2016年12月20日火曜日

ズナメンスキー修道院、洗礼者ヨハネ修道院(モスクワ)

 今日も早めに退社できたので、中心部付近の修道院を回ってきました。



(1)ズナメンスキー修道院

 まずはヴァルヴァルカ通りにあるズナメンスキー修道院Знаменский монастырьです。とは言っても、修道院自体はほぼ革命時に解体され、残るのはズナメンスキー聖堂と僅かな部分のみです。因みに修道院の成立は1631年、ミハイル・ロマノフの時代です。



 通りから少し降りると、聖堂の正面につきます。



 聖堂の建設は17世紀末。この時期は多いですね。



 入り口は正面でなく脇にあります。なかは撮影禁止。比較的天井の低い作りになっていて、一番奥に三段のイコノスタスがあります。



 同じ敷地にある鐘撞き堂と教会堂。しかし、恐らくズナメンスキー修道院とは別のような気がしました。雰囲気が違っている気がします。鐘撞き堂の色は似ているのですがね。



(2)洗礼者ヨハネ修道院

 キタイ・ゴロドの駅の脇を通って東に行くと、今度は洗礼者ヨハネ修道院Иоано-Предтеченский монастырьが見えてきます。15世紀創建の女子修道院(総主教座直轄)です。



 二つの塔を持つ正面。珍しいですよね、この様式は。上空から見ると西洋のバシリカ系です。ただ、実際には異なるのですが。まず、この正面からは入れません。左手に回ります。



 18世紀からこんな感じです、という銘文。もちろん創建はもっと早い(15世紀初頭)のです。またヨハネ修道院Ивановский монастырьとも呼ばれています。



 脇のアーチから中に入ると、巨大な主聖堂を見上げる形になります。



 他にも僧房らしきものなどいろいろ残っています。まさに修道院。



 ここももちろん建物の内部は撮影禁止。天井は高く、しかしイコノスタスは二段。それ故、イコノスタスの上方ががら空き、というタイプです。
 因みに、正面の門の脇にはトラペザ(食堂)がありました。



 締まらない終わり方ですみません。

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