2020年10月13日火曜日

ヴァラームへの旅(モスクワから列車とバスと船で)②(実践編1)

 モスクワМосква-サンクトペテルブルグСанкт-Петербургの交通機関を決め切れないうちに、決行日が迫ってきました。直前のタイミングで空席状況を調べたところ、夜行列車のクペ(部屋タイプの4人用寝台、いわゆる2等寝台)を独占できることがほぼ確実な様子。というわけで、クペを予約してペテルブルグ入りしました。ロシア鉄道のHPでは、出発の1時間前までチケットの購入が可能です。チケットのプリントアウトが不要の列車だったので、パスポートを見せると車掌が席番号を教えてくれて乗車できました。

 2階建ての優等列車。モスクワ21:50発、サンクトペテルブルグのモスクワ駅6:05着です。
 


 あっという間にサンクトペテルブルグに到着。朝のモスクワ駅。

 簡単に食べられるものを駅で確保し、急ぎ足でツアーの集合場所である地下鉄オゼルキ駅を目指します。

 さて、今回はジェトンではなくサンクトペテルブルグの公共交通機関のカード「ポドロージニクПодорожник」を買うことにしました。デポジットが60Rで1乗り38R。

 7:45、集合場所にバスがやってきました。ツアーに参加する人たちがずいぶんたくさん。複数の旅行会社が集客し、大型バスに乗り合わせ、現地で旅行会社ごとのグループに分かれて見学する方式です。



 ガイドが全員のツアー予約確認書をチェックし終わると出発です。2時間弱でプリオゼルスクПриозерскの港に着きます。
 港に到着。11:00発のフェリーまで30分以上時間がありました。トイレ休憩を兼ねています。


 小さな木造小屋に、お茶やオープンサンドを買えるカフェが入っています。路上には修道院で焼いたパンを売る人も。


 いざ乗船。1時間10分ほどで島に到着します。船内は前方、中央、後方と座席のあるスペースが分かれています。お勧めは前方と中央で、ここは座席が柔らかいシートになっています。後方だけなぜかパイプ椅子。ですがいいシートはすぐに埋まるので、周りの人と距離をとりたいなら後方に座るか、または屋根のない通路部分に立って過ごすかです。

 島が近づくと、教会が見えてきます。


 島の港に到着です。ツアー会社ごとにグループが分かれて、夕方の出港まで過ごします。


 港の船着き場の向かいには自転車と電気カーのレンタルがあります。


 レンタサイクルの隣に小さな礼拝堂。この島にはこのような小さなお堂がたくさんあります。


 港前の広場。ここから森に向かって進みます。



 改装済みのホテル。2020年は新型コロナウイルスのため閉館していますが、来年はオープンして宿泊できる予定だとか。



 ヴァラーム島の修道院には男声合唱団があり、ミニコンサートが開かれていました。ロシア国内だけでなく外国でも客演公演をしているとのこと。この日は聖歌だけでなく、詩人エセーニンの歌謡曲も歌っていました。


 合唱団のコンサートは修道院の収入源の三本柱の一つだそうです。あとは修道院製の乳製品とホテルなどの観光収入。修道院で作ったチーズを買って食べましたが、なかなかおいしかった。種類により1個170R~360Rくらいでした。
 長くなったので、ここで一旦切ります(パート③に続く)。

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