2017年3月20日月曜日

ネスヴィシへの旅(ミンスクから鉄道とバスで。ベラルーシ編)

 支店長に同行して得をしたと思えるのは、こちらも一緒に観光ができることですね。仕事相手との打ち合わせを飲みながら夕食と一緒にテキパキと済ませてしまい、また部屋に戻ってから、或いは移動中にも作業を続け、基本的に昼間は観光に充てるという攻めの手法で観光の時間をとる。支店長、さすがだぜ。
 そのようなわけで、初日の晩に仕事を片付けた支店長とともに、二日目は世界遺産に登録されているネスヴィシНесвіжのお城と町並み、そして比較的近場にあるミール城Мірを見に行くことになりました。

 

 行き方はバス、あるいは鉄道を使うということになりますが、僕が折角なので鉄道になりたい旨を伝えると、ではそれで行こう!という話になりました。そこで鉄道でネスヴィシに近いハラジェヤГарадзеяに向かいます。
*想像以上にロシア語が通用しており、ロシア語表示のほうが主流であるように思えますが、一応現地語で案内します。



 チケットは当日にミンスク駅Мінскで購入です。4.27BYN(ベラルーシ・ルーヴリ)。作年デノミがあってゼロの数が大幅に減りました。駅の外にもカッサがあったのですが、我々の切符は中で買うよう指示されました。中央の入口から入ると左右にカッサがあります。ちょっと進まねばなりませんが。



 我らが乗ったバラノヴィチ(バラナヴィチ)行き。明らかにウクライナよりも車両の近代化が進んでいますね。



 内部は固定の一方向向きシート。ただし半数のシートは逆向き固定。



 途中、ストルブツィСтолбцыに停車。



 ネマンを渡河。



 車内の停車駅案内(ロシア語表記)。次が降車駅です。



 ハラジェヤ(ゴロジェヤ)に到着。



 ハラジェヤ駅の鉄道時刻表。国際列車だとモスクワ・ブレストを結ぶ列車がここに停車するようですね。国内の優等列車だと、ホメリ、フロドナ(グロドノ)、ミンスク、ヴィテプスク、マヒリョフ、ブレスト、バラナヴィチに直通でいけますね。



 ここから出ているバスの時刻表。それなりに本数は有ります。とは言え、今回は次のバスまで45分あるとのことで、外で待つタクシーを使うことにしました。12ベラルーシ・ルーヴリなら、二人とみればそう高くないし。



 ところが、ネスヴィシに行ってみると、この日は休館でした。城の入口にある案内所で聞いたところ、冬の間は火曜日が休みとのこと(しかもミール城も!)。これはホームページには出ていなかったようで、支店長も調べきれなかったそうです。とは言え、中に入れないだけで、外部は見られるとのこと。散歩することになりました。



 雨中のネスヴィシ城。ちなみに城門の前には堀があります。



 門前の様子。まだシャーベット状の氷が残ります。



 しかしこの規模の城なら、モンゴル軍などには一蹴されるだろうなあ(時代は異なるが)。



 城門に貼られた案内板。火曜日休みとのこと。



 ただ、城の中には現在、ホテルがあり、その御蔭で多少中の様子を見ることができました。



 ラジヴィウ家の紋章か?






 右手の建物には塔が付属。



 広場の真ん中には井戸あり。



 城を離れ、街に向かって他の建造物を見に行きます。主の肉体教会(直訳)。近くを歩いていたおばちゃんから無料のレクチャーを受けました。中は装飾、またラジヴィウ家のニコライ・チョルヌィとの関係などいろいろと聞いたのですが、肝心の教会自体が閉まっており、中を見ないままにレクチャーを30分以上受けました。



 ローマ・カトリックの教会です。



 横から見たところ。



 町の門も残っています。



 現在は学校に変わってしまった修道院。



 町の中央に位置する市庁舎あと。現在は本屋など幾つかの店が入っています。



 ここで支店長と相談しまして、今日はこのままミンスクに戻ることにしました。ミール城が明日になれば開きますので、ミールは明日に回そうということで。ちなみにミンスク行きの直通のマルシルート・バスがこの広場前から出ていますが、確実に乗車する(席の確保)には予め電話を入れる必要があります。こういうことについては支店長はお手の物で、向こうのオペレーターとのやり取りで席をすぐに確保。向こうからは正確な乗車場所、またマルシルートバスの車種と色、ナンバーを教えてもらえますので、これを見つけてミンスクまで帰還しました(一人6BYN)。ミンスクでは鉄道駅前に運んでくれました。
 さあて、今晩も仕事仕事。

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