移動すること2時間半。
田舎道が続きます。
ジヴノゴリエの駐車場に到着しました。ここから少し下ると小ジヴノゴリエ、ウスペンスキー修道院に行きつきます。下り道にはこのような石碑があり、ピョートル大帝が生前に3度ここを訪問したとのこと。
駐車場から遊歩道を下っていくと、修道院が見えてきます。
教会や鐘撞堂の左の低い建物に売店があり、皆さんそこでろうそくを購入しました。
右側の丘の上にも教会があります。外観からして岩をくりぬいて作られています。
ここの修道院での見どころは、洞窟そのものもですが、第二次世界大戦中にハンガリー軍により射撃され穴の開いた、金属板に描かれた生神女マリアと幼子イエス・キリストのイコンです。
ここのガイドは郷土史研究者という男性で、教会を見たあとで付属の小さな博物館と、続いて丘の上の洞窟修道院を案内してくれました。洞窟修道院の内部は通路が枝分かれしていたりして、やや迷路のようでした。とはいえ、途中で再び合流するのではぐれることはありません。中には天井の高い広間もあり、そこだとまるで普通の聖堂の中にいるかのようでした。内部の作りは一般的な教会の構造を踏襲しているとのこと。
たっぷり中を歩き回って外に出ると、すでに真っ暗に。
十字架の立つ丘の上から。修道院の奥に近郊列車の駅があり、列車がちょうど着いたところでした。
ここから2時間ほどかけてヴォロネジに戻りました。しかし、洞窟修道院は中を歩いてこそ面白いですね。ガイド氏曰く、ユネスコの世界遺産候補にも挙がっているとのこと。この状況なので登録されうるのか不明ですが、稀有な場所ですし、チャンスがある方はぜひ。
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