2016年6月28日火曜日

ルーマニアからモルドヴァへ(ヤシからキシナウへバスで移動)

 ヤシからキシナウへの復路はバスを利用することにしました。チケット(ビリエト)自体はキシナウの南西バスターミナルで予め購入しておきました。

 ただ、購入後に気づいたのですが、ヤシでのバス乗り場がどこなのか、イマイチ判然とせず。ターミナルのおばちゃんからは単純に「Gara Yasi」というメモ書きをもらい、「ここに行きなさいよ!」と言われていたのですが、ネットで見る限り、ヤシには少なくとも鉄道駅の前と西ターミナルがあるらしく、時間もないのに両方行ってみないといけないなあと思っていました。更によくよく考えてみると、Garaは鉄道駅自体も指しうるので、駅前のロータリー発もあるのかも知れないとも思い始めました。更に駅に近いスーパーVillaのわきから出ているという話もネットで見て、こりゃあ早めに行って調べないとと思い、市内観光の後、駅方面に向かいました。



 ネオゴシック(?)と思しき、ヤシ駅。しかし、ロータリーを見てもタクシーばかり。恐らくここは目的地ではないと判断。



次いで駅の正面、道路を挟んだ向かいにあるバスターミナルへ行ってみます。



17時半キシナウ行きのバスがある。ここから乗るようだ。



 一応待合室もあります。冷房が効いていました。Wifiはなし。トイレは有料1Lでした。



 偽札の見分け方を記したポスターあり。



 外にはプラットホームを示すプレートがあります。



キシナウ行きはこちら。



 ルートはこのような感じです。ウンゲニを通らずに、北から廻りました。



 写真はないのですが(代わりにグーグルマップから)、国境(Sculeni)には30分かからずに到着。ただ、怪しいと思われたのか、バスの乗客全員がバスから降ろされ、真ん中の入国管理所で一人ずつ検査。無事に全員がクリアし、引き続いて200mほど離れたモルドヴァの入国管理所へ移動。混雑していて入国待ちの車の行列が出来ていたのですが、こちらは路線バスということで特別レーンに入ることができ、比較的短時間でクリア出来ました。こちらでは下ろされることはなく、パスポートを車内で回収、その後返却というものでした。結局出国と入国審査で合わせて1時間というところでしょうか。



 キシナウの南西ターミナルに直行かと思ったら、メインストリートのスチェファン・チェル・マーレを通ってくれましたので助かりました。運転手を含め20人での旅でした。


審査時間を含め、3時間45分程度の旅でした。(2016.6.28)

(Chisinau, Gara auto sud-Vest, Iasi, Sculeni, )

2016年6月27日月曜日

モルドヴァからルーマニアへ(キシナウからヤシへ鉄道で移動)

 キシナウChișinâu/ChisinauからルーマニアRomănia/Romaniaまでは、距離はそれほどありません。そこで、日帰りでヤシIași/Iasi観光に出かけました。行きは鉄道、帰りはバスを使うことにしまして、行きは鉄道駅で切符を購入です(帰りのバスチケットは南西バスターミナルで購入しました)。

 ちょっとオリエンタルな感じのするキシナウ鉄道駅です。長距離用です。



 入り口の脇に、時刻表があります。上は国際列車。本数は少ないです。モスクワ、サンクト・ペテルブルク、ブカレスト、オデッサ行きです。下は国内列車なのですが、一番上のソコーラSololaはヤシであり、厳密には国際列車です。



 駅には床屋やカフェも入っています。



 駅に入ると正面は長距離用ホームへの出口。右に切符売り場があります。



 他方で、すぐ左にはATMがあります。実際に国際キャッシュカードで下ろせました。



 右手の扉をくぐってすぐ右に売り場があります。こちらは24時間営業の窓口。奥にも売り場がありますが、そっちは夜閉まるとのこと。ええと、切符は2等で148Lでした。



奥の売り場脇のベンチ。寝心地が良さそうなんですが、夜は閉まるとのこと。因みにこちらではカードで切符の購入は可能です。


 正面のホームを入って右(オデッサ方面)を見たところ。綺麗な駅です。列車があまり来ないのでもったいない。いや来ないから綺麗なのか。



 当日の朝です。6時43分発で、ヤシ・ソコーラまで行く急行列車です。


 
 ディーゼルカーですが、モルドヴァでは最新式の列車です。実際それなりにスピードが出ます。運転手のおっちゃんから自慢されました。



 1〜3等車まであり、あまり値段は変わらないので真ん中をとって二等車にしました。リクライニング無しの固定クロスシート(二列+二列)です。三等はロシアなどでよくある隣の座席との区別がない(ベンチタイプ)です(二列+三列)。一等は駅のチケット売り場のお姉さんの話だと、二列+一列だそうです。モニタ、コンセント、冷房、Wifiも入っています。ただWifiはつながる区間とそうでないところがなぜかありました。



 コンセント。



 すみにはブフェがあります。コーヒーを頼んだところ、インスタントで10Lでした。



 ルートはこのような感じです。




 出発後。単線区間が基本なので、所々の駅で普通電車と交換です。



 ブカレスト発キシナウ行きの夜行とも交換です。



 基本的にはのどかな丘陵地帯が続きます。



 同じく。尚、部分的に複線の区間もあります。



 地平線まで続く麦畑。冬小麦か?



 写真がよくないのですが、馬、牛、山羊、ガチョウ等がいます。



 二時間程度で国境の町ウンゲニに到着です。ブカレスト行きの夜行などはここで台車を交換します。標準軌のルーマニアと広軌のモルドヴァは台車を変えないと行き来できないのです。しかし、この列車では交換はありませんでした(謎すぎ!)。理由はあとで。ともかくここで出国審査が行われます。



 一時間程度審査にかかり、ようやく出発です。脇に台車交換設備があります。



 遠くにも、台車そして車輪が大量に置かれている(放置?)のが分かります。


 
 標準軌と広軌がいり混ざったポイント。複雑。



 プルト川を越えるとルーマニアです。



 こちらでは入国検査です。実は相当に時間がかかり、ここでも一時間です。予定より遅れました。モルドヴァ人女性二人が書類不備で下ろされました。駅でもない検問所で下ろされるのはつらいですね。まあここからEUに入るのでちょっと厳しいのでしょう。



 脇では牧歌的な光景が広がっています。



 入国が終わるとルーマニアの大地に入ります。地平の果てまでひまわり。



 まあでもあまり変わらない気もします。モルドヴァと。



 比較的短時間でヤシ・ソコーラ到着です。この駅は、ヤシのメインの駅とは異なります。両駅は二キロほど離れています。メインの駅までこの列車は行きません(行けません)。
 その理由は、車掌のおばちゃんに聞いて納得です。モルドヴァの広軌がここまで続いていたのです。ここから先は標準軌しかありませんから、この列車は進めません。ディーゼルカーですから、台車の交換は難しいということもありますね。



 駅を出て、標準軌のヤードを渡ると町に出る道があります。予め、近辺のバスのルートも調べていたのですが、実は・・・



 渡り終えてすぐのところで市内行きのバスが待っていました。料金はルーマニア・レイで2L。モルドヴァで両替をしていたので、スムーズに乗れました。旧市街の宮殿やポドゥル・ロシ広場(終点)まで行きます。ちょっとルートが遠回りするので乗ってから不安になったのですが、大丈夫でした。


 それにしても、国境の検査がなければ、二時間強でキシナウからヤシに到着できるのにもったいない。(2016.6.26)

*帰宅編(ヤシからキシナウでバスで移動)は次回。


(ATM, Chisinau, Iasi, Romania, Ungheni, кишнев, )
 

2016年6月26日日曜日

モルドヴァの長距離バス3:キシナウの南西(南)バスターミナル出発便

 先日の中央のターミナルに続き、今回はキシナウChișinâu/Chisinau(キシニョフКишнев)の南西(南)ターミナルの紹介をします。鉄道駅から17番のトロリーか、ユニック百貨店の通り(イズマイロフ通り)を西に行きます。なお、ターミナルの名前は正式には「南西」です。今回の目的はルーマニアRomănia/RomaniaのヤシIași/Iasi行きバスのチェックとチケット購入です。ヤシ行きはこの南西ターミナルからしか出ていません。

 どんどん田舎になって最後に右手にターミナルが現れます。ここは「汚いところ」とネットで評判です。



 ターミナルの建物は現在修理中です。



 ご覧の通りです。



 しかし、探すまでもなく、すぐとなりにチケット売り場とプラットホームがあります。



 個人的にはそれほど汚いとは思いませんでした。混沌とはしていますが。ただ、北ターミナルと比べるとまあ一応同意します。


 
 チケット(ビリエト)売り場も外に出ています。向こうにも小屋があり、またその他にも幾つかの場所でチケットが売られています。


 
 改修中の建物につながるこちらの入り口には、チケット売り場はございません。


 
1~3番のプラットフォーム。建物に行き先の書かれた板が貼り付けてあります。



 ペテルブルク行きも出ているようです。



 今回のお目当てのヤシ便はこちら。因みに南西ターミナルから出る全便を一挙に記載した時刻表は存在しませんでした。各々のホームで探して見みてください。



 このあと僕はチケット小屋でヤシからキシナウに向かう便のチケットを買いました。(ヤシ発1730,1900の便だけはここで購入できるとのことでした)。行きは鉄道で行くことにしましたので、帰り便だけなのです。因みにチケット小屋にもカード払いの設備があり、VISAカードでチケットを買えました。(2016.6.26)

*因みにほぼ毎日出ている国際線の行き先は、
サンクトペテルブルク、モスクワ(以上ロシア)、キリヤ、イズマイル(以上ウクライナ)、ヤシ、ブラショフ(ルーマニア)、プラハ(チェコ)でした。

 (Chisinau, Gara auto sud-Vest, Iasi, Romania,)

アルメニア編その2 エレバン探訪(part2)

漬物屋。キャベツ丸ごとがでかい。 スパイス各種。 野菜コーナーにて突然のしめじ。   ・鉄道駅横の市場(営業時間6:00~9:00) 地元の人々が通う生鮮市場を見たいならここもありです。駅舎に向かって右側にある体育館のような巨大な建物とその周辺で青果や魚、チーズ、スパイスなどを売...