2023年8月8日火曜日

レーニン図書館のバックヤードに行ってみた③ 書庫と閲覧室


遂に、書庫の中へやってきました。



雑誌など薄い出版物は数冊をまとめて表紙をつけて保管されています。

この本を閲覧室まで届けているのがこれ。
ドイツのメーカーのシステムだそうです。

レールに乗ってくるボックスに書籍を入れて運び出します。
 
続いて、本の届け先である、閲覧室の方へ向かいます。

目録を保管している部屋を抜けます。

やっと一般の来館者のいるホールに出ました。
 
「秘密の部分」の見学が終わってしまいちょっと残念。


現在、一部改修工事中でした。この図書館の建物内で最も有名であろう正面階段はここです。

ほかの閲覧室も、利用者の邪魔にならないように静かに見学。


どの閲覧室も内装が凝っていて、雰囲気があります。
 
ガイド氏曰く、ソ連時代、多くの人々は風呂場やトイレを共有し10人ほどが暮らす共同住宅「コムナルカ」に住んでいました。そのため家族ですらない他人も居住する過密住宅では、自分一人で利用できる部屋を持つことは夢のまた夢でした。そこで図書館の閲覧室は、書斎のような重厚な美しい内装になったそうです。来館者はここに来れば静かで広い空間で集中して本を読み、研究に没頭することができました。

ここで、さっき裏で見てきた気送管郵便を発見。
あのカプセルがたくさん並んでいます。


窓の向こうに開けるクレムリンの眺望。

研究者でなければ利用者として来る機会はなかなかないかもしれませんが、見学は誰でもできます。一見の価値ありですので、よろしければぜひ。

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