2021年6月22日火曜日

グロズヌィ最終日

 東に向かうにつれ、イスラムの世界になっていく北カフカス。チェチェン暮らしも今日で最終日となりましたので、恐らく二度とこないであろうこの地をきちんと見ておこうと思い、まずは昨日のモスク(中央モスク「チェチェンの心」)へ。

 


 グロズヌイ中心部の巨大モスク。その名もアフマト・カディロフ名称中央モスク「チェチェンの心」Центральная мечеть Сердце Чечни имени Ахмата Кадырова1万人を収容できる、ヨーロッパ最大級のモスクだそうです。アヤソフィヤに似ているなあ。

 なお、現役の大統領が自分の名前をつけるあたりが、感覚が違う。




 内部は美しい。スペインのメスキータを思い出しました。


 

 ところで、ガイド氏曰く「どの観光客も、町中にカディロフはいないかと探すんですよ。」そりゃあ、いるんだったら見てみたいものです。しかし「首長である彼には市内視察をする機会はたまにあるものの、ほかの仕事もあるわけで、いつもその辺を歩き回っているわけではない」となぜか僕が釘を刺されました。



 また民族衣装を着た人が多く、どうやらイベントがあったらしい。


 そうそう、チェチェンは足元までのロングスカートやワンピース+同系色のスカーフが多かった。が、スカーフのない人もいて、その辺は人によるようでした。年齢の偏りも見られなかったので、本当にその人次第のようです。




 こちらは貸衣装屋。








 流石にモスクワでは見ませんねえ。とはいえ、なかなか美しいですな。




その後、この日の昼食をとった店にて。こんなものが置いてありました。




こちらは袖のない男性用コート、ブルカБуркаと短剣キンジャルКинжал




撮影していいか尋ねたところ、快くOKしてくださっただけでなく、この石づくりのインスタレーションに仕込んである噴水をオンにしてくれました。そんなわけで、室内ですが、この石の装置には水が流れています。


午後、支店で昨日の問題に決着を付けてから、更に東、ダゲスタンРеспублика Дагестанに出発です。グロズヌィという「山場」を越え、あとは楽しみが残るだけですなあ。

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