2021年8月2日月曜日

モスクワで最も美しい建物(といわれる)パシコフの家(レーニン図書館分館)

日本の夏は暑いですねえ。こんなに焼けるような暑さでしたっけ。

それはさておき、5月に書いていたけれどアップしていなかったものを。


クレムリンの向かいに、白い巨大な宮殿があります。1786年に建設された古典主義建築のパシコフの家Дом Пашкова /Pashkov Houseです。



モスクワで最も美しい建物の一つに挙げられています。作家ブルガーコフの長編小説「巨匠とマルガリータ」の中にもそのような描写があります。

 

ニコライ・ルミャンツェフ伯爵のコレクションを収集したルミャンツェフ博物館の作品や蔵書が1862年にここに収蔵されて以来、パシコフの家はロシア国立図書館として利用されるようになります。現在、本館は地下鉄「レーニン図書館」駅横にある、ドストエフスキー像のある建物なのですが、パシコフの家は分館となり古い書籍や楽譜などを収蔵しています。



入り口はクレムリン側ではなく、その反対側の通りにあります。




閲覧室。




 


おしゃれですねえ。

 


スピノザさん。

 

2021515日はミハイル・ブルガーコフの生誕130周年でした。それに関連して小規模ながら資料展が開かれていました。




作家がスターリンに宛てた手紙。

 



ブルガーコフ家で飼っていた犬、ブトンとその名刺です。「ブトン・ブルガーコフ 2度呼び鈴を鳴らすこと」と書いてあります。これを入り口の作家の名札の下に貼ったところ、訪問した税務署職員に「ご兄弟と一緒に住んでいるのですか?」と聞かれたのだとか。

 

図書館の利用者は無料で内部に入ることができますが、見学目的の場合、パシコフの家、本館とも毎週土曜日に有料のガイドツアーが行われているようです。要事前予約で外国人料金は各1800R、所要時間は2時間とのこと。

http://leninkatour.ru/en/ekskursii/

 

 

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