2021年6月18日金曜日

オセチアパイを堪能してから雪崩事故現場に

  今日は北オセチアРеспублика Северная Осетияを満喫しました。



 死者の町を回った後、昼食でオセチアパイОсетинские пирогиとやらを初めて食しました。

 外観は名もなき小さなキオスクなのですが、その隣にある小屋の中で店のおかみさんがパイを作っています。具は肉、ジャガイモ、チーズ、ビーツの葉の4種類から選べます。注文を受けてその場で調理し、薪の窯で焼くというものでした。こうや君はビーツの葉のパイにします。


おかみさんが1個分ずつに分けられた生地を一つ取り、平らに伸ばします。



 具を包んで型に入れ、窯の上に。



 左横の扉を開けて薪を随時くべます。





 パイを窯で焼いていきます。最初は下段で。





 数分後に、下段のパイを上段に移します。写真は2個目のパイを下段に入れる瞬間。






 その数分後、焼きあがりました。





 最後に溶かしバターを塗って完成です。

 

 おかみさんお手製のチーズに刻んだビーツの葉を混ぜた具は軽い塩味でフレッシュでした。キオスクの裏に数頭の牛が放牧されていたので、チーズはきっとこの牛乳で作ったのでしょう。かなり食べ応えあり。うまかった。


 その後、北コーカサスで行った場所の一つが、カルマドン峡谷Кармадонです。2002年に俳優・映画監督のセルゲイ・ボドロフJr.が撮影中に雪崩事故により亡くなった場所です。壊れたトンネルの入り口に記念碑が置かれています。
 ロケの撮影隊だけでなく、周辺の住民の命も奪われました。誰の遺体も発見されていないとのこと



 トンネルのすぐ隣を流れる川。氷河がなだれ込んできたので、この辺り一帯が持って行かれたのだとか。100年に1度の規模の事故だったとのこと。




 ガイドのおっちゃん曰く、ある超能力者が「ボドロフの霊はこのトンネルにいる」と言ったのだとか。トンネルは進入可能ですが、途中から完全に塞がっていました。照明はまったくないので、入り口からの光だけが頼り。夜は相当怖そう。。。



 こちらは帰りに立ち寄った
アラニア聖ウスペンスキー男子修道院Аланский Свято-Успенский мужской монастырь(19世紀)。ビザンツ教会っぽいなあ。

 ウラジカフカスに帰還後、支店に最後の挨拶。明日はイングーシ入りだ。アクシデントに備え、よく寝ておこう。

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