2022年1月28日金曜日

ノーヴィー・エルサレムへの旅2


 1656年にニコン総主教がモスクワ郊外にパレスチナを建設するよう指示して作られました。そのため、ゲッセマネの園とかダビデの家といった地名があります。

 バスを降りたら修道院の門(鐘楼つき)が見えますのでそちらに。


 こちらが修道院とその周辺全体図。


 門の向こうに大きな金の丸屋根の復活大聖堂Собор воскресения Господня、その手前が地下墓地Некрополь。復活聖堂の奥の方の屋根部分は四段重ねくらいのケーキに見えます。



 ちなみに、こちらはウィキペディアにあった改修工事前の写真。確かにはるか昔見に来たときはこんなふうにだいぶ古かったような。(写真はWikipediaより)


 この日は雪でしたが、何人もの来訪者が見学していました。ガイド付きのエクスカーションを頼むこともできるし、自由に見学することも可能。



 いまくぐってきた門。この塔の横に階段があり、修道院を囲う壁の上に設置された通路をぐるりと回ることができる。



 まずは反時計回りで。



 背後から見た復活大聖堂。「ケーキ」が見えますね。


 因みに、半周ほどしたところで通行が遮断されていました。門まで戻って地上に降ります。



 もう一度。壁の上から見た大聖堂。灰色の空の下でも鮮やかです。ほかの季節で晴れている日ならさらに美しいことでしょう。

 さて、続いては大聖堂の中を見学します。この日は風も強く、地上の壁から離れた何もないところを歩いているととんでもなく寒かったので、早急に避難。いや転進。



 外壁の一部。グリーンのタイルが美しい。



 入り口はいくつかあり、近い適当なところから入ってみます。



 初めて入った「ケーキ」の中。へえ、こうなっていたのか。

 聖堂中は2階と地下にも見学できる部屋があります。

 ここは2階部分。


 このほか地下1階には聖水を汲める場所があります。ボトルも40Rで販売しているので、持参しなくても大丈夫です。数本持ち帰る方々とすれ違いました。



 見学しているとあっという間に昼時に。修道院にはトラペズナヤ(食堂)Трапезнаяのほかに、ヴァレーニチナヤ(ヴァレーニキ屋)Вареничнаяというのもあり、敷地内のいたるところに表示があったので、僕はこちらに入ってみることにしました。復活大聖堂の真裏に渡り廊下があり、その下にブリンナヤ(ブリヌイ屋)Блиннаяがあり、その裏手にヴァレーニチナヤがあります。



 こちらがブリヌイ屋。

 ヴァレーニキとは小麦粉の生地に野菜や果物などさまざまな具を包んで茹でた料理。メニューには数種類の具があり、ジャガイモ、ジャガイモ+キノコ、キャベツ、サワーチェリーなどから選べる。ウクライナでやたら食べたのですが、ロシアでは久々。挽肉の入ったペリメニもあります。僕はジャガイモ+キノコを選択。それからハチミツにスパイスやハーブを混ぜた温かい飲み物、ズビーチェニを頼みました。これで240R



 写真で見ると少量ですが、食べても食べても皿の底が見えず。温かくてうまくて満腹。

 

 外に出ると、再び吹雪いてきました。ひどくならないうちにモスクワへ帰ろう。

 再びバスでイストラ駅へ。


 バスが到着して程なく列車も来ました。

 半日程度で気軽に行けるので、今度は雪のない季節に訪れてみたい。


 モスクワから電車でこの修道院までの一日旅行を紹介するYoutubeビデオを発見。






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