図には赤とグレーの2本のラインがありますが、実際に2本のパイプラインが走っています。少し切れていてすみません、左下の赤とグレーのラインの始まりが、この部屋の中にあるカプセルをセットして送り出す位置です。そして2本のラインそれぞれが、3桁の数字で表示されたアドレスの配送先につながっています。
実演してもらいました。
実演してもらいました。
カプセルに書籍の請求用紙を入れます。1つのカプセルに8枚ほど入れられるとのこと。
ここからカプセルを発送します。ライン1と2があり、その上のボタンを押して行き先を指定します。「355」というのがこの機材のアドレスです。
ここからカプセルを発送します。ライン1と2があり、その上のボタンを押して行き先を指定します。「355」というのがこの機材のアドレスです。
今回はデモンストレーションのため、左側の機材を使い、すぐに戻ってくるように、「355」を指定します(写真でも、「355」のボタンが押されています)。開口部に入れるとすぽっと吸い込まれ、パイプラを通るカランカランという音が聞こえてきましたが、しばらくすると同じラインを通じてここに落ちてきました。
これはカプセルの位置を表示するコントロールパネル。詰まりなど、不具合があった場合もここに表示されます。
カプセルはこの部屋から発送され、使用後に配送先のアドレスからまたここに発送されて戻ってきます。
これはカプセルの位置を表示するコントロールパネル。詰まりなど、不具合があった場合もここに表示されます。
カプセルはこの部屋から発送され、使用後に配送先のアドレスからまたここに発送されて戻ってきます。
あるとき、この装置を利用して、誰かがチョコレート菓子をカプセルに入れたそうです。しかし、パイプラインの途中でこの菓子が爆発して大惨事になったとのこと。それ以降、二度と菓子を入れる人はいないそうです。図書館ではいまだに語り継がれている逸話なんだとか。
この気送管郵便、電子メールのなかった時代のスピーディーな連絡手段です。今は段階的にコンピューターによるシステムに置き換えられているので、この気送管郵便を担当しているスタッフも今いる人たちで最後の世代だそうです。現役で使われているのを見られるのも残りわずかかもしれません。
しかしまあ、レーニン図書館でこんなのが使われていたというのは、いい知識を得ました。
しかしまあ、レーニン図書館でこんなのが使われていたというのは、いい知識を得ました。
続きます!
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