2025年8月21日木曜日
トルコ・アゼルバイジャン線の建設
レフ・トルストイ最期の地への旅(リペツク州)1(リペツクまで)
こちらが拡大図。リペツクЛипецк/Lipetskとレフ・トルストイ駅Станция Лев Толстой/Station Lev Tolstoyの位置関係はこうなっています。
バスの本数が多いのはリペツクからのバスで、1日4本出ています。
距離的に近いのはダンコフです。モスクワからリペツク行き夜行バスに乗るとダンコフで降りられるので、ここを散策してからレフ・トルストイ駅に向かうことが可能。
2025年8月15日金曜日
ヨシカル・オラとチェボクサルィ(マリ・エル共和国、チュヴァシ共和国)への旅(その2)
バスだと15、41、トロリーバス1、4、マルシュルートカ7、7э、44など、多数あります。所要時間は約30分。
ところで、ここチュヴァシ共和国ではロシア語のほかにチュヴァシ語も使用されているのですが、公共交通機関の中のアナウンスが2言語だったのはいいですね、こういうの。ちなみにマリ・エル共和国のヨシカル・オラではロシア語のみでした。
この町の見どころはこの川の周りに集中しています。ヨシカル・オラほどコンパクトではありませんが、徒歩で回るのが手っ取り早いです。ナショナル・ミュージアムはチュヴァシ・ドラマ劇場Чувашский драмтеатрの隣。橋を渡ると公園になっていて、散歩したり、路上ライブをやっていたりと、市民の憩いの場になっています。
橋を渡って一周します。
ところで、路上ライブで「私の祖国ロシア」的な歌詞の曲を歌っていた方がいたのですが、この情勢でこの歌詞をこの共和国で聞くと、どんな意図があるんだろうと考えてしまいますね。
こんなところに「12の椅子」のオスタップ・ヴェンデル。ちょくちょく、ロシア国内各所で見かけますな。
ところで、すでにいい時間なのですが、この日はなかなか食事にありつけず。
地方都市あるあるですが、土日の昼夜は町中のレストランは結婚式のバンケットで埋め尽くされていたのですよ。町中の適当な店に入ると、一見席があるように見えて、すべて断られてしまいました。最終的に、劇場裏にあるビール博物館の警備員のおっちゃんに泣きついたところ、「あそこなら大丈夫だろう」という一軒を教えてもらいました。
ロドニクРодник/Rodnik
行ってみたところ、地下にあるスタローヴァヤでした。時間が時間だったので選べるものは限られていましたが、チュヴァシの郷土料理が食べたいと尋ねたところ、カカイ・シュルペКакай-шурпе/Kakay-shurpeというスープを勧められました。臓物を煮込んだ塩味のスープですが、臭みは一切なく旨し。これはもう一度食べたい。あとは帰りの列車用のピロシキを買い込んで、再び鉄道駅へ。
2025年8月4日月曜日
ヨシカル・オラとチェボクサルィ(マリ・エル共和国、チュヴァシ共和国)への旅(その1)
ルートを調べてみると、モスクワ―チェボクサルィは往復とも多数のバスがありますし、列車、飛行機も利用可能。チェボクサルィ-ヨシカル・オラ間もバスが多数あります。一番本数が少ないのはモスクワ―ヨシカル・オラなので、まずはここを目指し、あとは適当な時間に移動することにします。
モスクワからヨシカル・オラの足はこの辺。仕事帰りに向かうとすると、21:00発のバスがいいですね。
ところでこのバス、ターミナルに行ってみたら、2階建てでした。写真がなくてすみません。この2階建てバスでチェボクサルィまで行き、そこでマルシルートカに乗り換えてヨシカル・オラに向かいました。チェボクサルィで下車するとこのバスは去ってしまうのですが、同じ2階建てバスの乗客の中に少ないながらヨシカル・オラまで行く人がいたので、次のマルシルートカもほどなくやってきて無事乗り換えることができました。
僕が利用した時は、ヨシカル・オラ市内の到着場所は鉄道駅前でした。この町の大きなバスターミナルはまったく別の場所にあり、チェボクサルィ行きのバスの多くはそこから発着なので、乗降場所にはご注意を。
この町の見どころは、クレムリンと表示した位置に固まっています。しばらく新しく作られた、きれいな建物が立ち並ぶ一帯があり、そこが名所になっています。インスタ映えするのでここ数年のロシア国内旅行のお勧めに出てくるのですが、歴史的建造物ではありません。ご注意ください。
この日は午前中から日差しが強く、かなりの暑さでした。
確か、この一帯に博物館もあったのですが、この日は営業していなかったような。それで、ほとんどこの辺りを散策するしかできず、残念無念。
キリスト復活聖堂Собор Воскресения Христова。ここの中は見学可能でした。
中心部からバスターミナルへは、徒歩では厳しい程度離れています。乗り場によりますが、この付近だと、バスNo. 4п、24п、トロリーバス No. 10などが1本でバスターミナルまで行けます。
バスターミナルの写真はヤンデックスから拝借しました。撮影したかったのですが、入ってみたら切符売り場に長蛇の列ができていて、とにかく急がねばなりませんでした。
切符売り場に並んでいると、「チェボクサルィまで行く人は、〇〇番乗り場に行ってください」と言われ、僕の前にいた若者と共に、切符なしでプラットフォームに移動しました。しばらく待っているとマルシルートカがやってきて、切符のない僕たちも乗車できました。ヨシカル・オラ→チェボクサルィはパスポートが必要なはずなので、手元に用意していたのですが、そこはノーチェック。運賃は現金でドライバーに直接支払いました。ちゃんと切符を所持していた乗客もいたので、僕たちのケースはあまりに出発直前だったせいかもしれません。
1時間半ほどでチェボクサルィのバスターミナルに到着しました。
2025年7月31日木曜日
ウクライナ鉄道のチケット購入で「徐々に」ID必要に?
ウクライナ鉄道HPによると、一部の列車について、チケット購入時に8/1以降、IDが求められるとのこと。Diia.Signitureアプリなるもので確認される模様。駅のカッサでは購入不可。外国人などは今のところ、別の方法で購入可能とのこと。今後全列車に適用されるのか、見守らねば。
帝政ロシア鉄道カフェ「イヴァン・チャイノエ・クペ」
最近どこかの広告で、帝政ロシア時代の鉄道をテーマにしたカフェが紹介されていました。付近に出かけるついでに立ち寄ってきたので、ご紹介します。
イヴァン・チャイノエ・クペ Иван-чайное Купе/ Ivan-chainoe Kupe
所在地:Садовническая ул., 80/ Sadovnicheskaya Street, 80
パヴェレツカヤ駅から徒歩11分、ノヴォクズネツカヤ駅から徒歩14分、タガンスカヤ駅から徒歩15分
営業時間:月~金10:00-22:00、土日12:00-23:00
中はこのようになっています。カフェのほか、グム百貨店のスーパーにあるようなお土産にいいロシアのスイーツが数多く置いてあります。
2025年7月24日木曜日
アゼルバイジャン、外国人に対しナゴルノ・カラバフへの入域を許可
以下のアゼルバイジャン・デジタル開発運輸省の発表によると、7月23日から外国人に対し、占領から解放された地域(ナゴルノ・カラバフ)への入域許可を出すとのこと。
●訪問が可能となるのはシュシャ(Шуша/ Şuşa/Shusha)、ラチン(Лачин/ Laçın/ Lachin)、アグダム(Агдам/ Ağdam/Aghdam)、フュズリ(Физули/ Füzuli / Fuzuli)、ホジャリ(Ходжалы/ Xocalı/ Khojaly)、ハンケンディ(Ханкенди/Xankəndi、Khankendi アルメニア語だとステパナケルトСтепанакерт/ Ստեփանակերտ/Stepanakert)。
●個人の交通機関、許可を得た場合は団体旅行で渡航可能。
●アゼルバイジャンに90日間滞在する外国人、同国の一時対座許可又は恒常的居住許可を有する外国人が対象。
●マイカーで訪問する場合はポータルサイト«Yolumuz Qarabağa» (www.yolumuzqarabaga.az)で許可を取得可能。サイトは英語・ロシア語。
運転手は同サイトで地雷安全対策を含む渡航ルールを確認すること。ホテル情報あり。
●団体旅行の場合、団体ツアーは旅行事業者として旅行登録簿に登記された旅行会社によって組織されたものであること。
●上記区域に位置するホテルを予約した外国人はこれら地域への入域許可を取得できる。
●入域許可は5日間有効。
2025年7月20日日曜日
イワン・クパーラ
ロシアや東欧にかけて夏至の頃に祝われる、イワン・クパーラ(イヴァン・クパーラ)Иван Купала/Ivan Kupalaという祭日があります。キリスト教需要以前の夏至祭と、キリスト教の洗礼者ヨハネ(イオアン)の日が合体してイワン・クパーラと呼ばれるようになったらしい。
伝統的には、花輪を編んで水に流すとか、焚火を飛び越えるとか、夏至の晩だけ咲くシダの花を探しに行くとか(見つけられた人はいないのだろうけれど)、この日にやることがあるとのこと。
僕が知っているだけでも、モスクワ近郊の森でこの日に合わせていくつかイベントが開かれています。今回知人が行くというので、便乗させてもらうことにしました。今回は写真多めでご紹介します。
祭りを主宰した村の人がイワン・クパーラについて説明。夏至は6月23日頃で、昔はこの日に祝われていましたが、洗礼者ヨハネの日と合体させたことで、今では7月7日に祝われているとのこと。
民族衣装を着て参加する人たちもいます。若い女性だと白っぽいワンピース姿の人も多かったのですが、水の妖精ルサルカのようです。ちょっと怖い。
トルコ・アゼルバイジャン線の建設
アルメニアを北から迂回して、グルジア経由でバクーとトルコをむすぶ鉄道の建設が進んでいますが、⇒ https://www.railjournal.com/infrastructure/new-line-between-turkey-and-azerbaijan-underway/ ...
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