2021年4月13日火曜日

オーロラを探して ムールマンスクへの旅(計画編)

 新型コロナウイルスによって外国旅行に行きにくくなったため、ロシアでは国内旅行キャンペーンが行われています。密集を避ける観点から、自然の中で過ごすなどあまり大人数にならないようなプランや家族単位で参加できるプログラムに力が入っているそうです。といっても、「ヴェスチвести」の報道によると、2021年の新年の大型連休中に近郊を含め外出する計画を立てた人は5人に1人だそうなので、例年よりはずっと少ないのですが。

 

さて、そんな国内旅行キャンペーンで、地方都市へ行く人たちがいました。中でもこの冬にムールマンスクにオーロラを見に行ったという駐在員の方々がいて、ずいぶんよかったとのこと。



 だいぶ昔、僕の複数の知り合いが行ったときは、1週間ほど滞在しても全然見えなかったと言っていたので、同じ北極圏でも、オーロラのメッカであるフィンランドやカナダよりも見えないのかと思っていました。しかし、この冬出かけた人々の話では、北欧やカナダでよくあるように人里離れた宿泊施設に滞在し、ときどき外に出て観測するのではなく、雲の切れ目があり、オーロラの出そうなスポットに車で行くので、週末や3連休での滞在でも見られたそうなのです。

 

 自然現象なので最終的には運頼みなのですが、見られるものなら見てみたい。オーロラスポットまでは車で移動するため、最低でもドライバー兼ガイド氏と相乗りにはなりますが、現地での観測中は野外なので、極力密集を避けられるのではと思います。

 

 調べてみると、オーロラを見に行くツアーを催行している会社はいくつかあり、どこも基本的に1回の観測で5000R、見られなければ半額になるか、または翌日に半額の2500Rでもう一度トライするというプランなようです。スタート時間は当日の天候次第ですが、19:00以降にスタートし、すぐに見られれば3時間ほどで終了、なかなか出なければ2:003:00くらいまで方々を巡って粘ることになります。吹雪など明らかに悪天候の日は中止です。

 

 料金の点では、現地のタクシーを捕まえて郊外へ行く方が格段に安いのではと思います。しかし何日も滞在できないので、わずかでも確率を上げるため、ここはオーロラスポットに詳しいガイドがいた方がいいと判断しました。

 

ツアーを催行する会社をいくつかご紹介します。

https://nordtours.ru/(日本語ページあり)

https://murmansk-tours.com/(英語ページあり)

HISモスクワ支店もオーロラツアーを募集したことがあったので、ここ経由でも手配できるかと。

 

 それから、忘れてはいけない寒さ対策です。僕の滞在予定の時期はだいぶ暖かくなってきて、氷点下5度を下回る日はなさそうです。しかし観察時は野外。体感温度はもっと低いでしょうし、吹き曝しにしばらく立ちっぱなしになるかもしれません。そのため、体験者の皆さんのアドバイスに習い、スキーウエアのズボンとダウン、冬用トレッキングシューズを用意しました。現地であまりに寒ければ、車内に避難し暖を取ることはできます。

 

 ついでに、ムールマンスクのあるコラ半島のPR動画も貼り付けておきます。この地域の自然の見所と体験できる内容がまとまっていて参考になります。最後に空全体に広がるオーロラのシーンがあります。さて、こんなにすごいのが見られますかどうか。

https://www.youtube.com/watch?v=IMjQkhTpSjI


 まあ行った後で報告します。

 

0 件のコメント:

コメントを投稿

ジョージア編 トビリシの公共交通機関

・公共交通機関 トビリシではメトロカードというチャージ式カードが使われています。この1枚で地下鉄、バス、マルシルートカ、ケーブルカーに乗車できます。90分以内の乗り継ぎは無料です。 地下鉄駅にこのような切符売り場があるので、ここで購入します。 カード自体は2GELで、そこにさらに...