ウラジカフカスВладикавказに一旦戻り、支店で挨拶をして連邦道路でチェチェンЧечня入りです。
忘れないうちに、ウラジカフカスの習慣・風習について備忘録として書き置き。
ウラジカフカスのガイドのおっちゃんから、空港でのピックアップ時に、
「ここでのルールは、マスクをするな、シートベルトを締めるな、だ」
って言われました。道路警察に停められないのか心配でした(モスクワではシートベルトはもちろんですが、マスクをしていないと道路警察が罰金を取ります。ドライバーだけかもしれませんが)。でも、マスクは分からずじまいで、シートベルトの方は、僕は癖になっているので助手席に乗ったらすぐにベルトに手が伸びるわけです。何回目かでおっちゃんが、居合わせた同業者に「この人は何度言ってもシートベルトをするんだよ」と愚痴る。どうも地元の慣習のどれが本当なんだか、良く分からないところでした。
ウラジカフカスの街歩き(1回目は朝に一人で、2回目はツアー行程内でガイド付きで街歩きをしました)で一緒だった、若いですがキャリア9年の女性ガイド(外見と名前から判断するにロシア人)の、この地域の人間関係は緊密だという体験談も興味深かったのでお伝えします。
あるとき、彼女は自宅で料理をして、味付けに塩を振ろうとしていたら、実家の母から電話が。出てみると、「塩を入れすぎないようにね!」と。「どこから見てるの?」と聞くと、母の親戚がガイド氏が食材を持って自宅に入るのを目撃し、その直後母に電話してその話をしたらしいのです。夜だったので、父を起こさないよう、母は近所に住むはとこのおばさんの家に行き、そして先ほどの電話をしたとのこと。
さらに、ガイドの弟はあるとき試しに煙草を吸おうとしました。家族内では禁止されていたのでこっそり隠れて吸おうとしたところ、電話がかかってきて、「煙草を吸ってるのか?」と。どうやら、煙草を購入し、人目に付かない所へ移動するのを目撃した親戚が家族に通報したようだとのこと。
彼女曰く、この地域では「個人の問題」というのはなくて、「家族共通の問題」になるのだそう。そのため自分一人で考えたいことや内にこもりたいことがあっても、それはできないのだと。
あと、ウラジカフカスの町中では、中心部の路上や広場で民族音楽を演奏し、自然発生的に周囲の人たちが民族ダンスを踊ることがあるのだそうです。小さい頃からしばしば目にするものなので、どんなにダンスの下手な人でも踊れるようになるのだとか。YouTubeにアップされたフラッシュモブ(なので、これは自然発生のではないですが)を見せてもらいましたが、いきなり路上で踊りだすとは、メンタルが南国!
そうそう、これも。ベスラン学校占拠事件のあったベスラン市って、 ウラジカフカス空港の近くなのですよ。空港から北オセチアの山岳部に行く途中で記念碑や墓地のあるとこ ろを通ったんですよ。下車しなかったので、 車での通りすがりに見ただけになってしまいましたが。
これから、同じ連邦道路を戻ってグロズヌイГрозныйへ行きます(というかホントは途中、休憩所なんですが)。
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