2023年7月11日火曜日

ドーハでのトランジットツアー

 
2022年にFIFAワールドカップが開催されたドーハですが、カタール航空がモスクワからフライトを出しているため、ロシアから世界への旅客移動の窓の一つとなっています。今回、仕事でここを経由するフライトを利用したのですが、10時間ほどの乗り継ぎ時間でトランジットツアーに参加してきましたので、ご紹介します。



カタール航空の紹介は以下のウェブサイトから閲覧できます。トランジットの時間によって、シティツアー、砂漠ツアー、空港内ツアーなどいくつか選べます。
https://www.qatarairways.com/ja-jp/offers/transit-tours.html#terms-and-conditions

僕はシティツアー「TRANSIT EXCLUSIVE - DISCOVER DOHA」を選択しました。
2023年7月現在、スケジュールは以下の通りです。時期によって変動があるようなのでご注意を。
スタート時間:7:00 (6~8月)、08:00、11:00、13:00(9~5月)、15:00 、16:00、18:00、19:00、20:00、21:30
所要時間:3時間
最短の乗り継ぎ所要時間:8時間
集合時間:スタート時間の2時間前
集合場所:ハマド国際航空のDiscover Qatarデスク

Discover Qatarデスクで直接申し込み可能。到着の2日前までなら以下のウェブサイトで予約・支払できます。
https://www.discoverqatar.qa/transit-exclusive-discover-doha/?utm_source=qr&utm_medium=website&utm_campaign=transit-tours&utm_content=transit-tour-landing-page-pod
参加料金:99QAR
僕が参加したときのレートで、3800円くらいでした。かつては無料だったようですし、絶賛円安のため総体的にさらに高くなったものの、効率よく回れますし、炎天下を極力歩かなくていいので参加する価値はあるかと思います。

上のウェブサイトで日付・参加時刻を選択して順次登録し、支払いまで済ませると、確認メールが届きます。当日はこれを持ってツアーデスクへ向かいます。

トランジットツアーのデスクはトランジットゾーンにあります。先人の皆さんがブログでよく書いていますが、入国ゲートをくぐってはいけません。降機して「トランジット」という表示に従って進むと、保安検査場を通ることになります。機内でもらった水のペットボトルなど液体物はここで処分。ここを通過してすぐのエスカレーターを降りると、ハマド国際空港のシンボル的な巨大なクマのオブジェがあるスペースに出ます。


 
そこから少し直進すると以下の写真のようなツアーデスクが右手に見えてきます。よく分からない場合は、エスカレーター下にカタール航空の制服を着たスタッフが立っていますし、そばには空港のインフォメーションデスクがあるので、聞けば教えてもらえます。


 
僕は申し込んだスタート時間の1時間半前ごろにツアーデスクに到着しましたが、その時点でその場で申し込んでいるお客さんが数人いました。僕は予約済みのメールを出すと、係員が僕の氏名が記入されたバウチャーをくれました。これはツアーが終わるまでなくさずに保管します。余裕をもって集合場所に着いたので、水を確保しておこうと思い、何時までにここに戻ればいいか尋ねたところ、「今もう集合しないといけません」とのこと。つまり、トランジットツアーとはいえ物理的に入国するわけなので、これから集団で入国審査へ向かうのです。ここで幾分かの時間がかかります。とはいえ、外気温は40度なので、水だけは近くのカフェで急いで購入しました。日本のカード様様です。ロシアのカードは使用できません。
一般の入国者と同じ列に並ぶので、ここで少し時間がかかります。ビジネスクラスの旅客は別のレーンがあり、そちらに案内されるので、早く通過できると思われます。パスポートコントロールのあとで再び集合します。

スタート時間に確実に間に合うよう、余裕をもって集合しているので、ここでもバスが来るのを少し待ちます。大型バスが来ると再び案内され、バウチャーを見せて乗車します。中は自由席で、僕が参加したときはかなり空席があり、選び放題でした。


 
途中で見えてきたスタジアム。2022年にFIFAワールドカップを開催したときの「2022」という看板もこの先の道に残っていました。



この建物、デザート・ローズの形です。奇抜だ・・・


 
最初の停車位置はイスラム美術館です。ここでは10分で外観の写真を撮影するのみです。デーツの並木道の奥が美術館です。



中国系アメリカ人が設計したとのこと。建物はムスリムの女性が目だけ出る民族衣装を着たときのように、上の二つの窓が人の目に見えるようになっているのだとか。

かなりの暑さなので、撮影が終了すると全員がバスに駆け込みました。体調が悪かったり、外に出たくないという人は、いつでもバスで休んでいていいと言われますし、車内で水のペットボトルも何本でももらえます。

次の撮影ポイントへ移動します。先ほどの美術館の向こう側にあるニュー・ドーハへ。ガラス張り、鏡張りのタワーが立ち並びます。省庁や世界チェーンのホテル、ショッピングモールなどがあります。



次の撮影ポイントに到着しました。今度はカタラ文化村(Katara Cultural Village)です。



ここはモスク。カタールというよりも、トルコのスタイルでブルーのタイルの装飾が施されています。僕たちは見学できませんでしたが、できたという話も聞くので、タイミング次第でしょうか。



古代の円形劇場を再現したものがありました。冬季のみ使用しているそうです。この暑さですし、中には日光を遮るものがないので、やむを得ず。



敷地内にはレストランやショッピングを楽しめる一角もあります。夜の方が人出が多いとのこと。



ここも散策と撮影のみ済ませて、急いでバスへ。
次に、本来のコースにはないのですが、時間に余裕があったので、ラクダファーム(?)へ。



この奥にもたくさんのラクダがいました。近寄るとみんな一斉にこちらを見てきます。驚かせてすまぬ。



最後の停車場所は町中にある市場、スーク・ワキーフです。



スパイス、衣料、お土産など何でもそろいます。ここはスパイスの店。香ばしい香りが路上にまで漂っています。



迷路のように通路が続いています。



アラブコーヒーなど飲もうと探しながらしばらく散策します。




この巨大な親指はこのスークのシンボルだそうです。



バスに戻る途中、別の道に入っていくと、鳥のコーナーに出ました。鶏、鳩、インコなどと飼育用品を扱う店がたくさん並んでおります。中にはウサギを置いている店も。




外気温は40℃。あまりの暑さに、コーヒーのつもりが、アイスクリームを買っていました。これはマンゴーとピスタチオで10QAR(389円)也。スークは店によるのかもしれませんが、カード払いできたので、空港で両替する必要は必ずしもありませんでした。



ここから空港へ戻ります。合計3時間の観光でした。空港では再び入国審査のパスポートコントロールを通り、トランジットゾーンへ。あっという間でしたが、いい観光となりました。乗り継ぎ時間の活用にいかがでしょうか。

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