オーロラツアーは夜なので、昼間はコツコツと町歩きにいそしみます。
ムールマンスクМурманск/Murmanskという町は、北極圏最大の都市で不凍港があり、海運が盛んなだけでなく軍事上の要所でもあります。ソ連時代は軍事都市だったので閉鎖されていました。今もムールマンスク州には多数の軍事閉鎖都市があります。そんなこの地ならではの博物館で一番有名なのが、原子力砕氷船「レーニンЛенин/ Lenin」でしょう。
世界初の原子力砕氷艦で、1959年に就役し、途中で何度か原子炉事故を起こし、1989年に退役しました。2005年から博物館として公開されています。
入場は12:00、14:00、16:00の3回で、入場料は500Rです。ガイドが案内するので時間厳守ですが、ギリギリに到着したところ何とか入れてもらえました。
窓から見える港の風景。
タービン。これは回転の実演付き。
原子炉内。
50分でツアーは終了。その足でその向かいにある、港のターミナルへ向かいます。
実は今回、ここをとても楽しみでした。ターミナル内にはコーヒーとポテトチップスとちょっとしたお土産を売る売店があるのですが、そこで生のウニやホタテが食べられるのです。たまらん。
水槽から、生きているウニやホタテ、カキを自分で選び、皿に取ります。
店員が殻を開けて簡単に食べられるようにカットしてくれます。レモンはありますが、それ以外にはソースや調味料はありません。
さっきまで生きて動いていたウニとホタテですが、いただきます。
特にウニは甘みがあって、薄い塩気と相まって絶品でした。貝類はどれも1個200R、支払いは現金のみです。ここに来るまでは、楽しみな反面、万一あたったらどうしようという不安もあったのですが、生臭さがなくとても新鮮です。レストランのように雰囲気を楽しみながらのんびり過ごすような場所ではありませんが、このウニのためならまた来てもいいと思いました。(町歩きはもうちょっと続きます。)
ウニにホタテ、おいしそう!
返信削除ロシアでもウニを食べる習慣があるのですね。モスクワではあまり手に入らないかも?
ロシアの海鮮に関しては全く知りませんでしたが、探せばこういったお店もあるのですね。モスクワには無数の寿司レストランがありますが、ここまで新鮮な海の幸が食べられるのはその土地ならではですね。
ムルマンスク旅行の続きを楽しみに待っています。
モスクワだとホタテを貝だと知らないロシア人もいますが、極北には別の食文化がありますね。僕も知らなかったので興味深くて立ち寄ってみました。
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