2021年6月6日日曜日

新型二階建て客車

 ロシア国鉄の報道部から、新型二階建て長距離列車用客車が紹介されていました。

 飲み物やパン等の自販機。



 分類出来るゴミ箱。

 オンボロ車両がどんどん淘汰されていく。ロシアの鉄道は変化、動きが速い気がします。




2021年6月5日土曜日

アルタイへの旅(実践編2) 驚異のアルタイ・ツアー前編


 現地でお世話になったツアー会社に、滞在期間が短い中、できるだけたくさんアルタイを見たいと相談しました。すると、カトゥニ川を南下しモンゴルやカザフスタン方面に片道400キロを移動するプランを勧められました。走行距離800キロ。朝8:00に出発し、夜23:00に帰ってくるコースです。その名も「驚異のアルタイ」。

https://altay-tours.ru/tour/excursions/amazing-altai-800/


 こんなルートです。


 


 地図ではゴルノ・アルタイスクから表示しましたが、このツアー会社は同市からは出発せず、カトゥニ川沿いのアヤАя/Aya、カトゥニКатунь/Katun'、マンジェロクМанжерок/Manzherokのホテルで客を拾います。僕もアヤで拾ってもらいました。 




この日のルートは主に連邦道路256号線なので舗装されていましたが、両サイドは動物の楽園です。




 

この高さ、伝わるでしょうか。

セミンスキー峠。手前の木の枝にはシャーマニズム信仰で願い事を込めたリボンが結ばれています。




 観光客の来る名所には、時折こんなふうに土産屋や屋台が並んでいます。こういった場所にはトイレもあります。とにかく行程が長いので、間食やトイレは計画的に済ますようガイド氏から何度も注意がありましたが、行ってみると本当にその通り。休憩所はほとんどないのでした。間食についても、朝8:00に出発したあと、昼食のとれるカフェに行きつくのは16:00なので、ここでピロシキやチェブレク、飲料水を調達しました。トイレは有料で、場所により15~40R程度でした。

 


 マラル鹿の肉加工製品。この辺りにはマラル牧場があり、繁殖に力を入れているのですが、その肉をこのように加工して販売しています。燻製や干し肉、塩漬けなどが500R前後で手に入ります。マラル製品は肉だけではありません。毎年生え変わる角を加工した彫り物や、角を添加した薬草酒やハーブティーなんてものも。


木工芸品、とても温かいらしいラクダの毛織物など。




再び移動します。移動中、マラル牧場の横を通りました。どこかにマラルがいるんじゃないかと探しましたが、ここでは出現しませんでした。



突然停車したのでどうしたのかと思ったら、馬の群れが横断していきました。







 ようやくたどり着いた古代の石碑。表面にはうっすらと彫刻された模様が見えます。左の高い石碑は男性、右側は女性、中央の低いものは子供を表現しているという説があるとのこと。ちなみに、中央手前の石碑だけ台の上に載っていますが、放牧中の家畜が背中がかゆくなると石碑に体をこすりつけるので、倒れてしまったんだそうです。そのためコンクリートの台に固定されました。よく見ると、左右の背の高い石碑は、中央付近が茶色く変色しています。数千年にわたり、無数の動物が背中をこすったに違いありません。

 次回は古墳についてもう少々詳細に触れます。

2021年6月2日水曜日

アルタイへの旅(実践編1) テレツコエ湖

仕事を片付け、週末を迎えました。この日は朝からテレツコエ湖Телецкое озероへ。



 テレツコエ湖はロシアでバイカル湖に次ぐ面積を有する湖です。ユネスコの世界遺産に登録されたアルタイの黄金山地に含まれ、その一部は一般の人々は立ち入り禁止の保護区域になっています。



 このミニバスで出発です。途中までは舗装道路だったのですが、途中から砂利道。がたがたと進みました。



 山と草原が続きます。



 時々こんなふうに村があります。
 アルタイ地方はアルタイ人やカザフ人といった先住民のほか、17世紀にロシア正教主流派から分離し迫害された古儀式派のロシア人が移住してきました。ツアー会社の人曰く、この辺りに昔から住んでいるロシア人からは「うちは先祖代々古儀式派だ」とか、「祖父は古儀式派で若いころは大変だった」といった話を聞くし、古儀式派の人々によって開かれた村がいくつもあるとのことです。しかしロシア人同士でも、地元住民の方々や村の外観からは、古儀式派かどうかは分からないんだそうです。



 アルティバシАртыбаш/Artybashでボートに乗り換え。僕が乗船したのはホンダのモーターボート。



 こちらのライフジャケット君、日本からここまで、はるばるやってきたようです。いや、ボートと一緒に日本から来たのかな。





 2か所ほど下船することができました。



 この日は、朝は肌寒かったものの、日中は温かでした。あちこちに野草が花を咲かせています。このほかにもカタクリのようなピンクの花や、タンポポに似た黄色い花も。
 



 一方、まだ雪が残っている場所もあり。



 湖の水はこの透明度です。



 マラリニクмаральник(リンクはWiki)呼ばれる、ツツジの一種が咲いていました。もう少しで花見ができそう。



 2か所目に下船したところにはトイレがありますし、軽食屋が並んでいてピロシキやブリヌイ、地元のお酒などを購入できました。小腹が空いたらここがチャンスです。湖のほとりの石に腰掛けて軽食休憩。僕は湖で採れる魚の入ったチェブレク(揚げパン)を食べました。あっさり薄味でした。



 再び乗船して、今度は水上からしか見られない名所ポイントを巡ります。

 その後 アルティバシに戻り、下船後に近くの食堂で遅い昼食をとりました。メニューはスタンダードなロシア料理がそろっていて種類は結構多いのですが、時間的に売り切れの料理もありました。アルタイにしかない料理というのはなさそう。



 しかし、ラグマンを頼んだら麺がスパゲティだったのには驚愕。
 


 あとはこのまま宿まで帰ります。途中、車窓から、太陽の周りに虹のような輪が浮かんでいるのが見えました。ガラス越しで色がだいぶ飛んでしまっていますが、これはもしや、ブロッケン現象というやつでしょうか。
 
 宿に帰るとあっという間に意識が飛びました。明日はさらに長丁場。(続く)

2021年5月31日月曜日

モスクワ東駅の供用開始

  モスクワの新駅、東駅が供用開始となりました。

 報道によると、モスクワを南北から経由する列車について、クルスク駅を通らずに済ませるというのが大目的のようですね。メトロ赤線やМЦКの駅とつながっているので、便利な感じはしますね。
 ただ、こうなるとクルスク駅の地位が低下するような、そんな気もします。といっても、東駅はホーム数も少なく(駅の西側に土地があるので、もう1-2本くらいホームを作れそう)、当分はうまく棲み分けできそうですね。

2021年5月30日日曜日

クリミア報告3(最終回)

クリミアКрым報告の最終回です。今回も報告からの伝聞記事なので、読みづらいですが、ご海容を賜りたく思います。 

〇現地ツアーについて
 街中のいたるところにエクスカーションのブースがあるが、シーズン中しかやっていないらしい。4月は全部シャッターが下りていたとのこと。逆にシーズン中ならいつでもツアーを予約でき、種類も豊富みたいです。



 とは言え、オフシーズンでも現地旅行会社はツアーをやっているので、ネットで見つけて予約し、一人ではアクセスしにくい洞窟ツアーに参加できたとのこと。ムラモルナヤ・ペシェラМраморная пещера、クラスナヤ・ペシェラКрасная пещераなど、洞窟がいくつもあり、それを見てきたと報告を受けました。写真はクラスナヤ・ペシェラ。こうや君は行ったことがないのですが・・・美しいですねえ。



〇バフチサライではガイドの偽情報に注意
 バフチサライにはプーシキンが書いた「バフチサライの泉」の舞台があり(ハンの宮殿Ханский дворец)、その先の山頂にチュフト・カレЧуфут-Калеという洞窟都市があるらしい。5~6世紀にビザンツ帝国の要塞として生じたものらしい。A氏は訪問日において、午後から1.ハン宮殿→2.聖ウスペンスキー修道院→3.チュフト・カレというルートを考えていたとのこと。調べてみました。緑線がバス、青点線が徒歩のルートです。


 それでハンの宮殿に14:00に着いたところ、ガイドツアーに混ぜられ(一人で自由には見学できなかったとのこと)たとのこと。
バフチサライの泉とプーシキン


 見学が14:30に終わった時点でガイドは「チュフト・カレは15:00までだから、皆さんは間に合わないと思いますが…」と言われたそうです。しかし、A氏はここで思い出したらしい。今年2月の口コミで、「チュフト・カレの営業時間について、ガイドが実際と異なる情報を流している。閉まっていると言うが、本当は開いているから信じてはいけない」とあったことを。それでダメもとで山を登ることにし、15:40くらいにやっとたどり着くと、チュフト・カレの入り口には17:00までと書いてあり、入れたとのこと。
チュフト・カレ


ちなみに足元を見るのが怖い高さだったが、絶景でもあったとのこと。
 この下から登ってきたとのこと。



〇その他
ハンの宮殿だけでなく、マサンドラ宮殿(皇帝一家が滞在したヤルタの城)、リヴァディア宮殿(ヤルタ会談の会場)、ヴォロンツォフ宮殿(チャーチルが宿泊)、チェーホフの家博物館(結核療養のためにヤルタに作家が建てた)とも、なぜか勝手に見学できず、ガイドと一緒に見学ツアーとなってしまったらしい。

ヴォロンツォフ宮殿




 セヴァストポリの世界遺産「ケルソネソス・タウリケの古代都市とその農業領域」。聖ヴォロディームィル大聖堂と都市遺構。

 話を聞くと、やはりクリミアは一度行かなければならないと思うのですが、行っていいものかどうか。行っている日本人の話も聞くけどねえ。
 

2021年5月28日金曜日

ロシアの食堂車に黄昏の時間が到来か

 食堂について、大幅削減の計画があるとの報道がありました。
 かつての日本でも同じでしたが、食堂車での食事は「高価」であり、それゆえ、フィルメンヌィ列車や観光列車を除き、別の形で乗客には食事が提供されるべきであるという考えがあるとのこと。既に出来上がった食事を提供するとか、スマートフォンで予約して、自分の客席で食べるとか、持ち込んだ物を温めることが出来るようにするとか、個人的には明確なイメージがわかない代替案が挙げられています。
 まあ、食堂車は場所もとるので、多くの列車には不要なのかも知れませんが、日本での減少過程を思い出すとき、なんだか、ロシアの食堂車にも黄昏の時期が来ているような気がしてなりません。
(写真は記事を載せていたコムソモリスカヤ・プラウダから。)


2021年5月26日水曜日

春のクリミア2 シンフェローポリとアルシタ

 部下にして友人のロシア人の旅行記の聞き取りとそれを参考にした記事づくりで時間がかかりました(本記事はこうや君が自らは行きにくいクリミアКрымの話です。伝聞をまとめたので読みにくく、先に謝っておきます。)。

 市内のバスやトロリー、マルシルートカは町によって19~22R(カード払いだと3Rほど安くなる、車内のリーダーにカードをかざすだけとのこと)で、公共交通機関は安かったとのこと。1.5~2時間かかるシンフェロポリСимферополь→アルシタАлуштаで115Rだとのこと。しかし山がちな地形だったり道が細かったりで、やはりトロリーはのろいようです。同じ道を通るならバスの方が早く、車だともっと早いとのこと。例えばマサンドラ宮殿からチェーホフの家博物館まで、バスだと1時間近くかかるけれども、タクシーだと15分という差らしい。同じく、地図上で徒歩で15分と書いてあっても急な登り坂だったりして、実際にはもっとかかったとのこと。

 

以下、彼からもらった写真にコメントを付けています。


シンフェロポリ鉄道駅




 時計塔に向かって右側の様子。写真左手がトロリーバスの切符売り場、右手の茶色い建物がバスターミナルで、都市間バスのチケットはここで買うのだそうです。



 

頼んでおいたシンフェロポリ発の近郊列車時刻表


 

近郊列車。シンフェロポリ→エフパトリヤ行き。これってウクライナの車両っぽいのですが。




ヴォロンツォフ宮殿のあるアルプカАлупкаのローカルバス。このバスはウクライナものでしょう。


 

アルシタのバスターミナル。




アルシタのバスターミナルにあったバス路線図だそうです。



 

セヴァストポリのローカルバスのバス停。



これも頼んでおいたもの。セヴァストポリの鉄道時刻表。撮ってきてくれてありがとう!



8月のガソリンスタンド

  製油所攻撃によりモスクワでもガソリン不足が報じられています。今のところ、入荷し営業しているガソリンスタンドの数を絞って対応しているようです。今回ご紹介するのは 8 月にモスクワ郊外に出かけたときの様子。このガスプロムネフチは比較的列が短いと思いきや、油種が 2 つしか残ってい...