コソヴォRepublika e Kosovësには4か所、世界遺産に登録されているセルビア正教会の修道院があります。2004年にヴィソキ・ディチャニ修道院Манастир Високи Дечани, Manastir Visoki Dečaniが登録され、2006年に拡大してリェヴィシャの生神女教会Богородица Љевишка, Bogorodica Ljeviška、グラチャニツァ修道院Манастир Грачаница / Manastir Gračanica、ペーチ総主教修道院Пећка патријаршија, Pećka Patrijaršijaが追加されました。ペーチ総主教修道院は設立された時期は不明ですが、13世紀にはセルビアにあるジチャ修道院からセルビア大主教座がここに移され、14世紀にはセルビア正教会がコンスタンティノープルから独立し、総主教座になる、という経緯があります。
本当は最初に世界遺産に登録されたヴィソキ・ディチャニ修道院へ行ってみたかったのですが断念。某所でゲットした「地球の歩き方」によると、ここには修道院の創立者ウロシュ3世Стефан Урош III Дечански/Stefan Uroš III Dečanskiの遺骸を収めた棺があり、その遺骸には病気を治す力があると信じられていて、毎週木曜19:00からの遺骸を棺から出す儀式に信者が集まるそう。見てみたかったものの、日程上どうしても断念せざるを得ませんでした。そんなわけで、代わりと言っては申し訳ないですが、ペヤ(セルビア語ではペーチ)の町外れにあるペーチ総主教修道院だけは何が何でもぜひ見たい。ということで、朝7時半にホテルから歩いて向かいます。
途中には、アルバニア出身のマザーテレサさんがいらっしゃいました。
入り口に到着したのは8:00少し前。オープンは8:00。警備している警察官に8:00まで待つように言われ、ベンチに座って待機します。時間になるとパスポートの提示を求められ、チェック後にゲートを通過可能になります。ここだけでなく、コソヴォの教会は警察が警備していて、見学する際にはパスポートを改めることが多いようです。もしかすると、セルビア人(キリスト教正教)とアルバニア系住民(イスラム教)の対立が強まった時期に教会などの宗教施設が爆破されることがあったので、今でも厳重に警戒しているのかもしれません。
門を通過して奥へ進みます。
奥には修道院や古い遺構が残されています。写真左手の建物で入場料2ユーロを支払うと、修道女がパンフレットをくれました。なんと日本語版もあります。
中心の聖堂はもともと赤色で、時間の経過により色褪せ、再び赤く塗られたとのこと。
中では朝のミサが行われていました。
さて、急いでホテルに戻って荷物をピックアップし、バスターミナルへ向かいます。今日乗車するモンテネグロЦрна Гора/Crna Goraの首都ポドゴリツァPodgorica/Подгорица行きのバスの出発は10:00です。
早めに到着したので、バスターミナル横のパン屋でパンを購入。昨日、道を教えてくれた店主さんが今日も朝から働いていたので、お礼がてらにソーセージ入りのロールパンと、ヒマワリの種ののった1食分のライ麦パンで40セント分を購入。柔らかくて、これもうまい。
乗車場所では、周りにいたバス停の職員らしき人が「ポドゴリツァ行きは7番ホームから10:00発だよ」と教えてくれました。ホームにはポドゴリツァ行きの表示が何もなかったので、助かりました。ありがたいことです。
駅舎内はそこそこきれい。ここのチケット売り場でポドゴリツァ行きのチケットを買おうとすると、ここでは売っていない、バスで買うようにと言われました。
実際にバスが来たのは10:10くらいでした。シートは今回乗った大型バスの中では一番古く、擦り切れそうなほど。ですが空席も多く、並びの2席を使うことができました。
今日の移動は6時間半です。12:15ごろに国境に着き、パスポート検査を受けました。ここでは係員がパスポートを回収し検査後にまとめて返却するパターンでした。預け荷物の検査もなく、バスから降りることもなく、スムーズでした。コソヴォの出国スタンプと、モンテネグロの入国スタンプが付きました。
モンテネグロに入国すると、山岳地帯の中を進んでいきます。世界中から登山客が来るそうですが、アルプスに負けない美しい山々が連なっていました。バスは1時間に1回程度のペースで途中の町で停車します。
こうしてようやくポドゴリツァに到着しました。ここはバスを降りると駅舎の入り口に改札があり、降りる客はそのまま通過できますが、これから乗る人はチケットのバーコードをかざして進入します。このバスターミナルはチケット売り場の窓口もありますが、クレジットカードを使用できる券売機も置いてありました。近代化しとる。
尚、ベンチの下に、ぬいぐるみが落ちていると思ったら……
猫でした。暑かったせいか、猫もとろけています。
ホテルにチェックインもそこそこに、ポドゴリツァの代理店へ向かいます。はやく仕事を終わらせて自由になりたい。
本当は最初に世界遺産に登録されたヴィソキ・ディチャニ修道院へ行ってみたかったのですが断念。某所でゲットした「地球の歩き方」によると、ここには修道院の創立者ウロシュ3世Стефан Урош III Дечански/Stefan Uroš III Dečanskiの遺骸を収めた棺があり、その遺骸には病気を治す力があると信じられていて、毎週木曜19:00からの遺骸を棺から出す儀式に信者が集まるそう。見てみたかったものの、日程上どうしても断念せざるを得ませんでした。そんなわけで、代わりと言っては申し訳ないですが、ペヤ(セルビア語ではペーチ)の町外れにあるペーチ総主教修道院だけは何が何でもぜひ見たい。ということで、朝7時半にホテルから歩いて向かいます。
途中には、アルバニア出身のマザーテレサさんがいらっしゃいました。
入り口に到着したのは8:00少し前。オープンは8:00。警備している警察官に8:00まで待つように言われ、ベンチに座って待機します。時間になるとパスポートの提示を求められ、チェック後にゲートを通過可能になります。ここだけでなく、コソヴォの教会は警察が警備していて、見学する際にはパスポートを改めることが多いようです。もしかすると、セルビア人(キリスト教正教)とアルバニア系住民(イスラム教)の対立が強まった時期に教会などの宗教施設が爆破されることがあったので、今でも厳重に警戒しているのかもしれません。
門を通過して奥へ進みます。
奥には修道院や古い遺構が残されています。写真左手の建物で入場料2ユーロを支払うと、修道女がパンフレットをくれました。なんと日本語版もあります。
中心の聖堂はもともと赤色で、時間の経過により色褪せ、再び赤く塗られたとのこと。
中では朝のミサが行われていました。
さて、急いでホテルに戻って荷物をピックアップし、バスターミナルへ向かいます。今日乗車するモンテネグロЦрна Гора/Crna Goraの首都ポドゴリツァPodgorica/Подгорица行きのバスの出発は10:00です。
早めに到着したので、バスターミナル横のパン屋でパンを購入。昨日、道を教えてくれた店主さんが今日も朝から働いていたので、お礼がてらにソーセージ入りのロールパンと、ヒマワリの種ののった1食分のライ麦パンで40セント分を購入。柔らかくて、これもうまい。
乗車場所では、周りにいたバス停の職員らしき人が「ポドゴリツァ行きは7番ホームから10:00発だよ」と教えてくれました。ホームにはポドゴリツァ行きの表示が何もなかったので、助かりました。ありがたいことです。
駅舎内はそこそこきれい。ここのチケット売り場でポドゴリツァ行きのチケットを買おうとすると、ここでは売っていない、バスで買うようにと言われました。
実際にバスが来たのは10:10くらいでした。シートは今回乗った大型バスの中では一番古く、擦り切れそうなほど。ですが空席も多く、並びの2席を使うことができました。
今日の移動は6時間半です。12:15ごろに国境に着き、パスポート検査を受けました。ここでは係員がパスポートを回収し検査後にまとめて返却するパターンでした。預け荷物の検査もなく、バスから降りることもなく、スムーズでした。コソヴォの出国スタンプと、モンテネグロの入国スタンプが付きました。
モンテネグロに入国すると、山岳地帯の中を進んでいきます。世界中から登山客が来るそうですが、アルプスに負けない美しい山々が連なっていました。バスは1時間に1回程度のペースで途中の町で停車します。
こうしてようやくポドゴリツァに到着しました。ここはバスを降りると駅舎の入り口に改札があり、降りる客はそのまま通過できますが、これから乗る人はチケットのバーコードをかざして進入します。このバスターミナルはチケット売り場の窓口もありますが、クレジットカードを使用できる券売機も置いてありました。近代化しとる。
尚、ベンチの下に、ぬいぐるみが落ちていると思ったら……
猫でした。暑かったせいか、猫もとろけています。
ホテルにチェックインもそこそこに、ポドゴリツァの代理店へ向かいます。はやく仕事を終わらせて自由になりたい。
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