2020年11月25日水曜日

ヴァルダイへの旅①(計画編)

 今回検討したのはヴァルダイВалдай/Valdaiです。モスクワとヴェリーキー・ノヴゴロドВеликий Ногород/Velikii Novgorodの間にある、ヴァルダイ湖のほとりにある町です。

 町の周辺は自然保護区域や森林があり、例年なら休暇を過ごしに訪れるロシア人の多い場所です。湖に浮かぶ半島にはイヴェルスキー修道院Иверский монастырь/Iverskii monasteryがあります。
 この修道院、公共交通機関では日曜日しかアクセスできないようです。ヴァルダイ市内からはおよそ10キロ離れているので、タクシーで行くか、2時間歩くか。どちらを選ぶか。


 日曜日限定で市内と修道院を結ぶのは100番バス。始発のペシャナヤ通りул. Песчаная/Peschanaya str.8:3011:0013:00、イヴェルスキー修道院を9:0012:0013:30に出発します。バスターミナルや町の中心部で乗車できそう。

 ところでモスクワからヴァルダイへは、プスコフПсков/ Pskov行きの列車が停車しますが、到着が真夜中なんですよねえ。



 もっと利用しやすいルートはないものか。
 乗り継ぎなら、モスクワからサンクトペテルブルグ行きの特急サプサンに乗ってボロゴエБологое/BologoeやウグロフカУгловка/Uglovkaで乗り換え、午前中に到着できます。以下は、ボロゴエ乗り換え。


 それから、トヴェリТверь/Tverまで出ればヴァルダイまでのバスがあります。
 モスクワトヴェリまでのアクセスは、鈍行・快速・特急とたくさんの列車が出ていて利用しやすい。
 近郊列車だとこんな感じです。



 特急サプサンはこちら。


 トヴェリヴァルダイ

 ところで、ヴァルダイはモスクワ方面よりも、サンクトペテルブルグやヴェリーキー・ノヴゴロドからの方がアクセスがいいのです。モスクワ-ぺテルブルグは列車・バスともに本数が多いので、ぺテルブルグまで行ってヴァルダイへ戻るルートもありでしょう。ぺテルブルグ-ヴァルダイの列車・バスで、使えそうなのはこの辺り。




 モスクワ-ヴェリーキー・ノヴゴロドの夜行列車は11本のみ。ただしヴァルダイまでのバス移動時間は2時間半で便数も結構あります。




 
 復路も調べてみます。直通の夜行列車は往路よりも利用しやすいでしょうか。



 ただし、日曜のイヴェルスキー修道院行きバスを利用し、同日の夜行列車でモスクワに戻るとすると、月曜朝モスクワ着の列車はふつう乗客が多いので席が取れるかどうかが問題です。しかも密を避けるのは難しそう。
 復路の列車での乗り継ぎルートはこちら。



 次はバスの復路です。ヴァルダイからトヴェリのバスは12本。



 そこから乗り継げるトヴェリモスクワの列車。こちらもかなりの本数があります。
15:00-19:30のバスで乗り継げるのはこのあたり。



 17:00-21:30のバスの場合。



 さて、どの手段が安全でしょうねえ。接触が少ない方がいいですが、予約時に混雑状況が分かるのはロシア鉄道くらいです。

1 件のコメント:

  1. はじめまして!

    ただでさえ少ない日本語のロシア旅行情報(特に地方都市)が、コロナによりさらに激減している中、こうやさんのブログは貴重な情報源でして、いつも楽しみにしています。

    ヴァルダイですか、いいですねえ。中心部から離れたイヴェルスキー修道院はアクセスが良くないので、どのような手段で行かれたのか注目しています。日曜日の修道院発着のバスで、この本数だと車内はかなり混雑していそうですね。調べてみると過去には船で修道院まで行けたそうです。ただどちらにしろ、夏季限定でしょうね。

    自分がルートを決めるとしたら、行きは夜行でノヴゴロド経由、帰りはプスコフ号、かなぁ。

    実践編も楽しみにしています!

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