キシナウChișinâu/ChisinauからルーマニアRomănia/Romaniaまでは、距離はそれほどありません。そこで、日帰りでヤシIași/Iasi観光に出かけました。行きは鉄道、帰りはバスを使うことにしまして、行きは鉄道駅で切符を購入です(帰りのバスチケットは南西バスターミナルで購入しました)。
ちょっとオリエンタルな感じのするキシナウ鉄道駅です。長距離用です。
入り口の脇に、時刻表があります。上は国際列車。本数は少ないです。モスクワ、サンクト・ペテルブルク、ブカレスト、オデッサ行きです。下は国内列車なのですが、一番上のソコーラSololaはヤシであり、厳密には国際列車です。
駅には床屋やカフェも入っています。
駅に入ると正面は長距離用ホームへの出口。右に切符売り場があります。
他方で、すぐ左にはATMがあります。実際に国際キャッシュカードで下ろせました。
右手の扉をくぐってすぐ右に売り場があります。こちらは24時間営業の窓口。奥にも売り場がありますが、そっちは夜閉まるとのこと。ええと、切符は2等で148Lでした。
当日の朝です。6時43分発で、ヤシ・ソコーラまで行く急行列車です。
ディーゼルカーですが、モルドヴァでは最新式の列車です。実際それなりにスピードが出ます。運転手のおっちゃんから自慢されました。
1〜3等車まであり、あまり値段は変わらないので真ん中をとって二等車にしました。リクライニング無しの固定クロスシート(二列+二列)です。三等はロシアなどでよくある隣の座席との区別がない(ベンチタイプ)です(二列+三列)。一等は駅のチケット売り場のお姉さんの話だと、二列+一列だそうです。モニタ、コンセント、冷房、Wifiも入っています。ただWifiはつながる区間とそうでないところがなぜかありました。
コンセント。
すみにはブフェがあります。コーヒーを頼んだところ、インスタントで10Lでした。
ルートはこのような感じです。
出発後。単線区間が基本なので、所々の駅で普通電車と交換です。
ブカレスト発キシナウ行きの夜行とも交換です。
基本的にはのどかな丘陵地帯が続きます。
同じく。尚、部分的に複線の区間もあります。
地平線まで続く麦畑。冬小麦か?
写真がよくないのですが、馬、牛、山羊、ガチョウ等がいます。
二時間程度で国境の町ウンゲニに到着です。ブカレスト行きの夜行などはここで台車を交換します。標準軌のルーマニアと広軌のモルドヴァは台車を変えないと行き来できないのです。しかし、この列車では交換はありませんでした(謎すぎ!)。理由はあとで。ともかくここで出国審査が行われます。
一時間程度審査にかかり、ようやく出発です。脇に台車交換設備があります。
遠くにも、台車そして車輪が大量に置かれている(放置?)のが分かります。
標準軌と広軌がいり混ざったポイント。複雑。
プルト川を越えるとルーマニアです。
こちらでは入国検査です。実は相当に時間がかかり、ここでも一時間です。予定より遅れました。モルドヴァ人女性二人が書類不備で下ろされました。駅でもない検問所で下ろされるのはつらいですね。まあここからEUに入るのでちょっと厳しいのでしょう。
脇では牧歌的な光景が広がっています。
入国が終わるとルーマニアの大地に入ります。地平の果てまでひまわり。
まあでもあまり変わらない気もします。モルドヴァと。
比較的短時間でヤシ・ソコーラ到着です。この駅は、ヤシのメインの駅とは異なります。両駅は二キロほど離れています。メインの駅までこの列車は行きません(行けません)。
その理由は、車掌のおばちゃんに聞いて納得です。モルドヴァの広軌がここまで続いていたのです。ここから先は標準軌しかありませんから、この列車は進めません。ディーゼルカーですから、台車の交換は難しいということもありますね。
駅を出て、標準軌のヤードを渡ると町に出る道があります。予め、近辺のバスのルートも調べていたのですが、実は・・・
渡り終えてすぐのところで市内行きのバスが待っていました。料金はルーマニア・レイで2L。モルドヴァで両替をしていたので、スムーズに乗れました。旧市街の宮殿やポドゥル・ロシ広場(終点)まで行きます。ちょっとルートが遠回りするので乗ってから不安になったのですが、大丈夫でした。
それにしても、国境の検査がなければ、二時間強でキシナウからヤシに到着できるのにもったいない。(2016.6.26)
*帰宅編(ヤシからキシナウでバスで移動)は次回。
(ATM, Chisinau, Iasi, Romania, Ungheni, кишнев, )
ちょっとオリエンタルな感じのするキシナウ鉄道駅です。長距離用です。
入り口の脇に、時刻表があります。上は国際列車。本数は少ないです。モスクワ、サンクト・ペテルブルク、ブカレスト、オデッサ行きです。下は国内列車なのですが、一番上のソコーラSololaはヤシであり、厳密には国際列車です。
駅には床屋やカフェも入っています。
駅に入ると正面は長距離用ホームへの出口。右に切符売り場があります。
他方で、すぐ左にはATMがあります。実際に国際キャッシュカードで下ろせました。
右手の扉をくぐってすぐ右に売り場があります。こちらは24時間営業の窓口。奥にも売り場がありますが、そっちは夜閉まるとのこと。ええと、切符は2等で148Lでした。
奥の売り場脇のベンチ。寝心地が良さそうなんですが、夜は閉まるとのこと。因みにこちらではカードで切符の購入は可能です。
正面のホームを入って右(オデッサ方面)を見たところ。綺麗な駅です。列車があまり来ないのでもったいない。いや来ないから綺麗なのか。
当日の朝です。6時43分発で、ヤシ・ソコーラまで行く急行列車です。
ディーゼルカーですが、モルドヴァでは最新式の列車です。実際それなりにスピードが出ます。運転手のおっちゃんから自慢されました。
1〜3等車まであり、あまり値段は変わらないので真ん中をとって二等車にしました。リクライニング無しの固定クロスシート(二列+二列)です。三等はロシアなどでよくある隣の座席との区別がない(ベンチタイプ)です(二列+三列)。一等は駅のチケット売り場のお姉さんの話だと、二列+一列だそうです。モニタ、コンセント、冷房、Wifiも入っています。ただWifiはつながる区間とそうでないところがなぜかありました。
コンセント。
すみにはブフェがあります。コーヒーを頼んだところ、インスタントで10Lでした。
ルートはこのような感じです。
出発後。単線区間が基本なので、所々の駅で普通電車と交換です。
ブカレスト発キシナウ行きの夜行とも交換です。
基本的にはのどかな丘陵地帯が続きます。
同じく。尚、部分的に複線の区間もあります。
地平線まで続く麦畑。冬小麦か?
写真がよくないのですが、馬、牛、山羊、ガチョウ等がいます。
二時間程度で国境の町ウンゲニに到着です。ブカレスト行きの夜行などはここで台車を交換します。標準軌のルーマニアと広軌のモルドヴァは台車を変えないと行き来できないのです。しかし、この列車では交換はありませんでした(謎すぎ!)。理由はあとで。ともかくここで出国審査が行われます。
一時間程度審査にかかり、ようやく出発です。脇に台車交換設備があります。
遠くにも、台車そして車輪が大量に置かれている(放置?)のが分かります。
標準軌と広軌がいり混ざったポイント。複雑。
プルト川を越えるとルーマニアです。
こちらでは入国検査です。実は相当に時間がかかり、ここでも一時間です。予定より遅れました。モルドヴァ人女性二人が書類不備で下ろされました。駅でもない検問所で下ろされるのはつらいですね。まあここからEUに入るのでちょっと厳しいのでしょう。
脇では牧歌的な光景が広がっています。
入国が終わるとルーマニアの大地に入ります。地平の果てまでひまわり。
まあでもあまり変わらない気もします。モルドヴァと。
比較的短時間でヤシ・ソコーラ到着です。この駅は、ヤシのメインの駅とは異なります。両駅は二キロほど離れています。メインの駅までこの列車は行きません(行けません)。
その理由は、車掌のおばちゃんに聞いて納得です。モルドヴァの広軌がここまで続いていたのです。ここから先は標準軌しかありませんから、この列車は進めません。ディーゼルカーですから、台車の交換は難しいということもありますね。
駅を出て、標準軌のヤードを渡ると町に出る道があります。予め、近辺のバスのルートも調べていたのですが、実は・・・
渡り終えてすぐのところで市内行きのバスが待っていました。料金はルーマニア・レイで2L。モルドヴァで両替をしていたので、スムーズに乗れました。旧市街の宮殿やポドゥル・ロシ広場(終点)まで行きます。ちょっとルートが遠回りするので乗ってから不安になったのですが、大丈夫でした。
それにしても、国境の検査がなければ、二時間強でキシナウからヤシに到着できるのにもったいない。(2016.6.26)
*帰宅編(ヤシからキシナウでバスで移動)は次回。
(ATM, Chisinau, Iasi, Romania, Ungheni, кишнев, )
このコメントは投稿者によって削除されました。
返信削除かぶ
返信削除ヤシとキシナウ間の情報、本当に助かります!
2017年行く予定です!
http://ksjourney.com/
こんにちは。もしモルドヴァから入ってルーマニアに出るのであれば、モルドヴァで数日お過ごしになって、ルーマニア語の挨拶などを覚えて(慣れて)から行くと多少気持ちが楽ですよ。基本的にはモルドヴァ語=ルーマニア語なので。
削除すみません、ロシア語ができるのなら、という前提条件つきのコメントでした。英語にはあまり期待できないと思っていた方がいいでしょう。ただ、人がいい人が多い気がしますので何とかなるでしょう(物乞いだけはちょっと苦労されるかもしれませんが)。
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