2017年1月7日土曜日

ハルキウからキエフへ鉄道で移動:インターシティの事情等(ウクライナ編)

 ハルキウХарківはいいところだったのですが、キエフКиівに異動になりました。ハルキウでは最初に僕の担当になった方は(いい人だけれども)ちょっといい加減な方で、なかなか大変でした。次の方は非常に気の利く方でよかったのですが。



 飛行機は大げさだったので最初から選択肢になし。しかし夜行で行く距離でもない気がしまして、やや長時間ではあるものの、昼間のインターシティІнтерсіті+を使うことにしました。座席数は多いので、数日前なら普通は予約できます。今回もチケットは駅ではなく、ネット&VISAで購入し、一応近所のコピー屋で印刷しておきました。
 昼前のハルキウ駅前。この町では小さい子をよく見ました。子どもが多い町というのはなんだかいいですねえ。



 待合室で時間を過ごした後、放送も入ったのでホームに直行。一番手前のホームに到着していました。因みに今回は奮発して一等座席を取りました。



 ホーム側から見たハルキウ駅。



 一等車は2×2のリクライニングシートです(二等は2×3)。椅子の下にコンセントもありました。座席は回転はしない模様。夜行と異なり乗車時に乗車券のチェックはなし。発車後幾らか時間が経ってから検札が来ました。切符のQRコードを読み取るんですねえ。


 ポルタヴァ・キエフスキーПолтава-Київська駅の到着前に丘の上に見えた十字架挙栄修道院。このあたり、線路がかなりくねくねとしています。因みにキエフまでで、最高時速は140キロでしたが、100キロで走っているところも多く、このあたりがインターシティの今後の課題でしょうか。単線区間も多いんだよなあ。新幹線のようなものができれば2時間で結ばれるだろうに。



 ポルタヴァの次はミルホロドМиргород。日本だとゴーゴリГогольの「ミルゴロド」で知られる町です。よく見ると、駅舎の前にゴーゴリ(ウクライナ語でホーホリ)の立像あり。



 たまに見るかつての給水塔。そういえば、となり座っていた女性からチョコレートを頂きました。車内販売でコーヒーを購入して飲んでいたら、「よかったらどうぞ」と言われて頂きました。そういえば、車内販売の他にも、ゴミ集め専門の人がたまに回ってきます。飛行機ではよくありますが、列車では初めて見ました。



 暗くなる頃に、とうとうダルヌィツャДарницяに到着です。回りの人たちが降りる準備を始めます。



 8月以来のキエフ旅客駅Київ-Пасажирськийです。いい、やはりこの駅はいい。ターミナルに王者の風格がある(意味が分かりにくいですね。ホームの数と行き先の多様さかな。かつての上野のような)。



 ハルキウと同じく駅舎内に巨大なツリーが飾られています。まだクリスマス前だからですね(正教のクリスマスは1月7日)。



 真っ暗ですがまだ5時台。駅前で食事をしてから宿に向かいます。明日は事務所に顔を出さないと(明後日からはクリスマス休みが続くので)。



(2017.1.5)

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