2024年9月28日土曜日

ブハラからスィトライ・マヒ・ホサ宮殿への行き方

(恐らく最後になるはずの)ミニ出張の前にダッシュでブハラ回り。

ブハラの郊外に、スィトライ・マヒ・ホサという宮殿があります。「月と星の宮殿」とも呼ばれる、ブハラ・ハンの居住していた本物の宮殿が博物館として公開されています。

 

7番のバスでアクセス可能です。ブハラの公共交通機関はグーグルマップやヤンデックスでは調べられないのですが、2GISだと表示され、各名所の表示も見やすかったので、ブハラでは何度もお世話になりました。


中心部をぐるりと囲む環状道路のバス停から7番バスに乗って終点で下車します。ブハラでもバスは1乗り2000スムです。

 


宮殿の入り口前に停車します。特にバス停の表示はないのですが、帰りは同じ道路の反対側の路上から乗ります。

尚、入場料は4万スム。内部の詳細は公式ウェブサイトで確認できます。

https://www.bukharamuseums.uz/ru/katalog/item/sitorai-mokhi-khossa


この宮殿自体の歴史や由来は多くのガイドブックや観光案内所で紹介されているので、ここでは一つだけご紹介します。


この応接間、四方の壁や屋根がステンドグラスになっています。

どの壁面も美しいです。天気のいい日は太陽光が東側から順に差し込み、室内でその色彩の変化を楽しめるかと。

さて、ガイドのおっちゃんがあるものを見せてくれました。この柱、よく見ると1本につき5か所、目立たないようにこのような四角い切り込みがあるのです。


こんな感じ。


これ、実は外れます。中にはこのような巨大なねじが仕込まれています。


このねじを緩めて、ステンドグラスの壁を外すことができます。ステンドグラスの壁は春夏秋冬の4種類あり、8時間かけて交換できるとのこと。交換はハンが命じたときにのみ行われていたそうです。前夜にこの部屋で宴会をした客が酔いつぶれて宿泊し、別の部屋で夜を明かしている間に、ハンはステンドグラスの交換を命じたそうです。翌日再びこの部屋にやってきた客は混乱をきたしたとのこと。ハンは壮大な洒落っ気のある人物だったようです。

 

現在公開されているこの部屋は、革命の際に最後のハンがここを去ったときの、秋のステンドグラスがはめ込まれたままになっています。

 

「街中のガイドが知らないことも教えちゃうよ」というガイドのおっちゃんの口車に乗せられて11万スムを追加で払って個人ガイドツアーにしましたが、面白いものが見られました。僕はロシア語で案内を受けましたが、英語もあると思われます。興味のある方はぜひ。

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