2016年7月19日火曜日

キエフからモスクワへのルート選びとチケット手配で悩み。しかし結局...

 モスクワの支店長より、八月半ばに戻ってこいとの連絡がありました。ポーランド旅行が終わったら、チケットを手配しないといけません。
 しかし戻り方は自由とのことで、ちょっと考えてみることにしました。飛行機の直行便は現在ない(ベラルーシ経由が最短。そう、いま実は戦争状態なんですよね。キエフにいると分からないけれど)ので、素直に選べば(?)、鉄道かバスということになるのでしょうか。
 バスは、先日お世話になったチケットの頁(https://busfor.ua/)を見てみると流石に安いですね。



 正確に出発日は決まっていないので八月半ばで見てみるとこのような感じでした。画面に入りきらなかったのですが、下にもう一本、つまり全部で五本の便が出てきました。最後の便は1500発0800着660Gでした。要はおよそ2000円〜2500円という所ですね。しかもこれらの便にちょっと乗ってみたいと思うのは(19時20分発の便だけですが)、途中に通過するセニウシカのロシア・ウクライナ・ベラルーシの三つ叉入管所を一度見てみたいからなのです。



 いまやケンカ状態のロシア・ウクライナですが、ベラルーシを含めた三国は東スラヴ三兄弟国家なのでして、その象徴を見ておきたいと思うのです。ただ、問題はバスは窮屈なんですよね。どのようなバスが来るかによっても大きく変わります。この点では寝台列車の安定感にはかないません。
 また時刻表を見るとこの便、予定通りだと国境到着が23時20分。これだと当日中にロシアに入ってしまいます。そうするとビザの関係で一日分ロシア滞在可能日を捨ててしまうことになります(厳密には10分程度の滞在で一日分を捨てることに)。

 そこでとりあえず次に鉄道便を調べてみます。


 もっと本数があるのですが、ウェブ上で予約出来るのはこの2本だけのよう(後日談:直前になると予約出来る列車が増えていました)。上はオデッサ号、下はウクライナ号です。
 値段は一等寝台で二万円超え、二等寝台で一万円超え、三等寝台で1690G(6800円程度)。しかも一ヶ月後なのにもう相当埋まっています。急がないと。
 オデッサ号は寝ている間につくという感じでなく、ちょっと避けたい。やはり狙うならウクライナ号。これで国境をうまく抜けられると良いのですが、見てみると



 もしコノトプで出国手続きがとられると、これまたロシア滞在日数を一日捨てるような感じになる不安がありました。ロシア国鉄の頁で見てみても同じです。



 ウクライナであるコノトプ(Конотоп)でロシアの入国審査を行うはずがないので、次の大きな駅であるブリャンスク(Брянск)或いはその手前のスゼムカ(Суземка)で、乗客を降ろさない形で入国審査を行うと読みました。



 ヤンデクスのマップでは国境を越えてすぐには入管らしきものはありません。
 それならば、コノトプ23時38分発なら国境越えは次の日になるはず。流石に22分ではパスポートにスタンプを当日中に捺すのは無理でしょう。そうなると、ロシア滞在日数一日分を捨てずに済みます。問題は値段くらいでしょうか。

 そこで折衷案を模索します。クリアしたいポイントは、1)三人姉妹像を見る、2)長距離でバスは乗りたくない、3)鉄道は(ものすごくと言うわけではないが)高い。

 そこで実は一案出来たのですが、よくよく考えて今回はあきらめました。荷物が多いので乗り換えなどが大変なのではないかというのが一つの理由です。もう一つは下記にある通り、バスの終着点がバスターミナルでなく、どうもどこに着くのかがよく分からないことにあります(市街地なんだろうけれど)。いやたいした問題ではないのですが、初めての場所かつ荷物が多いのでこれも結構重い理由なのです。

 但し、プランだけは披露しておきます。結局、国境を鉄道で越えると高くなるので、ここだけバスでクリアするというのが基本的な考え方です。下記プランだと大体4000円を切る程度になります。

 1)ブリャンスクまでバスで行く。
 バスを調べてみると、三人姉妹を経由してブリャンスクに行くバスがあります。2000円程度ですね。
 


 2)ブリャンスクから「特急」列車でモスクワ・キエフスキー(キエフ駅)まで行く。もちろん、一泊してもオーケー。宿泊しなくても6時間程度の自由時間がありますから、観光程度は出来ます。大きな荷物がなければこれで行くのだが・・・。



 例えば真ん中の104M列車は、座席なら633Rですから、まあ1000円ちょっとというところでしょうか。合計で4000円は切るでしょう。ただ現地で売り切れていたら困るのではあるのですが。まあしかし、ブリャンスクから満席ということはまずなさそうですが・・・。

 荷物が少なくて、或いは体力に自信があり、バスでずっと乗るのはいや、という人は挑戦してみて下さい。
 因みにバスの降車場所は「運転者・解放者」像前。これどこなの?。多分市街地のなかだろうけれど。



 尚、市街で観光後、ブリャンスク1駅(Брянск 1)に戻るには
 アフトブスで2、13、29、トロリーで1、マルシルートカで1、28、38、42、49、51、52、88、99、179です。
 
(2016.7.18)

 後日、キエフ駅窓口でモスクワ・キエフスキー駅行きの三等寝台のチケットを購入したのですが、上の予約頁の値段より安かった。乗車日が安い日だったのか、窓口だと安いのか。よく分かりません。もちろんカード払いOKです。

(Автобус, Брянськ, киевский вокзал, Москва, )

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