gで乗車できます。



 左かトランバーイ、右がトロリーのチケット。運賃を払うともらえます。キエフやリヴィウにあるような穴開けは不要です。



 4)バス(マルシルート)автобус

 ハルキウでは、バスとマルシルートとの区別は特にないようです。緑色のバスが市内を縦横に走っています。
 料金はやや高めです。僕がよく使うのは5.5G(後日6.5Gに値上がり)、或いは4.75Gです。通常は直接乗車時に運転手に支払います。おつりも出ますのでご安心を。



 この町は、この手の交通機関の表示がしっかりしている印象を受けました。どこの町でも新路線が開設されると、バス停の既存路線の表示とは別のところにぽつんと新路線の表示があったりと、初心者泣かせの場合が多いのですが、ハルキウはこの点バッチシ。因みにeはエクスプレスの意味みたいです。殆どのものにeが付いているのですが。
 *但し4桁番号の近郊線は別。



*市外に向かうバス路線はもちろん5.5Gや4.75Gでは済みません。降車するバス停次第で料金は変わります!
(2016.12.30)
(ハリコフХарьков)

2016年12月30日金曜日

ウクライナの長距離列車6:ハルキウ発(非インターシティ系)

ウクライナ第二の都市ハルキウХарківからの長距離列車です。

リストアップの順番はおよそ、行き先が時計の6時方向から時計回りの順になっています。
*このほか臨時便がでたりします。また値段や時刻は出発日、上り下り等で変わりますのであくまで目安にしてください。


〇ハルキウ-ルィスィチャンシクЛисичанськ線

1445-2026、2220-0554(+1)
2等寝台130G、3等寝台90G



〇ハルキウ-コスチャンティニウカ線
1903-2215
3等寝台120G


〇ハルキウ-マリウポリМаріуполь線
1805-1059(+1日)
2等寝台210G、3等寝台130G



〇ハルキウХарків-ベルジャンシクБердянськ線
2214-0735(+1日)
一等寝台なし、二等寝台約240G、三等寝台約140G


ハルキウХарків-ザポリッジャЗапоріжжя線
1506-1946
三等座席約60G



〇ハルキウХарків-ドニプロДнепро線
1805-2208
二等寝台座席使用100G、二等座席約110G、三等寝台座席使用約70G、


〇ハルキウХарків-タラス・シェフチェンコім. Т. Шевченко線
1530-2218
三等約90G


〇ハルキウХарків-ヘルソンХерсон線(クレメンチュク経由)
1904-1352(+1日)
一等寝台530G、二等寝台約290G、プラツカルト座席仕様約70G


〇ハルキウХарків-ヘルソンХерсон線(ドニプロ経由)
2117-1056(+1)
一等寝台?、二等寝台約390G、三等寝台約210G


〇ハルキウХарків-ノヴォオレクシーウカНовоолексивка線
2025-0430(+1)
二等寝台約200G、三等寝台約120G


〇ハルキウ-オデッサОдеса線
1747-0759(+1)
一等寝台710G、二等寝台270G、三等寝台140G



〇ハルキウ-キエフ線(スムィ経由)
2116-0526(+1)
一等座席140G、三等座席130G

*インターシティ(キエフ-ハルキウ線)は別ページで記載しているため、除外してあります。

〇ハルキウ-ヴィンヌィツャВінниця線
0552-1355
一等座席380G、二等座席260G


〇ハルキウ-チェルニウツィЧернівці線
1848-1217(+1)
一等寝台1540G、二等寝台720G


〇ハルキウ-ウシホロドУжигород線(ポルタヴァ経由)
1035-1148(+1)
二等寝台480G、三等寝台320G



〇ハルキウ-ウシホロドУжигород線(スムィ経由)
1848-1333(+1)
一等寝台1540G、二等寝台720G、二等座席350G



〇ハルキウ-リヴィウЛьвів線(南回り)
2130-1339(+1)
一等寝台890G、二等寝台440G、三等寝台270G


〇ハルキウ-リヴィウЛьвів線(北回り)
2015-1557(+1)
一等寝台1070G、二等寝台440G、三等寝台240G


〇ハルキウХарків-スムィСуми線
1021-1345
三等座席約90G


〇ハルキウ-サンクトペテルブルク線
0616-1220(+1)
二等寝台3620G、三等寝台2170G


〇ハルキウ-モスクワ線
2045-0952(+1)
一等寝台4890G、二等寝台2480G、三等寝台1390G


〇ハルキウ-バクー線
2051-0215(+3)
二等寝台3160G、三等寝台2160G



(ハリコフХарьков)

2016年12月29日木曜日

ロシアからウクライナへ(モスクワからハルキウへ鉄道で移動)

 とうとうモスクワとお別れです。夜行で移動するため、モスクワ・クルスキー駅Москва, Курский вокзалに移動です(地下鉄と繋がっている通路から鉄道駅入り)。ハルキウХарківの支店は良いところなのだろうか?



 尚、ベルリン行きの列車が新設されていたのを知りました。しかし経路を見ると、ベラルーシを通りますね。これはちょっと面倒(ビザ取得で)。



 地下通路で一番線に向かいます。



 もう真っ暗です。が、この列車は活気にあふれています。完全に満席でした。またフィルメンヌィ列車のはずだったのにボロイ車両でした。



 新年直前ということで、一部の車両には装飾が施されていました。多分、車掌の好みで付けることができるのでしょう。



 乗車の際、男性の車掌が僕が日本人であることに気がつくと、隣のおばちゃん車掌がそれに反応。日本人がハルキウに行くのかとビックリしていました。そして、いろいろ回ってきなさいよと声をかけられました。かなり珍しいようですね。まあハルキウ自体になかなか日本人が行かないのでしょうし、加えてこの寝台列車ではまず行かないのでしょう。キエフに向かうウクライナ号とは全く雰囲気が異なります。
 僕の車両の窓は泥だらけでした。まあ冬で雪の中を走る車両だから仕方がないのですがね。まだ出発前の様子です。尚いつも通り、自分で寝床を作ります。



 深夜12時頃のトゥーラ駅Тула。真っ暗で何も見えぬ。



 二時半頃のオリョール駅Орел。 



 4時過ぎのクルスク駅Курск。向こうに留置車両が見えます。



 そして6時半のベルゴロド駅Белгород。ここでようやくロシアを出るので、出国検査です。女性の検査官から旅行目的などを聞かれました。その際、彼女は同僚と一緒になって、日本のパスポートの美しさに感心していました。細かい模様やそれに付された色使いを気に入ったようでした。更にこの駅から次の終点に当たるハルキウ駅までの間、様々な物売りや両替屋が乗り込んで来て、うるさいというか賑やかというか、ちょっと初めての経験をしました。キエフに行くウクライナ号とは全然異なりました。



 ロシア・ウクライナ国境はハルキウに入る手前にありますが、入国審査は国境では行われず。ハルキウ駅で行われます。
 ハルキウに到着すると、入国検査まで待ちます。麻薬探査犬もやってきました。また審査官からいろいろ聞かれたのですが、どうも幾つかの質問は聞き返しても聞き取れず。上の寝台にいたお姉さんが助けてくれました。



 全員の審査が終わるとようやく下車できます。



 地下通路を通って町に出ます。列車の撮影は審査官から止められました。



 駅から出て正面の様子。田舎の大きな町の町並みのように思ったのですが、ごめんなさい、ハルキウさん。それは後々間違いだと気づかされることになりました。



 因みにチケット売り場にはカード支払いの設備なし。これはつらい。



 そのようなわけで、宿と支店に向かいます。

(ハリコフХарьков)

2016年12月27日火曜日

アンドロニコフ修道院(モスクワ)

 秋の撮りだめ放出シリーズ。修道院としてはロシア革命時に廃院となり、現在はアンドレイ・ルブリョフ博物館になっているアンドロニコフ修道院Андроников монастырьに行ってきました。
 最寄りはクルスク駅か、メトロ、リムスカヤ(或いはイリッチ広場)というところ。


 ルブリョフがお出迎えです。



 正面入り口。壁や塔が残っているだけでもたいしたもの。



 入ってすぐの光景。


 
 そばには案内図もあります。



 大天使ミハイルと府主教アレクシー教会。17世紀末。



 裏から見たところ。お店が入っているのですが、本日閉店でした。



 修道院内で一番の見所、救世主聖堂です(15世紀)。



 内部フレスコはルブリョフが描いており、また埋葬もここにされているとのこと。



 裏から見た救世主聖堂。


 アプシダ側。



 修道院内の塔。小ぶりですが、形は悪くない。



 こちらも一隅を占める塔。



 こちらもなかなか渋い。



 クルスキー駅までトラムで帰還。


アルメニア編その2 エレバン探訪(part2)

漬物屋。キャベツ丸ごとがでかい。 スパイス各種。 野菜コーナーにて突然のしめじ。   ・鉄道駅横の市場(営業時間6:00~9:00) 地元の人々が通う生鮮市場を見たいならここもありです。駅舎に向かって右側にある体育館のような巨大な建物とその周辺で青果や魚、チーズ、スパイスなどを売...