2017年1月5日木曜日

ポルタヴァへの旅(ハルキウから鉄道で)

 ハルキウХарківから比較的近くにポルタヴァПолтаваの町があります。ここは有名な古戦場があり、一度行ってみることにしました。



 尚最初は近郊線で行こうかと思い、時刻表も調べたのですが(ホテル近くのN.Bavariiaから0843発、Ogul’tsi乗り換え1053発、Poltava pivdenna1327着) 、あまりに滞在時間が短すぎるので、モスクワからクレメンチュクまで行く列車(ハルキウで殆どの人が下車してしまっている)の二等寝台を座席利用。142.61Gでした。700円程度でしょうか。



 朝のハルキウ駅待合室。鉄道のチケットを持つ客だけが入ることが出来ます。Wifi無料。



 モスクワから雪の中を走ってきたのか、雪まみれでした。



 内部は普通の古いクペ。



 写真は曇ってしまいました。この車両、窓枠が木製ですよ。すげえ。隙間ができているので厚めの布が差し込んでありました。



 リュボティン到着。



 どんどん田舎になっていきます。



 巨大なヤードが現れてきました。



 二時間強でポルタヴァ南駅到着です。



 ポルタヴァの大きな駅にはキエフ駅と南駅があります。恐らく南駅が先にできたのですが、キエフとハルキウを結ぶ列車がスイッチバックでしか入ることが出来ないため、キエフ駅ができた、ということでしょう。



 ポルタヴァ南駅Полтава Південна駅舎。ポルタヴァの戦いの年号1709が見えます。



 ここのカッサもカードは使えません。



 駅前。右手にバス停や市場があります。



 寒い中でのおばあちゃんの野菜売り。



 市内を走るバス。運賃4Gで、一応コンダクトルがいましたので彼女に払いました。



 途中でバスを降りて徒歩で古戦場まで歩きます。1時間程度は見たらいいでしょう。バスがあるのに歩く理由は、ところどころに石碑が建っているからです。陣地跡ですね。



 勇敢な兵士たちを称える碑。



 博物館です。石造はご存じピョートル大帝。



 古戦場から発掘されたチェインメイルなど。



 当時のポルタヴァ。見た限りはいい要塞ですね。ハルキウもそうですが、小高い丘に建てられた要塞が町の基礎になっています。



 ピョートルが当時、カザークや農民に呼びかけたみたいです。勝ったら特権を与えるからこちらに付け。



 ジオラマ。



 ニスタット(ニシュタット)和約(1721年)のカラーコピー。現物はスウェーデンにあるとか。



 戦いが行われたあたりの野原。



 帰りはポルタヴァ・キエフ駅から乗車。その直前にあったバスターミナル(アフトスタンツィヤ3)。市内線だけですね。



 更に歩いて5分くらいでポルタヴァ・キエフ駅Полтава Київська。



 ここにもバス停あり。主にキエフ行きでしたが、ハルキウ行きもあり。



 この駅もカード使用不可ですね。



 南駅と異なり、遠方への列車も出ています。リヴィウやウシホロドへも乗り換えずにいけます。



 帰りはインターシティプラスの二等。Wifiもあったのですが、切れやすかった。それから、キエフからポルタヴァまで乗った前のお客があまりきちんとしていなかったみたいです。座席に何か、荒れた感じがありました。



 1時間半程度でハルキウ駅に到着。単線部分もあり、ちゃんと整備すればスピードももっと出せるのに、もったいない。改良すれば一時間を切れるような気がします。



(Харьков、ハリコフ)

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