2016年7月4日月曜日

モルドヴァからウクライナへ(キシナウからキエフへ鉄道で移動)沿ドニエストル経由

 キエフКиївに戻りました。天気が雨ということもあり、キシナウChișinăuと比べて気温が5度くらい下がりました。明け方は涼しいと言うよりも寒かった。以下、今回の行程の振り返りです。

 キシナウ発キエフ行きの3本のうち、23時23分発の列車を選んだので、ともかくチェックアウトの後、19時半くらいにキシナウ駅に入りました。

 近郊列車用の入り口から長距離ホームに入りました。脇には近郊線用の切符売り場があります。



 ホームには人が多くいて驚いたのですが、この時間、立て続けに列車が到着、出発するのですね。迎えに来た人、これから旅立つ人、様々な人がいます。



 まずはモスクワМоскваからの到着列車。久々に見たロシア国鉄の車両です。



















 次に来たのはモスクワ行きの列車(21時台発車)。モルドヴァ国鉄の車両です。



 続いてヤシIasiからの急行列車が到着です。



 次はペテルブルクПетербург行きの車両が入線です。(ベラルーシの)モヒリウ行きとミンスク行きの車両が併結されていました。



 そして最終列車まで人が殆どいなくなりました。因みにトイレ(有料2L。発車前とかにだけ開く)がホームを北に向かって歩くとあるのですが、その手前あたりでのみ無料wifiが入ります。
 尚、待っているときに、外国人だからか、物乞いの人につきまとわれました。そういうのがいやな人は乗車時間ギリギリにホームに行った方がいいかもしれません。
























 因みに犬や猫がいました。



 とうとう目当ての列車が入線です。ロシア国鉄の車両でした。



 中はかなり暑く、窓の上部の小窓を開けます。それから布団を敷き始めます。



 プラツカルト下段下の荷物入れ。大きな旅行鞄は入りません。



 車掌が廻ってきて、いつものようにチケットは回収されました。代わりに今回は保険証をもらいました。何かあった時、最高で、およそ54万モルドヴァ・レイ分まで保証してくれるみたいです。



 出発して、ベンデリからかなりの数のお客さんが乗ってきました。外は真っ暗なので写真が撮れぬ。

 

 それで実はその後寝入ってしまったのですが、明け方3時くらいに起こされました。国境を越えるので審査です。「沿ドニの検査」が始まるのでちょっと緊張。まず関税検査で、申告するものがあれば言うようにと、車掌のおっちゃんが伝え廻っています。
 続いて審査官が廻ってきました。僕はかなり根掘り葉掘り行き先、旅行目的を聞かれ、また証明書を出せだの言われました。ところが、何かの質問の時に審査官が「シチョー」(何?)を使ったのです。これはウクライナ語であって、モルドヴァのロシア語では使わないので、一瞬戸惑ったのですが、まあそのまま問いに答えました。そしてその後スタンプを捺されました。
 実はこの時すぐには気づかなかったのですが、少ししてスタンプを見ると「ウクライナ クチュルハン 列車で入国」とのこと。つまり、アレは沿ドニエストルの入国審査じゃなくて、ウクライナの入国審査だったことが判明。つまり沿ドニの入国審査はなかったのでした。
 ウクライナの入国スタンプをもらったからいいものの、結局、モルドヴァの出国スタンプ無しのままになりました。列車だとこういう形なんですね(バスだと別紙のスタンプをもらうという話もウェブで見ますが)。

 その後、朝8時半くらいにジメリンカに到着。ホームには多くの物売りが待ち構えていて、窓越しに話しかけてきます。マリーナ売りが多かった。一人だけ、車内までマリーナを売りに来たおばあさんがいました。


 
 下車が近くなったのでトイレに行っておきます。停車中は鍵がかかりますので、お早めに。それから僕は車掌にやってもらったのですが、途中下車なので本当は次の人のために寝具の片付けをしなければなりませんでした。次は忘れずにたたみます。



 予定通り、13時過ぎにキエフに到着。久々にドラヴァで食事。物価は明らかにウクライナの方が安いですね。モルドヴァに比べても。


(2016.7.4)
(Chisinau)

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