2020年10月24日土曜日

ボルガルへの旅①(モスクワから鉄道とバスで)(計画編)

 コロナなのに旅行しまくっていて、何やってんだとお叱りを受けそうなんですが、旅行制限のようなものはないし、また仕事も減っているので時間だけは余裕があり、こんな生活になっています。一応お断りしておきます、マスクもしていますし、クペについても下記のように気をつけてはいます。

 さて今回はボルガルБолгар/Bolgarへの旅の計画編です。


  前回、ヴァラーム島へ行った時、モスクワ-サンクトペテルブルグ間の夜行列車で往復とも安全(対コロナ)にクペ(部屋タイプの4人用寝台、いわゆる2等寝台)を一人で占領することができました。多分、コロナ流行のせいで占領出来ているのですが、そうなると、ほかの行先で同様のことができないか気になります。とはいえ、モスクワ-サンクトペテルブルク路線を除くと、他の都市間ではもともとの設定本数がぐっと減っていて、クペ自体も取りにくくなるはず。そうした条件下で、どこへ行ったものか。

 

 思い浮かんだのは、カザンКазань/Kazan。ここは1日数本の夜行列車があり、サンクトペテルブルク行きで乗車したような2階建ての優等列車も12本走っています。しかし、さすがにサンクトペテルブルク行きよりも本数が少ないうえ、利用者は常に多く、特に週末はほとんど空席がないほど埋まっています。ですが、調べてみると、平日だと日によってはクペを占領できそうなときも。


 

 しばらくモニタリングしていましたが、カザン行きは出発前日~直前に一気に予約が入ることもあるので、行くなら確実に一人になれるように出発の直前まで様子を見て、空いているクペを予約するのがよさそうです。往復のどちらかがクペの空きがなければ、飛行機で移動してもいいですね。




 カザンから目指すのはボルガル遺跡です。テュルク系民族のブルガール人がヴォルガ川流域に7世紀から13世紀にかけて定住し、東ヨーロッパと中央アジア間の交易の要衝となりました。その一部は更に東進し、バルカンにブルガリア国家を建国しました。このヴォルガのブルガル遺跡は今では博物館になっています。ここも世界遺産なので、特に夏は多くの人が訪れるのですが、観光シーズン以外は公共交通手段が土日のみのバスしかなくなってしまうため行きにくいんですよねえ(地図の赤ライン)。夏だと、カザン市内の川の港Речной вокзал / Rechnoy vokzalから船が112便出ています。地図の黒い線が船のルート。


 

時刻表はこうなっています。片道368Rです。



  バスの時間は調べる時期によって検索して出てくる時刻表が違っていて、こちらも現地で確認するしかなさそうです。いずれにも共通するのは、土日運行で南ターミナルから出るということ。

 

 夏のうちに行ければいいなと思っていましたが、気づけば夏も終わりに近づき、フェリーも9月中旬から週末のみになり、9月末には終了となることが発表されました。これはタイミングを見計らって早々に決行した方がよさそうです。(この記事のアップは10月ですが、訪問は9月)

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