2017年2月20日月曜日

ヴェリコ・タルノヴォからの国際線バス・鉄道を調べたのですが

 ヴェリコ・タルノヴォВелико Търновоは中世にはブルガリア王国の都だったのですが、現在は人口十万に届かない小都市です。とはいっても、ブルガリア国内の真ん中辺りに位置し、その意味で地理的にはそう悪い場所でもないので、期待してこの町のバスと鉄道について調べてみました。

1)バスの南ターミナルАвтогара Юг

 ヤントラ川Янтраが作った谷にあるターミナルで、新しく綺麗なところです。



 ところが、国際線に関しては、正直に言って期待ハズレでした。幾つかのバス会社が入っていますが、ここからはブカレストBucharesti行きがかつて存在したものの廃止。ブカレストに行くにはどうすればいいのか、とおばちゃんに尋ねると「ルセРусеに行け。そこからバスがある」との返事あり。



 結局、ソフィア経由のアテネ行き(ギリシア各地経由)しかないことが分かりました。

 2)西ターミナルАвтогара Запад

 ヴェリコ・タルノヴォにはもう一つバスターミナルがあり、こちらも気になっていました。



 市内中心部からバスが通じていますので、それを使うといいでしょう。1,2,70番のバスは確実に行くはずです。



 国内各地に向けてバスが出ています。



 カッサは建物内にあります(ただ、運転手からも購入可能)。時刻表がないので尋ねてみたところ、隣のパソコンで検索せよとのことでした。



 なるほど、行き先を選ぶと料金まで含めて一覧が出てきます。



 但し、やはりがっかりさせられたのですが、こちらは国際線なしでした。ただ、ルセ行きが数本あるので、ルーマニアRomaniaを狙うならこちらから乗車するのが良いでしょう。


 3)鉄道駅Железопътна гара

 南ターミナルより更に川に向かって谷を降りていくとあったのですが・・・これは厳しい、ホームのみ。貨物ホームは多少しっかりしているのですが。まあ幹線の駅ではないので、仕方ないのでしょう。



 ブルガリア国鉄のページを見る限り、隣町(かなり近い)のゴルナ・オリャホヴィツァГорна Оряховица(幹線駅)までバスで出て、そこから乗車するのがいいのでしょう。10番バスでも多分いけます。

 
 というわけで、この町は国際線の乗り場としてはほぼ役に立ちません(アテネ行きのみ)。もちろん、国内向けには使えますが。

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