大統領官邸「カスル・アル・ワタン Qasr Al Watan」は実際に公務に使用されている施設で、2019年3月から一般公開が始まった比較的新しい観光名所だとのこと。これもアラビアンナイトに出てきそうな豪華絢爛な宮殿です。国賓を受け入れたり、アラブ首長国連邦の最高決定機関である連邦最高評議会を開催したりしている場所が一般公開されているなら、チャンスがあるなら見てみたい。というわけで、次はここへ向かいます。
公式ウェブサイト:https://www.qasralwatan.ae/
営業時間:毎日11:00~18:45、同施設を利用する催し物がある日は閉館
入場料:65AED
タクシーはビジターセンター前に停車します。まずはここでチケットを購入。ウェブサイトでも購入可能です。
購入すると、流れで別の出口へと案内されます。そこからバスに乗って官邸へ移動します。
ある程度の人数が集まると出発します。次の停車場はこちら。
広い庭はびっしりとモザイクが敷き詰められていて美しい。
ここから中に入ります。扉に近づくと、ブラックスーツを着たスタッフが中から開いてくれます。
入ると、一気にこんな光景が広がります。
この大ホールの右手にあるゴールドのオブジェの前では、プロのカメラマンに撮影してもらうサービスをやっています。
ホールの外周にはいくつか見学できる部屋があります。
ここは会議室。
別の部屋は古い時代の文化を紹介するコーナーで、イスラム圏で発展した天文学、古楽器、アラビアンナイトなどの展示が見られます。
ここには5万冊以上の蔵書がある図書館もあります。
こちらはバンケットホール。
この国を訪問した国賓からの数々のプレゼントも展示されています。それがこちら。
日本の甲冑まであります。目立ちますが、意外と違和感なく収まっているのは、部屋全体の色調がゴールドだからでしょうか。
写真はありませんが、この国を訪問したVIPの画像も紹介されていました。
ここはUAEの最高決定機関である連邦最高評議会などが開かれる議場。
ところで、大ホールの隅の方にはこんなオブジェのような、パネルに囲まれたものがいくつか点在しています。黒い筐体には窓が開いていて、覗きこむことができます。
人が何人も入れるほどの面積の部屋全体が、万華鏡になっています。
ちなみにトイレ内もゴールド。
外に出たとたん、サウナ状態に。最初に乗ってきたバスでビジターセンターに戻ります。
カスル・アル・ワタン内にもカフェスペースがあるので休憩できますが、時間があるなら近くに「エミレーツ・パレス・マンダリン・ホテル」のカフェはどうでしょうか。金箔入りコーヒーを提供しています。
僕はこのまま中央バスターミナルへ。
プラットフォームにアブダビードバイの時刻表が貼ってありました。20分に1本あるはずですが、どうみても20分以上待ってからやっと運転手がやってきました。もしかして、流れで「なるようになるさ」という精神の土地柄なんでしょうか。ある程度時間に余裕をもって動いた方がよさそうです。
写真の奥がアル・グバイバ行き、手前がイブン・バットゥータ行きです。
復路も2時間弱でイブン・バットゥータ駅に到着しました。よい日帰りの旅になりました。
おまけ。
水分補給のためにスーパーに駆け込んだところ、大量のポカリスエットが。
さてと、現実に戻って仕事をして涼しい国に戻ります。