ようやく久々のウグリチУглич/Ugrichです、ムィシキンまでもう少し。
しかし、後ろの席のおっちゃんがやたらと咳をしているのが気に掛かります。誰かなんとかして!
バスの車窓に見えた(恐らく)ボゴヤヴレンスキー修道院Богоявленский монастырь/Bogoiavrenskii monastyrの門(オフィシャルサイト)。
(追加分)
ようやく久々のウグリチУглич/Ugrichです、ムィシキンまでもう少し。
しかし、後ろの席のおっちゃんがやたらと咳をしているのが気に掛かります。誰かなんとかして!
バスの車窓に見えた(恐らく)ボゴヤヴレンスキー修道院Богоявленский монастырь/Bogoiavrenskii monastyrの門(オフィシャルサイト)。
(追加分)
ヴォルガ沿いに「ネズミの町」で売りだしているムィシキンМышкин/Myshkin(ムィシはネズミ)があります。モスクワからものすごく遠いわけではないものの、近くもなく、微妙な距離に位置していたため行きそびれていました。(町についての日本語記事はこちら)。ドストエフスキーの『白痴』の主人公と同じ綴りのはず。
それで日帰りツアーに申し込み、今朝集合場所に早く着いたので向かいの某スーパーに入ろうとして道路を渡ったところ、…警察に捕まりました。理由は横断歩道のないところをわたったから、とのこと。いやあ、グーグルマップを見てそのまま移動したら、こんな落とし穴があったとは。何度か切符を切られると入国禁止にも繋がるので、今後は注意します!(宣言)
ミハイロ・アルハンゲリスキー修道院Михаило-Архангельский монастырь。北方ロシアに数ある修道院の中でも特に古いものの一つで1212年に建立されたもの。但し現存する建造物は古くて17世紀(アレクセイ帝時代)のもの。1919年に閉鎖され、ソ連時代は収容所が置かれていたとのこと。最早そのような痕跡はないのですが。
拝観したかったのですが、こんな看板が。
お勤めは月水金の朝7:30に行われるとのこと。聖堂の扉はどこも閉まっていたので、この時間に来るしかないということか。
裏に書かれた聖像画。
少々遠くから。
こういう擦れた聖像画っていい味出しますよねえ。
駆け回っているうちにあっという間に帰路のバスの時間が迫りました。行きと帰りで運航会社が違うので、乗降車位置も少し違います。位置的にはこうです。
帰りのバスはエリЭллиという建材屋前から出ます。教会群のある辺りからは、クラスナヤ通りКрасная ул.のバス停から1番のバスで移動できます。バスの待ち時間を入れると、所要時間は徒歩でも大差ないかもしれません。
帰りは2か所で休憩をとりました。2回目の休憩所は行きで停車したのと同じホテルや。
今度の運転手もここで食事をとりました。トチマのアリャスカ・ホテル。僕もここで夕食にしました。写真はありませんが、料理の種類はかなり多く、値段もリーズナブル。ピロシキのような持ち帰ることのできるものもあります。
そこからさらに200キロ強走り、ヴォログダに戻ってきました。予定では23:00頃の到着ということでしたが、実際には22:30に駅前に着きました。一日中座りすぎで体がバキバキ。
自分でもよくやったものだと呆れるほど弾丸旅行でした。現地で一泊してゆっくり見学したかった。とにかく遠いので、気軽に行ける場所ではありません。いつの日かコロナが終わって安全に移動できるようになったら本腰を入れて訪れたい!
コロナ対策の非労働日の導入について、大使館から連絡がありました。
モスクワ市は、10月28日(木)から11月7日(日)
ただ、これ、ワクチン接種の証明があると劇場やミュージアムも入場可能だったり、公共交通機関も通常通りに動いているし、まああんまりロックダウンというものとは縁遠いですね。ロックダウンとよばれてはいるものの。
しかしこの11連休、どう過ごすかなあ。
ヴェリーキー・ウスチュグВеликий Устюг/Velikii Ustiugに集落が発生したとされるのは12世紀末~13世紀初頭。スホナ川Сухонаとユグ川Югの合流地点という戦略的に重要な位置にあったため、200年以上にわたりノヴゴロド、モスクワ、ヴォルガ川のブルガールがこの地を巡り争ったとのこと。1392年にモスクワ公国のヴァシリー1世がウスチュグを領土に組み込み、その後、15世紀後半、ウスチュグはモスクワ公国が北方と東方に拡大するための基地となったとのこと。その時期に要塞が築かれました(受け売り情報)。
(https://www.tourister.ru/responses/id_33369よりお借りしました)
イワン雷帝はカザンとノヴゴロドを制圧したので、ウスチュグは軍事上の意義を失ったものの、白海への水路が開かれてから貿易の大規模拠点となりました。貿易によってこの地は17世紀に繁栄の時代を迎え、手工芸や芸術も発展したとのこと。
古い教会はミュージアムとして利用されていることが多いようです。
こちらは古代ロシア美術館Музей древнерусского искусства。
お犬様。
木立の向こうに見える教会を目指します。
14世紀の都市遺構ヴァルラーミヤВарлаамия。周囲は人っ子一人いません。この向こうはスホナ川です。
さらに向こうに教会の丸屋根が見えます。尚、ヤンデックス地図だとここに「道」が表示されるのですが、どれを指しているのかよく分からないままとりあえず前進。
たどり着きました。現在はツリーのオーナメントの博物館Музей новогодней и рождественской игрушкиとなっています。
中心部の広場にはいち早くモミノキが。左手に見えるのは民族博物館。
川沿いを進みます。
ヴェリーキー・ウスチュグ国立歴史建築美術博物館・保護区域Великоустюгский Государственный историко-архитектурный и Художественный музей-заповедник。上記博物館もここの統轄下にあるようです。
スパソ-フセグラツカヤ教会Спасо-Всеградская Церковьを越えると、その先にウスチュグのイオアン聖堂Собор Иоанна Устюжского。
一本向こうの通りにはジェド・マローズの市内の家Городская резиденция Деда Морозаがあります。
1階は土産屋、2階が展示室になっています。シーズン中は工芸品のマスタークラスなど様々なイベントが開かれているそうです。
ロシア歴代のジェド・マローズとモミノキ。
執務室。シーズンになるとジェッド・マローズはここにやってきて、子供たちからの手紙を受け取るのだそうです。まあ、季節労働とは言っても、かなりの仕事量(読むだけでも!)になるのでしょうから、ブラック職場かな(夢を壊して済みません)。
続きます!
当日を迎えました。寒い寒いヴォログダのバスターミナル。鉄道駅の隣。
このターミナルはバスがプラットフォームに入ってくるとアナウンスが流れます。ヴェリーキー・ウスチュグ行きのバスは最終地点のコトラスКотлас/Kotlas行きとして案内されるので要注意。
このバスは3人掛けシート2列と運転手の隣に最大2人座れる、合計8人乗りでした。
出発から2時間半くらいで1回休憩あり。
道路に面したホテル内に食堂があり、運転手はここで食事をとりました。食べ終わるまでは休憩なので、空腹の乗客もこちらに吸い込まれていきます。尚、この食堂で食事した人はトイレを無料で使えるチケットをもらえます。トイレは写真外の別棟にあり。写真右奥の小屋ではピロシキやお茶をテイクアウト可。
ここからさらに3時間ほどかけて、ウスチュグに到着です。バスターミナルでは所要時間6時間半と案内されましたが、実際には5時間半ほどでした。道路が凍結するほど寒くなる前だったので、バスがかなりのスピードを出せたためでしょう。
上は、下車した場所の写真です。
教会群やミュージアムなど町の名所はスホナ川沿いにまとまっています。地図外ですが、ウスチュグの郊外にはジェド・マローズの家Дом Деда Морозаがあるほか、川の対岸にも古い修道院があります。
バス停から一番遠い、地図右下のあたりから見学をスタートし、戻りつつ各所を見ることに。タイトなスケジュールなので、迷っている暇はない!と、GPSをオンにしたものの、現在地表示がかなり異常で、結局道路名と番地を参考に歩くことになりました。なぜだろう?
とにかく、街歩きスタートということで(続く)。
だんだんやる気になってきました。やらされ仕事が増えてきたので、夢を見るだけでなく、実行したくなってきました。
モスクワ―ヴォログダ行きの列車を定期的にチェックしていましたが、減便されている上にほぼ常に満席。これは無理かと諦めかけていました。そんな折に降ってわいてきたそちら方面への出張。スケジュール上、週末を利用してヴェリーキー・ウスチュグへ行けることになります。
事前に調べたところ、ヴォログダ―ヴェリーキー・ウスチュグは事前予約必須ということあったので、ネット購入しておくことにしました。僕が見つけたのはこの会社のウェブサイトです。※ヴォログダのバスターミナルで取り扱っているローカルバスとは別会社です。このウェブサイトに出てくる便以外に、ヴォログダのバスターミナルが取り扱うものがあります。
https://xn--80adisiodp.ru.com/
左から、出発地、行先、日付、人数を入力し、右の青いタブ「時刻表と料金」をクリックします。
すると、以下のように時刻表一覧が出てきます。乗りたいものを選択し、青いタブ「予約する」をクリック。
次の画面で乗客情報を入力します。
左側上から下に、苗字、名前、父称。中央が国籍、身分証の種類、パスポート番号、生年月日。右側が料金の種類です。父称は未記入やハイフンだとエラーが出てしまうので、何かキリル文字で記入します。
それから「国籍」欄は選択式なのですが、なぜか旧ソ連諸国ばかりで、ほかはトルコと中国のみ。どれか適当に選択するしかありません。まあとりあえず中国かな。
身分証の種類は、Паспорт иностранного гражданина(外国人のパスポート)を選択。
料金の種類は、上から、成人、子供、6歳未満の子供、学生です。
同ページの下、以下の部分に左から電話番号、Eメールを入力します。右のコメント欄は空欄でOK。最後に、青丸で囲ったボックスにチェックを入れ、その下のグレーのタブЗабронировать(予約する)をクリックします。
すると、下のように青楕円で囲んだ欄が出てきます。先に入力した携帯電話番号にSMSで3桁の確認コードが送られて来るので、それをここに入力し、再びЗабронировать(予約する)をクリックします。
このSMS、来るのに時間がかかるときと、すんなり送られてくるときとあります。なぜか来ない時は時間を空けてトライしてみてください。
このあと、銀行の支払画面に進み、支払いが完了するとEメールにチケットが送られてきます。
さて、予約が済んでしばらくすると、ドライバーから電話がかかってきて、「7:00発が9:00発に変更になりますが、乗車しますか?」と。まじかよ。できれば帰路の都合上、日帰りしたかったので、9:00では現地滞在時間が2時間ほどしかとれないことになってしまいます。
ほかに何か手段がないか調べ、最終的にヴォログダのバスターミナルで問い合わせたところ、7:10発のバスが同ターミナルから出発し、所要時間6時間半でウスチュグに行けるとのこと。料金は1350R。これ一択ですな。
ロシア北部には、ヴェリーキー・ウスチュグВеликий Устюг/Veliky Uctyugという町があります。13世紀にはすでに記録が残る古都で、今ではロシア版サンタクロースである「マロース爺さん(ジェド・マローズДед мороз)」の故郷として知られています。
冬になると子供連れの家族旅行が組まれています。冬季限定のモスクワ―ヴェリーキー・ウスチュグの列車も週1で登場します。とはいえ、雪に覆われる前に古い街並みや修道院を見てみたい。ということで、今回は通年行ける交通手段を調べてみました(尚これは日本滞在時に書いたものなので、もう一度調べ直す必要がありますね)。
通年列車のある最寄り駅は、コトラス・ユージヌィКотлас-Южный/Kotlas-Yuzhnyです。ヴォログダでも遠いのに、更に時間がかかる。
時刻表は曜日によってやや差がありますが、このような列車があります。それにしても、乗車時間が最短でも18時間以上とは、長い道のりだ。
その先は車で1時間ほど。バスも出ています。地図に示したのは車のルートです。
上記の列車から乗り継ぎしやすいバスはこの辺り。
ほかにも、ヴォログダからヴェリーキー・ウスチュグまでバスが出ています。ヴォログダまではモスクワから列車が複数あり。
適当な日付で検索したところ、モスクワからヴォログダの列車は以下がありました。クペの空席が多い列車があれば、うまくすれば4人部屋を1人で占領できるかもしれません。
ヴォログダからヴェリーキー・ウスチュグへのバスで、毎日運行し、到着時間が遅くないのはこの辺り。これより遅い時間帯にも、1~2時間に1本程度あります。
復路も調べてみます。
まずはコトラス・ユージヌィ経由です。
コトラス・ユージヌィ→モスクワの列車はこれ。
そこに接続可能なヴェリーキー・ウスチュグ→コトラス・ユージヌィのバス。10:15発の列車にちょうどいいバスはないようで、早朝のバスを利用するか、タクシーを使うかです。
続いて復路のヴォログダ経由。
ヴォログダ→モスクワの列車はこれ。
このほか期間限定のバスが何本もあるようで、夜行を含め、全体としては2時間に1本程度運行しています。
バスの混雑具合が往復とも不明ですが、モスクワ―コトラス・ユージヌィ間は列車が少ないし空席も少ないようなので、ヴォログダ乗り換えの方が若干とはいえ人が少ないか。しかしその分ヴォログダ―ヴェリーキー・ウスチュグのバスが長いので、どの程度混雑し、換気されるのかがカギです。ホント、早くコロナが消えてほしい……
大使館より連絡が入りました。 __________ 日本人を含む外国人がロシアに入国及び出国する際の審査において 、 指紋等の個人生体識別情報を採取する措置がモスクワに所在する空 港にて12月1日より先行開始されます。 空港でのロシア入国及び出国手続きの際にはご留意ください。 1...