2017年2月15日水曜日

リラ修道院(リラ)

 リラ修道院Рилски манастирに行ってきました。単体の修道院を紹介するのはあまりしないようにしているのですが(モスクワについてはしてしまいましたが)、前日、トラム車内で非ブルガリア人の観光客と思しき若い女性からリラ修道院の行き先を聞かれた際に、直行便があることを知らず、遠回りの行き方を教えてしまいました。その後、直行便の存在を知ったのですが、彼女には非常に悪いことをしたと思っております。
 そういうこともあって、確認して、それからきちんと行き方を書き留めておこうと思いました。ソフィアСофияからは100キロくらいでしょうか。テッサロニキΘεσσαλονίκηから来る場合、ブラゴエフグラドБлагоевград辺りで宿を取り、バスで行き来してからソフィア入りする方がいいですね。



 市内、トラムの5番で南のバスターミナルに到着です。



 4番トラムの路線図でターミナルの位置を示しておきます。鉄道駅からは南西方向です。停留所名はкв. Овча Купелです。



 市内中心部から左側にトラムの回転場が見え、右側に大きな公園が見えたら次で降りて下さい。



 こちらがバスターミナル(正式名は西バスターミナル)Автогара Запад。国際線はありません。肌色の建物が待合室。



 入り口はこちら。建物は古いですが、無料Wifiあり。有料トイレもあります(0.3L)。尚、中にチケット売り場の痕跡はあるのですが、「ここでは売っていません」と書かれています。結局チケットはバスの運転手から直接購入しました(11L)。

 

 入り口の前が修道院行きのホームです。バスは20分くらい前に到着したのですが、「リラ行き」になっていました。時刻表を見ると、同じ10時20分に「リラ行き」と「リラ修道院行き」が出るように思えますが、そうではありませんでした。今回のバス(ミニバス)は「リラ行き」でまずリラまで行き、そこから更に修道院に向かうバスでした(但しパタンは幾つかあるようなので、運転手に確認しよう!)。



 高規格道路を降り、のどかな田舎道に入ります。



 11時45分、リラに到着です。ただ、このまますぐに出発ではありませんでした。50分休憩とのことで、12時35分に出発しました。



 こちら、リラの停留所の時刻表。ブラゴエフグラドとの間にはかなりの本数がありますが、修道院までが1日三往復。



 川に沿って谷間の道を進みます。ところどころで崖が崩れかけていたり、砂が舞っているのが怖かった。



 13時ころに修道院に到着。一番にバスを降ります。とは言え、修道院の前には車が数多く停まっており、観光バスもちらほら。混んでいます。



 なるほど、美しいですねえ。完全に僧房に囲われている形の修道院ですね。四方が僧房というのはなかなかすごい。アトスにはありそうですが。



 博物館もあります。こちらは有料で8L。悪くないのですが、個人的には5L位が適当かと。



 鐘楼の下はお土産屋。鐘楼は珍しい模様で装飾されています。



 中央の聖堂の内部は撮影禁止。しかし外部の廊下はOKなので、美しいフレスコを撮ってきました。 



 外部のフレスコはそれほど古くないのでしょうが、モチーフ自体はおもしろいものが多かったですね。「悪さをすると罰せられる」式のフレスコが多かった。







 左は嘘つき、右は姦淫を犯すとこうなります、の図。



 三角の「光輪」のサヴァオフさん。キリストと並んで、よく描かれていました。



 バスの出発まで時間があるので、皆さん、修道院裏の軽食屋やレストランで時間を過ごしていました。



 わたくしもコーヒー一杯だけ頼みました。1.5Lなり。



 裏から見た修道院。壁には窓がありますね、全て僧房だからです。



 山頂は雪雲で見えません。



 帰りは1500発。ほぼ行きと同じメンバーが乗り込んでリラに向けて出発です。



 リラに到着すると、運転手が「さあ乗り換えだ!」と言って降りるよう指示。隣に大きなバスが待っていました。既に半分ほど席が埋まっており、これでソフィアに向かうことになりました。



 このあたり、庭先にブドウ棚を作っている家が本当に多い。



 こちらは途中の景色。キノコの原木のようでした。蜜箱も見ましたし、コウノトリか何かの巨大な巣もありました。



 羊や牛とも出くわします。



 復路は明らかに行きと異なるルートを通っており、のろかったものの、綺麗な景色を見ることもできました。



 こうしてようやく17時15分ソフィヤ到着。因みに昨日違う情報を教えてしまった女性は、予想通り今日のバスに乗っていました。それゆえ非を詫びておきました。

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