2019年8月10日土曜日

ブルーアイとサランダへの旅(ジロカストラからバスで小旅行。アルバニア編)

 どうにか朝までに仕事を仕上げることができました。今日はブルーアイBlue eye/Syri i Kaltërという山中の真っ青な泉へ足を伸ばします。実はアルバニアShqipëria/Albaniaでもっとも見てみたかったのがここです。この日は30度越え。しかも山道を歩くので、しっかりした靴と水と帽子はマストハブです。


 ジロカストラGjirokastër/Gjirokaster―サランダSarandë/Sarandeのバスが途中でブルーアイを通過するので、降ろしてもらいます。


 宿で聞いたところ、サランダ行きのバスは、6:00、7:00、8:00発だとバスターミナル事務所前stacion autobuziではなく、ガソリンスタンドのある交差点より手前の路上にバスが停まるそうです。地図で言うとガソリンスタンドとCredins Bankの間あたりです。それ以降は、下の地図のガソリンスタンドのあたりにあるバスターミナル事務所前から出発します。僕は9:00前に行ったので、ちょうど赤マークの位置から乗車しました。

 サランダ行きはミニバスによる運航で、満席になったら出発する方式でした。運転手のほかに車掌らしき人も乗車していて、この人に車内で支払います。300レクでした。ブルーアイは、アルバニア語ではシリカルタSyri I kalterと呼ばれているので、運転手にそこで降ろしてもらうよう前もって伝えておきます。乗り合わせた地元の方々も降車位置をよく知っていて、「あと少しだよ」などと教えてくれました。

 降車場所には大きな看板があります。

 ここから20~30分歩くとブルーアイにたどり着きます。路線バスで来る人は少ないようで、歩いている人は皆無でした。ほぼ全員自動車です。直射日光で肌が焼けます。


 こんな未舗装道路を進んでいくと、一番奥に駐車場が見えてきます。その奥にブルーアイへ降りていくルートが続きます。一本道なので、迷うこともありませんでした。


 これが見たかった景色。光の加減によりますが、水が透明で本当に青いです。


 こちらはもっと透明です。


 奥の方では水着で飛び込む人たちがたくさんいました。


 泉の周辺にはお土産の屋台やレストランの建物もありました。


 路肩のいたるところにラズベリーが自生していました。

 帰りは未舗装路を歩いていると、団体ツアーの運転手が「サランダ?」と声をかけてきました。サランダ?予定外でしたが、バスで20~30分と遠くありませんし、サランダ―ジロカストラのバスは夕方まであったはず。というわけで便乗させてもらうことにします。乗っていたのはポーランドのバスツアーの団体でした。このツアーが終わったら、50時間かけてバスでポーランドに帰るそうです。大変だ。

 バスは団体ツアーの貸切りなのかと思いきや、運転手は途中で数人を便乗させてサランダまで行きました。乗車料金は200レク。

 ポーランド人ツアー客の皆さんはホテルで下車し、僕はサランダのバスターミナルで降ろしてもらいました。ここのバスターミナルもただの路上です。


 写真左側にある、幌のかかったカフェの中で運転手や乗客が待っていますし、ここの店員さんも含め、周辺の人々が時間を教えてくれます。親切がうれしい。店員さんの話では、情報を一括するインフォメーションセンターやチケット売り場もないので、この界隈の人たちは自主的に教えて、乗客を手助けしているそうです。


 バスターミナルと同じ並びにはシナゴーグ跡があり、こちらも目印になります。

 サランダを訪れる人々はビーチを目指すようですが、ここには少し離れた位置に城塞もあります。しかし徒歩だと1時間。ジロカストラに早めに戻って見学したい博物館もあったので、バスターミナルから港へ下り、徒歩で周辺を散策して戻ります。


 サランダのビーチ横の船着場。小さいですが、明るい雰囲気の港町です。


 付近のキヨスク兼お土産屋の少年。何をしているかというと・・・・・・


 懐から子猫が!生後3週間くらいでしょうか。ややよちよち歩きです。少年、この子猫が大好きなんですね。でも、この暑さで懐にしまったら、窒息してしまうんじゃないかな・・・?

 サランダからジロカストラへ。確か400レクでした。



 先ほど通った道ですが、何度見てもすばらしい。時折道沿いを流れる川がブルーアイで見たような青や透明になっていて、それも大変きれいでした。その後乗車したティラナまでのルートも田舎道でしたが、サランダ―ジロカストラ間は本当に絶景でした。




 時折、ヒツジやヤギの群れが通り過ぎていきました。

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