モスクワでは2021年4月21日~25日、ロシア民芸品展「火の鳥Жар-птица」が開催されていました。https://zharptica-expo.ru/
2020年は中止だったのですが、すでに何年も開催されている恒例イベント。ロシア40地域から地元の伝統工芸品や特産品が出品されるほか、現代の作家による作品も販売されています。
素晴らしい作品ぞろいなので、いくつかご紹介します!
まずは何といってもマトリョーシカ。こちらはセルゲイ・コブロフさんのショップ。「地球の歩き方」でも取り上げられたことのある職人さんです。
http://studiosk.ru/
同じブースにはご友人が製作する灯台の置物もありました。写真はロシア国内の灯台。ほかにも外国の灯台もあります。クリスマスツリーの飾り用に買っていくお客さんがいるとのことでした。
次はボゴロツコエの玩具Богородская игрушка。200年以上続く木彫りの仕掛け玩具です。
一番よくあるのは、板の上に鳥が乗っていて、板の下に糸で吊った重りがついていて、回すと鳥が御辞儀してえさをついばむ形ですが、ほかにもいろいろあります。例えば職人さんが手に持っているのはボートをオールで漕ぐ熊。これが原型で、ここからさらに熊の形に彫り込んでいきます。
こちらはロシア風サウナのバーニャの様子。1頭の熊がもう1頭の熊の背中を束ねた枝で叩くように動きます。
続いては、民族博物館や郷土博物館にありそうなこんな木工芸品。
もう少し大きく見せてもらいました。
この作家、ナタリヤ・ジュコワさんはブースにいながらせっせと作品を製作していました。すでに注文して、出来上がりを待っているらしい客もいて、かなり人気のようです。これは絶賛製作中だった壁掛け。
こちらはイースターエッグ。仕上げに茶色の絵具で輪郭線や影を入れ、最後にニスをかけて完成です。教会の壁画にありそうな植物柄ですね。インスタグラムzhukova.natalia.artで数多くの作品を見られます。
ちょっと多すぎて次回に続きます。
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