モスクワМосква-サンクトペテルブルグСанкт-Петербургの交通機関を決め切れないうちに、決行日が迫ってきました。直前のタイミングで空席状況を調べたところ、夜行列車のクペ(部屋タイプの4人用寝台、いわゆる2等寝台)を独占できることがほぼ確実な様子。というわけで、クペを予約してペテルブルグ入りしました。ロシア鉄道のHPでは、出発の1時間前までチケットの購入が可能です。チケットのプリントアウトが不要の列車だったので、パスポートを見せると車掌が席番号を教えてくれて乗車できました。
簡単に食べられるものを駅で確保し、急ぎ足でツアーの集合場所である地下鉄オゼルキ駅を目指します。
7:45、集合場所にバスがやってきました。ツアーに参加する人たちがずいぶんたくさん。複数の旅行会社が集客し、大型バスに乗り合わせ、現地で旅行会社ごとのグループに分かれて見学する方式です。
ガイドが全員のツアー予約確認書をチェックし終わると出発です。2時間弱でプリオゼルスクПриозерскの港に着きます。
港に到着。11:00発のフェリーまで30分以上時間がありました。トイレ休憩を兼ねています。
小さな木造小屋に、お茶やオープンサンドを買えるカフェが入っています。路上には修道院で焼いたパンを売る人も。
いざ乗船。1時間10分ほどで島に到着します。船内は前方、中央、後方と座席のあるスペースが分かれています。お勧めは前方と中央で、ここは座席が柔らかいシートになっています。後方だけなぜかパイプ椅子。ですがいいシートはすぐに埋まるので、周りの人と距離をとりたいなら後方に座るか、または屋根のない通路部分に立って過ごすかです。
島が近づくと、教会が見えてきます。
島の港に到着です。ツアー会社ごとにグループが分かれて、夕方の出港まで過ごします。
ヴァラーム島の修道院には男声合唱団があり、ミニコンサートが開かれていました。ロシア国内だけでなく外国でも客演公演をしているとのこと。この日は聖歌だけでなく、詩人エセーニンの歌謡曲も歌っていました。
合唱団のコンサートは修道院の収入源の三本柱の一つだそうです。あとは修道院製の乳製品とホテルなどの観光収入。修道院で作ったチーズを買って食べましたが、なかなかおいしかった。種類により1個170R~360Rくらいでした。
長くなったので、ここで一旦切ります(パート③に続く)。
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