ロシア北部には、ヴェリーキー・ウスチュグВеликий Устюг/Veliky Uctyugという町があります。13世紀にはすでに記録が残る古都で、今ではロシア版サンタクロースである「マロース爺さん(ジェド・マローズДед мороз)」の故郷として知られています。
冬になると子供連れの家族旅行が組まれています。冬季限定のモスクワ―ヴェリーキー・ウスチュグの列車も週1で登場します。とはいえ、雪に覆われる前に古い街並みや修道院を見てみたい。ということで、今回は通年行ける交通手段を調べてみました(尚これは日本滞在時に書いたものなので、もう一度調べ直す必要がありますね)。
通年列車のある最寄り駅は、コトラス・ユージヌィКотлас-Южный/Kotlas-Yuzhnyです。ヴォログダでも遠いのに、更に時間がかかる。
時刻表は曜日によってやや差がありますが、このような列車があります。それにしても、乗車時間が最短でも18時間以上とは、長い道のりだ。
その先は車で1時間ほど。バスも出ています。地図に示したのは車のルートです。
上記の列車から乗り継ぎしやすいバスはこの辺り。
ほかにも、ヴォログダからヴェリーキー・ウスチュグまでバスが出ています。ヴォログダまではモスクワから列車が複数あり。
適当な日付で検索したところ、モスクワからヴォログダの列車は以下がありました。クペの空席が多い列車があれば、うまくすれば4人部屋を1人で占領できるかもしれません。
ヴォログダからヴェリーキー・ウスチュグへのバスで、毎日運行し、到着時間が遅くないのはこの辺り。これより遅い時間帯にも、1~2時間に1本程度あります。
復路も調べてみます。
まずはコトラス・ユージヌィ経由です。
コトラス・ユージヌィ→モスクワの列車はこれ。
そこに接続可能なヴェリーキー・ウスチュグ→コトラス・ユージヌィのバス。10:15発の列車にちょうどいいバスはないようで、早朝のバスを利用するか、タクシーを使うかです。
続いて復路のヴォログダ経由。
ヴォログダ→モスクワの列車はこれ。
このほか期間限定のバスが何本もあるようで、夜行を含め、全体としては2時間に1本程度運行しています。
バスの混雑具合が往復とも不明ですが、モスクワ―コトラス・ユージヌィ間は列車が少ないし空席も少ないようなので、ヴォログダ乗り換えの方が若干とはいえ人が少ないか。しかしその分ヴォログダ―ヴェリーキー・ウスチュグのバスが長いので、どの程度混雑し、換気されるのかがカギです。ホント、早くコロナが消えてほしい……
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