2016年9月12日月曜日

モスクワ中央環状線(МЦК)に乗ってきました(初日)

 数日前に紹介したモスクワ中央環状線(МЦК)が、「モスクワ市誕生日(869歳)」の9月10日に無事開通しました。初日の朝にはプーチン大統領、二日目にはキリル総主教も乗車したとのニュースあり。
 僕も記念に初日の午後、メトロ・レーニンスキー・プロスペクト駅と接続しているガガーリン広場駅から乗車し、一周してきました。

 レーニンスキー・プロスペクトのホーム中央にあるМЦКへの乗り換え通路。開通していました。



 内装が綺麗になっています。一番奥に改札口があります。つまり、一応はメトロと別扱いになっている、ということです。



 係員がたくさん改札口で待ち構えていて、再度МЦК乗車後、地下鉄に乗車する場合には黄色のシールのゲートを通るようにと、またそうでない場合には普通の通路を通るべし、との指示がありました。この点はちょっと複雑です。恐らくМЦКの一部の駅ではロシア国鉄の別路線に乗り換えが出来るので、一応改札を別にしているのだと思います。改札がないと、例えば近郊の無人駅から近郊電車でモスクワ入りし、そのまま地下鉄にも乗れてしまうことになるということなのではないでしょうか。こちらはポスターでの説明。
(追記:一ヶ月後にこの複雑なシステムは廃止されました。それについては:МЦК(モスクワ中央環状線)とメトロの乗り換えの仕組み



 ガガーリン広場駅は地下ホームにあります。一度乗ってみようというロシア人でごった返していました。



 内部は至って現代的です。二列+三列シート(リクライニングなし、向きも固定)が並び、僕の乗った車両では真ん中にトイレと自転車置き場がありました。広軌なのでやはり広いです。



 時計回りに乗車しました。非常に静かで揺れも少ないです。写真はルジニキ駅通過後、モスクワ大学を撮影。


 
 途中、まだ建設中の駅も多く、乗降出来る駅は限られています。一周は80分強。「次はアンドロノフカ駅」との放送が三度は入り、隣のオジサンが「もう壊れたのか」とブツブツ言っていました。
 乗客は、初物に興味津々という普通の人、マニア、家族連れなど、いろいろでした。


 扉の開閉はロシアでは珍しいボタン式。駅ごとに「降車時はボタンを押してください」との放送が入ります。



 一周してからガガーリン広場駅で降車しました。



 公園のガガーリンは、自分の足下にこのようなものが走るとは想像できなかったのではないでしょうか。


 明日の平日から通勤などでも使われることになるのでしょう。
(2016.9.11)

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