「言葉の壁を越えられるか」ということが一つの課題であったポーランドPolska行き。まずは列車に乗るためにキエフ旅客駅Київ Пасажирскийに行きます。ディーゼル機関車にひかれて、ワルシャワWarszawa行き(コーヴェリКовель行き併結)が入線です。
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ワルシャワ行きは入線して来た車両の順で言うと後ろの方に連結されていました。ワルシャワまで行く列車はポーランド国鉄の車両、コーヴェリまでの列車は一回り巨大なウクライナ国鉄の車両です。屋根の高さの差に注目!
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幅も違います。線路の幅以上に客車の幅に差があります。
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ポーランド国鉄の車両に乗り込むと、片側だけのクペであることが判明。しかも後で車掌に尋ねたところ、上段にお客は来ないので、もう寝具を敷いてしまってよいとのこと。つまり個室状態でワルシャワに行くことが出来ることが分かりました。
因みに乗車時には車掌にチケットを預けます。パスポートのチェックも一応あります。
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この部屋、髭剃り用の電源や鏡もついています。実は下の机の「内部」には洗面台もついていたのですが、水は出ませんでした。
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窓は、寒い時期にも耐えられる三重窓。
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しばらくすると車掌から寝具が配られます。乗り慣れたプラツカルトの寝具セットと一緒です。敷きシーツ、かけシーツ、枕カバー、タオル。
南回りでシェペチフカШепетівкаに到着です。
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真夜中のコーヴェリ駅。真っ暗です。ここでウクライナ国鉄の車両を切り離します。
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次いでウクライナ側の国境の駅ヤホディンЯгодин。まずは駅停車中に車内でパスポートを回収されました。その後、返却までの間に台車交換です。乗ったまま屋根付きの車庫に移送され、標準軌と広軌の4線軌道の場所で車両を持ち上げます。黄と黒の縞模様の入った柱の根元に車体を引っかけて持ち上げます。更にウインチで上からも引っ張り上げています。上がり方は相当にゆっくりで、寝ている人にまず振動は伝わりません。ただ、振動はないのですが、音はなかなかうるさいですね。特に台車を外す前のボルト外しやその後のボルト締めなど。
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わかりにくいですが、前の写真と比べて、恐らく1m程度持ち上げられています。その間に、広軌の台車を移動させ、代わりにポーランドの標準軌の台車を下に配置し、その後車体を下げていき、これを台車と合体させます。次いでヤホディンの駅に戻ると、スタンプが捺されたパスポートが戻ってきました。
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ポーランド側の入国審査駅、ドロフスクDorohuskに到着。夏なので時計の針を一時間戻します。久々のラテン文字の世界です。EU圏内なので厳しめの審査を予想していたのですが、日本人だったからか、それほど厳しくもなかったと思います。車内に来た審査官にどこから来たのか?キエフでの住所は?といった質問を受けました。
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ルブリン駅Lublinに到着です。ここでポーランド国鉄のIC(特急)の車両を連結します。併結してワルシャワに向かいます。
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ワルシャワ東(ウスホドニア)駅。次が終点ですから降りる準備をします。布団をたたんで上の棚に上げておきます。
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ワルシャワ中央(ツェントラリナ)駅で下車です。地下ホームに到着でした。というか、地下ホームのみの駅でした。非常に明るく綺麗で近代的な駅で、ちょっとキエフやモスクワの駅とは違います。
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後ろに併結されていたルブリンからのIC。車両の色が異なります。ともあれ、エスカレーターで一旦上に上がって別ホームに向かいます。
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連絡通路に設置されているIC切符の自販機。英語表記もOKです。ATMもあります。
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また列車案内もあります。ウッチ・カリスカŁódż Kaliska行きがありました。(写真では途切れいてますが)右端に発車ホームの番号も書かれています。
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時間があるので一瞬だけ外に出ます。
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スターリンがワルシャワに贈った文化科学宮殿も目の前です。
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側面から駅を見たところ。
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再び地下ホームに降りると、ベルリンからの列車が停車していました。
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時間通りに到着したウッチ行きIC。客車列車でした。列車自体には行き先表示がないのでポーランド人に確認してから二等車両に乗車。自由席のようでしたので窓際に勝手に座ります。一つのクペには6人分の席がありました。発車してから車掌さんが廻ってきてチケットをチェックします。因みに車掌さんがスーツにネクタイという格好でしたので、最初、車掌だと分かりませんでした。
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一時間半程度でウッチ・ウィジェウWidzew駅に到着です。客車でしたが内装は綺麗でした。車内のホームも清潔感があり、旧ソ連圏の駅とはひと味違います。一言で言えば洗練されている、という感じでした。
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(2016.7.28)
*11月にはリヴィウからプシェムィシルに移動しました。そちらについてはこちらをご覧下さい。更にリヴィウからクラクフへの移動についてはこちらをご覧下さい。
(IC, Łódż, pociąg, Polska, Warszawa centralna, залізничний, київ, поїзд, потяг, Ягодин, )
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ワルシャワ行きは入線して来た車両の順で言うと後ろの方に連結されていました。ワルシャワまで行く列車はポーランド国鉄の車両、コーヴェリまでの列車は一回り巨大なウクライナ国鉄の車両です。屋根の高さの差に注目!
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幅も違います。線路の幅以上に客車の幅に差があります。
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ポーランド国鉄の車両に乗り込むと、片側だけのクペであることが判明。しかも後で車掌に尋ねたところ、上段にお客は来ないので、もう寝具を敷いてしまってよいとのこと。つまり個室状態でワルシャワに行くことが出来ることが分かりました。
因みに乗車時には車掌にチケットを預けます。パスポートのチェックも一応あります。
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この部屋、髭剃り用の電源や鏡もついています。実は下の机の「内部」には洗面台もついていたのですが、水は出ませんでした。
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窓は、寒い時期にも耐えられる三重窓。
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しばらくすると車掌から寝具が配られます。乗り慣れたプラツカルトの寝具セットと一緒です。敷きシーツ、かけシーツ、枕カバー、タオル。
南回りでシェペチフカШепетівкаに到着です。
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真夜中のコーヴェリ駅。真っ暗です。ここでウクライナ国鉄の車両を切り離します。
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次いでウクライナ側の国境の駅ヤホディンЯгодин。まずは駅停車中に車内でパスポートを回収されました。その後、返却までの間に台車交換です。乗ったまま屋根付きの車庫に移送され、標準軌と広軌の4線軌道の場所で車両を持ち上げます。黄と黒の縞模様の入った柱の根元に車体を引っかけて持ち上げます。更にウインチで上からも引っ張り上げています。上がり方は相当にゆっくりで、寝ている人にまず振動は伝わりません。ただ、振動はないのですが、音はなかなかうるさいですね。特に台車を外す前のボルト外しやその後のボルト締めなど。
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わかりにくいですが、前の写真と比べて、恐らく1m程度持ち上げられています。その間に、広軌の台車を移動させ、代わりにポーランドの標準軌の台車を下に配置し、その後車体を下げていき、これを台車と合体させます。次いでヤホディンの駅に戻ると、スタンプが捺されたパスポートが戻ってきました。
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ポーランド側の入国審査駅、ドロフスクDorohuskに到着。夏なので時計の針を一時間戻します。久々のラテン文字の世界です。EU圏内なので厳しめの審査を予想していたのですが、日本人だったからか、それほど厳しくもなかったと思います。車内に来た審査官にどこから来たのか?キエフでの住所は?といった質問を受けました。
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ルブリン駅Lublinに到着です。ここでポーランド国鉄のIC(特急)の車両を連結します。併結してワルシャワに向かいます。
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ワルシャワ東(ウスホドニア)駅。次が終点ですから降りる準備をします。布団をたたんで上の棚に上げておきます。
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ワルシャワ中央(ツェントラリナ)駅で下車です。地下ホームに到着でした。というか、地下ホームのみの駅でした。非常に明るく綺麗で近代的な駅で、ちょっとキエフやモスクワの駅とは違います。
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後ろに併結されていたルブリンからのIC。車両の色が異なります。ともあれ、エスカレーターで一旦上に上がって別ホームに向かいます。
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連絡通路に設置されているIC切符の自販機。英語表記もOKです。ATMもあります。
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また列車案内もあります。ウッチ・カリスカŁódż Kaliska行きがありました。(写真では途切れいてますが)右端に発車ホームの番号も書かれています。
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時間があるので一瞬だけ外に出ます。
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スターリンがワルシャワに贈った文化科学宮殿も目の前です。
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側面から駅を見たところ。
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再び地下ホームに降りると、ベルリンからの列車が停車していました。
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時間通りに到着したウッチ行きIC。客車列車でした。列車自体には行き先表示がないのでポーランド人に確認してから二等車両に乗車。自由席のようでしたので窓際に勝手に座ります。一つのクペには6人分の席がありました。発車してから車掌さんが廻ってきてチケットをチェックします。因みに車掌さんがスーツにネクタイという格好でしたので、最初、車掌だと分かりませんでした。
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一時間半程度でウッチ・ウィジェウWidzew駅に到着です。客車でしたが内装は綺麗でした。車内のホームも清潔感があり、旧ソ連圏の駅とはひと味違います。一言で言えば洗練されている、という感じでした。
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(2016.7.28)
*11月にはリヴィウからプシェムィシルに移動しました。そちらについてはこちらをご覧下さい。更にリヴィウからクラクフへの移動についてはこちらをご覧下さい。
(IC, Łódż, pociąg, Polska, Warszawa centralna, залізничний, київ, поїзд, потяг, Ягодин, )
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