2021年5月22日土曜日

アルタイへの旅(計画編)

 ロシア、モンゴル、カザフスタンに囲まれたアルタイ山地Алтай。最近、出張ついでに行く機会があったので、ご紹介します。あくまで、ついでです。




 モンゴル、カザフスタンと国境を接するこの地域には希少生物の生息する自然保護区域や古代の遺跡が広がっています。僕は、平日は仕事ですが土日がフリーになるため、せっかくなのでどこかへ行こうと考えました。この地域は明光風靡な湖や滝、青銅器時代~スキタイの石に描かれた古代壁画、約4万1千年前に人類の住んでいたデニソワ洞窟など名所がいくつもあるものの、とにかく移動時間が長いのです。未舗装道路もあるので、慣れたドライバーも必要でしょう。かつて行ったことのある人曰く、「素晴らしい場所はいくつもあったけれど、その時自分がどこにいるのか分からなかった」とのこと。自力で行くのは難しそうですし、タクシーを捕まえて連れていってもらうのも厳しいです。

 僕は土日の2日間で参加できる現地ツアーを探すことにしました。しかし、現地ツアーを検索するといろんな会社の多様なプランが出てきます。リサーチした結果、選ぶポイントは2点あると分かりました。一つ目は、当然ながら行先、二つ目は出発場所です。

 行先については、主な見どころはカトゥニ川Катунь、チュヤ幹線道路、滝、古代壁画(ペトログリフ)など特定の場所で、多くのツアー会社がそこへ行くプランを持っています。しかし距離の関係で1日や2日で全部を網羅することはできません。それから僕はテレツコエ湖へ行きたかったのですが、ここへ行くプランのある会社は少数でした。あとは、季節によって行ける場所、行けない場所が出てきます。

 もう一点重要なのが出発場所です。アルタイはリゾート地なので、カトゥニ川沿いにいくつかリゾート村があります。




 多くの観光客はアルタイ共和国の首都ゴルノ・アルタイスクГорно-Алтайскよりもこういったリゾート村に宿泊するので、ここ発着のツアーが多いようです。ホテルまで車が来て、帰りもホテル前で降ろしてもらえるので便利です。同じくゴルノ・アルタイスク発のツアー会社もあります。リゾート村のホテルは、特にシーズン中は価格が高騰するので、ゴルノ・アルタイスクの方が安く済みますが、リゾート村は自然保護区域や風光明媚な場所に近いですし、大自然の中でゆっくり過ごすこともできます。

 あとは宿とも関係してきますが、リゾート村では食事できる場所が少ない点も懸案事項です。ホテルであればレストランが併設されているので心配ありませんが、リゾート村内にはキャンプ場やコテージ貸しもあり、こういった場所だと食事は自分で賄うことになります。夏であれば売店でバーベキュー用の肉を買って、宿に大抵置いてあるバーベキューセットを借りて調理できます。しかし6月1日にシーズンが始まるまでは営業している売店やスーパーの数も限られます。シーズン中は営業店舗数が増える分解決されるでしょう。

 僕が連絡を取ったツアー会社の話では、車とガイドを貸し切ることもできるが、最少催行人数が集まり、かつ空席があれば、そこに入り込めるとのこと。まだシーズン前だったこともあり、僕の都合のいい日に希望のツアーがあるかは厳密には不確定だったのですが、ツアー会社の人曰く、見通しはあるとのこと。あとは運任せです。

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