2025年7月24日木曜日

アゼルバイジャン、外国人に対しナゴルノ・カラバフへの入域を許可

以下のアゼルバイジャン・デジタル開発運輸省の発表によると、723日から外国人に対し、占領から解放された地域(ナゴルノ・カラバフ)への入域許可を出すとのこと。

https://mincom.gov.az/ru/media-ru/novosti/sovmestnoe-soobshhenie-ministerstva-cifrovogo-razvitiia-i-transporta-i-gosudarstvennogo-agentstva-po-turizmu7

 

●訪問が可能となるのはシュシャ(Шуша/ Şuşa/Shusha、ラチン(Лачин/ Laçın/ Lachin)、アグダム(Агдам/ Ağdam/Aghdam)、フュズリ(Физули/ Füzuli / Fuzuli)、ホジャリ(Ходжалы/ Xocalı/ Khojaly)、ハンケンディ(Ханкенди/XankəndiKhankendi アルメニア語だとステパナケルトСтепанакерт/ Ստեփանակերտ/Stepanakert)

 

 

 

●個人の交通機関、許可を得た場合は団体旅行で渡航可能。

 

●アゼルバイジャンに90日間滞在する外国人、同国の一時対座許可又は恒常的居住許可を有する外国人が対象。

 

●マイカーで訪問する場合はポータルサイト«Yolumuz Qarabağa» (www.yolumuzqarabaga.az)で許可を取得可能。サイトは英語・ロシア語。

運転手は同サイトで地雷安全対策を含む渡航ルールを確認すること。ホテル情報あり。

 

●団体旅行の場合、団体ツアーは旅行事業者として旅行登録簿に登記された旅行会社によって組織されたものであること。

 

●上記区域に位置するホテルを予約した外国人はこれら地域への入域許可を取得できる。

 

●入域許可は5日間有効。

2025年7月20日日曜日

イワン・クパーラ

 ロシアや東欧にかけて夏至の頃に祝われる、イワン・クパーラ(イヴァン・クパーラ)Иван Купала/Ivan Kupalaという祭日があります。キリスト教需要以前の夏至祭と、キリスト教の洗礼者ヨハネ(イオアン)の日が合体してイワン・クパーラと呼ばれるようになったらしい。

 

 伝統的には、花輪を編んで水に流すとか、焚火を飛び越えるとか、夏至の晩だけ咲くシダの花を探しに行くとか(見つけられた人はいないのだろうけれど)、この日にやることがあるとのこと。

 

 僕が知っているだけでも、モスクワ近郊の森でこの日に合わせていくつかイベントが開かれています。今回知人が行くというので、便乗させてもらうことにしました。今回は写真多めでご紹介します。

 


しばらく未舗装路を進み、開催される村を目指します。

相当歩いたような気がしますが、やっと到着。すでに焚火が燃えていました。


祭りを主宰した村の人がイワン・クパーラについて説明。夏至は623日頃で、昔はこの日に祝われていましたが、洗礼者ヨハネの日と合体させたことで、今では77日に祝われているとのこと。


民族衣装を着て参加する人たちもいます。若い女性だと白っぽいワンピース姿の人も多かったのですが、水の妖精ルサルカのようです。ちょっと怖い。


草を編んで花輪を作り、頭に乗せます。


焚火を囲んで民謡を歌ったり、輪になって踊ったり。








この大きな焚火を取り囲むように小さい焚火がいくつもおこしてあり、若者たちが次々と飛び越えていきます。





最後に、近くの川に行き、花輪を水に浮かべ、中心に蠟燭を置いて流します。

元々は、未婚女性が花輪を流し、沈まなければ伴侶に出会えるという占いでした。


日本の灯篭流しのようです。

 

7月とはいえ、夜間はだいぶ冷え込み、吐く息が白くなりました。日の出の頃に祭りは終了。一晩だけ別世界のようでした。現実の世界に帰ってひと眠りします。


2025年7月17日木曜日

直接排出式の鉄道車両トイレの廃止

ウェブ記事(ТВ Центр)から小ネタ。

未だに数両残っている線路上に直接汚物を廃棄するタイプの車両が全廃されるとのこと。それに伴い、駅などでのトイレ使用禁止もなくなる模様。ありがたい話です。



2025年7月16日水曜日

旅は道連れ

詳しくは明かせないのですが、ある日の鉄道にて。こんなお隣さんに出会いました。



 この日の車掌はどうやら猫好きらしく、「ずっとケージの中ではつらいでしょう。遠くに行かないように見張っていれば、出してあげていいですよ」と。しかもシーツを特別に貸し出してくれるという厚遇。猫を連れていた子供たちも嬉しそうでした。

2025年7月12日土曜日

ヴィンテージショップ「Vintage 1964」

蚤の市・ヴィンテージショップ巡りシリーズ。今回の店は、モスクワ中央環状線(МЦК)ゾルゲЗорге/Zorge駅と地下鉄オクチャブリスコエ・ポーレОктябрьское Поле/Oktyabr'skoe Pole駅の間にあります。

 

Vintage 1964

営業時間:平日09:00-19:00 土日10:00-19:00

所在地:Marshala Biryuzova Street, 4к1

vintage-1964.ru


入口はここ。Сделано в СССР(メイド・インUSSR)の赤い看板が掛かっています。

中に入ると所狭しと物が置いてあります。リュックサックなど大荷物は持ってこない方が邪魔にならずよさそう。

狭いですが、この右手の棚とテーブルの間に狭い通路があり、奥まで進入できます。


大量のレコード。奥の部屋に入ると、さらに物が積み重なっています。



これほど並ぶと壮観。地震がないからできるものの、どこに何があるか探すのも一仕事。



合金製のカトラリーたくさん。

こちらも大量の置物。


本の隣にかばんたくさん。その対岸には服がたくさん。


通路中ごろに気になるお方が。



サモワール。手前の銀色のものは、内部に煙突があるのではなく、下から加熱するタイプらしい。初めて見ました。


なんだか物が溢れすぎていて圧倒されてばかりでしたが、じっくり探したら掘り出し物が見つかりそうな。本やレコード、ガラスの食器が特に多いですね。ディープなソ連グッズの好きな方は一見の価値あり。



2025年7月9日水曜日

ポーランドからリヴィウまで、ヨーロッパ軌道での鉄道建設

 ウクライナ鉄道頁より。EUが7600万ユーロを鉄道建設のための出すとのこと。リヴィウから改軌せずにクラクフ・ワルシャワまで行けそうですね。


2025年7月8日火曜日

ベロゼルスクへの旅(実践編)その3

 

同じクレムリンの中に、現地の昔の暮らしを紹介するミュージアムあり。


中では民族衣装に身を包んだスタッフの皆さんがご案内。




この日はスタッフによる案内だけでなく、この地方独特の方言クイズをしたり、円陣を組んで民謡を歌って踊ってみたりという体験付きでした。外国人にはちとハードル高し。

 



そこからさらにもう一か所。ここは湖のほとりなので、ボートは昔から必需品。昔からの手法で木の船を作る職人の工房が公開されています。

この地域で使用されていた船。丸木舟から大型の木造船まで、いろいろなタイプがあります。座らせてもらいましたが、丸木舟が転覆しないように乗り込むにはコツが要る。


案内してくれた職人氏から、子供の頃、近くの村のお爺さんが船を作っていた話なども聞く。


巨大な洗濯ばさみのようなピンチで挟み込んで固定。昔はこうやって作っていたのか。


船以外にも、ここの職人氏の製作した数多くの工芸品が置いてありました。馬をかたどった置物多数。



この町を去る前に、ベロエ湖へ。砂浜が広がっていて、海のようです。




その後、2時間かけてヴォログダに戻りました。とっぷり日も暮れました。

2025年7月4日金曜日

ベロゼルスクへの旅(実践編2)

続きです。

橋を渡ってクレムリンに入ります。

 



ガイド氏が見せてくれた、ロシアを開いたリューリク三兄弟。左からシネウスがベロゼロ、リューリクがノヴゴロド、トルヴォルがイズヴォルスクに居住したと、年代記には書かれているので、それを描いたものです。伝説なんだろうけどねえ。

クレムリンを俯瞰した写真。上の大きな道路が橋です。写真内の建物は、すべてではありませんが、一部中に入って見学可能です。この日は中央部分にある白く玉ねぎ型の屋根が着いた教会と、その隣の現在博物館になっている建物のみ入場できました。


外周は歩けるようになっています。



なるほど、砦です。土塁と堀。


奥の白い教会、スパソ・プレオブラジェニヤ寺院Собор Спасо-Преображенияに入ります。1692年建立。中は修復が進んでいます。




昼食をはさんで、続きます。

アゼルバイジャン、外国人に対しナゴルノ・カラバフへの入域を許可

以下のアゼルバイジャン・デジタル開発運輸省の発表によると、 7 月 23 日から外国人に対し、占領から解放された地域(ナゴルノ・カラバフ)への入域許可を出すとのこと。 https://mincom.gov.az/ru/media-ru/novosti/sovmestnoe-soo...