2016年12月29日木曜日

ロシアからウクライナへ(モスクワからハルキウへ鉄道で移動)

 とうとうモスクワとお別れです。夜行で移動するため、モスクワ・クルスキー駅Москва, Курский вокзалに移動です(地下鉄と繋がっている通路から鉄道駅入り)。ハルキウХарківの支店は良いところなのだろうか?



 尚、ベルリン行きの列車が新設されていたのを知りました。しかし経路を見ると、ベラルーシを通りますね。これはちょっと面倒(ビザ取得で)。



 地下通路で一番線に向かいます。



 もう真っ暗です。が、この列車は活気にあふれています。完全に満席でした。またフィルメンヌィ列車のはずだったのにボロイ車両でした。



 新年直前ということで、一部の車両には装飾が施されていました。多分、車掌の好みで付けることができるのでしょう。



 乗車の際、男性の車掌が僕が日本人であることに気がつくと、隣のおばちゃん車掌がそれに反応。日本人がハルキウに行くのかとビックリしていました。そして、いろいろ回ってきなさいよと声をかけられました。かなり珍しいようですね。まあハルキウ自体になかなか日本人が行かないのでしょうし、加えてこの寝台列車ではまず行かないのでしょう。キエフに向かうウクライナ号とは全く雰囲気が異なります。
 僕の車両の窓は泥だらけでした。まあ冬で雪の中を走る車両だから仕方がないのですがね。まだ出発前の様子です。尚いつも通り、自分で寝床を作ります。



 深夜12時頃のトゥーラ駅Тула。真っ暗で何も見えぬ。



 二時半頃のオリョール駅Орел。 



 4時過ぎのクルスク駅Курск。向こうに留置車両が見えます。



 そして6時半のベルゴロド駅Белгород。ここでようやくロシアを出るので、出国検査です。女性の検査官から旅行目的などを聞かれました。その際、彼女は同僚と一緒になって、日本のパスポートの美しさに感心していました。細かい模様やそれに付された色使いを気に入ったようでした。更にこの駅から次の終点に当たるハルキウ駅までの間、様々な物売りや両替屋が乗り込んで来て、うるさいというか賑やかというか、ちょっと初めての経験をしました。キエフに行くウクライナ号とは全然異なりました。



 ロシア・ウクライナ国境はハルキウに入る手前にありますが、入国審査は国境では行われず。ハルキウ駅で行われます。
 ハルキウに到着すると、入国検査まで待ちます。麻薬探査犬もやってきました。また審査官からいろいろ聞かれたのですが、どうも幾つかの質問は聞き返しても聞き取れず。上の寝台にいたお姉さんが助けてくれました。



 全員の審査が終わるとようやく下車できます。



 地下通路を通って町に出ます。列車の撮影は審査官から止められました。



 駅から出て正面の様子。田舎の大きな町の町並みのように思ったのですが、ごめんなさい、ハルキウさん。それは後々間違いだと気づかされることになりました。



 因みにチケット売り場にはカード支払いの設備なし。これはつらい。



 そのようなわけで、宿と支店に向かいます。

(ハリコフХарьков)

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大使館より連絡が入りました。 __________ 日本人を含む外国人がロシアに入国及び出国する際の審査において 、 指紋等の個人生体識別情報を採取する措置がモスクワに所在する空 港にて12月1日より先行開始されます。 空港でのロシア入国及び出国手続きの際にはご留意ください。 1...